演奏会だより

赤ちゃん同窓会でのミニコンサート
 2003年5月10日(土)

赤ちゃん同窓会でのミニコンサートの依頼も、今回で3回目となりました。いつも波乱万丈の赤ちゃん同窓会、今回はどうなったのでしょうか?土曜日の午後、職場の大講堂に61組の赤ちゃんとお父さん、お母さんが集まりました。

いつもと同様、保育士による手遊びから始まり、全員の集合写真撮影、離乳食試食、スタッフによる相談会などを経て、14時半からの演奏開始となりました。これまでの教訓を生かし、子供や若いお父さん、お母さんに親しみやすい曲を取り上げました。

プログラム
 ・エーデルワイス
 ・いのちの名前(映画、千と千尋の神隠しより)
 ・みんなで歌おう!
   森のくまさん
   いぬのおまわりさん
 ・さんぽ(映画、となりのトトロより)
 ・アンコール(となりのトトロのテーマ)

今回は参加者が多く、会場には人が溢れていました。かつて、お産を頑張ったお母さんたちは、同じ病室だった人たちと当時の思い出を語りながら、大きくなった子供さんをお互いに見せ合っていました。まさに、“赤ちゃん同窓会”です。核家族化が進み、地域での触れ合いも少なくなっている現代社会では、お母さん方にとってなかなかこのような機会がないのが現状です。お母さん同士でおしゃべりするだけで解決するような単純な内容でも一人悩んでいたりすることもありますので、今日の集まりを通して同じ悩みを持つお母さん方が交流を深め、有意義な時間を過ごすことができれば関係者としても嬉しく思います。

当団では、直前にメンバーの中に病欠者が出たりして練習が不十分なままに臨む結果となってしまいましたが、プログラムは比較的易しい曲が多かったので何とか演奏しました。

エーデルワイスは簡単な曲のわりには響きがとても良いので、こうした会には相応しいと思います。いきなり難しい曲を弾いても受け入れ難いでしょうし、第一に弾く側にとっても緊張してしまいます。簡単な曲を最初に持ってくることで、私達も全く緊張せずに演奏しました。

次は映画、千と千尋の神隠しから「いのちの名前」です。独特な和声に彩られたとても美しい編曲だし、有名な映画の挿入歌なのでいいかな?と思って取り上げたのですが、結果は?????でした。このような場には、ちょっと上品すぎたようです。赤ちゃんを抱えた参加者の前で「微妙な和声の動きを表現したり」あるいは「pで丁寧に旋律を歌ったり」というのは、少なくとも今回は不向きでした。まばらな拍手で終了してしまいました。

次は、初めての試みとして“みんなで歌おう!”というコーナーを設けました。前回の同窓会でのアンケートで、「みんなで一緒に歌えたらいいな」という意見が出されていたので、これを受けての試みです。「森のくまさん」、「いぬのおまわりさん」という誰でも知っている2曲を取り上げました。配布したプログラムの中に歌詞カードを入れておきましたので、保育士が音頭を取る中、参加者みんなで一緒に歌いました。

最後は映画、となりのトトロから「さんぽ」です。この曲も、以前のアンケートで“演奏して欲しい曲”に上がっていました。この曲は若い方には非常に馴染みがあるんでしょうか?演奏前から口ずさんでいる人もいた程です。そして弾き始めると直ぐに手拍子が起こり、今回のプログラムの中では一番楽しんでいただけたようです。

最後にアンコールの求めに応じて、「となりのトトロ」を演奏し終了しました。赤ちゃん同窓会のミニコンサートは、今回で3回目の出演となりました。さて今回の雰囲気ですが、1回目の参加の時のように“子供が走り回る”といったことはなかったものの、2回目のように“みんなで静かに聴いてくださる”という感じでもなく、“ざわざわとした中での出し物の一つ”といった印象でした。

今回は初の試みとして、“みんなで歌おう”コーナーを作ったものの、参加者全員に楽しんでいただくのはなかなか難しかったように思いました。こうした、“いわゆる演奏会”ではなく、“催し物の一つ”としての演奏を求められる場合、どのように企画していくべきか、今後の課題として考えていきたいと思います。
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