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シート位置は若干前側に乗るようにする。
シートの乗車位置でも、操作性は変わってきます、 低速バランス走行の場合は若干前側に乗ると、ステアリングでのバランス調整がしやすくなります。 私の場合、低速バランスの時は若干前側に、スラローム、コーナリングの場合は若干後側に座るようにしています。)
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動力は常に半クラッチで後輪に伝える。
動力が伝わるとオートバイが垂直に立とうとします、動力を常に伝えるということは、安定性を保つための最大の武器となることを覚えておいてください。
ただし、ステップでバランスをとれる場合は、上記はあまり気にする必要はありません。
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スロットルはある程度一定の開度(アイドリングより若干高め)を保つようにする。
スロットル操作を、ブォンブォン!!という感じで行うと、よほど半クラッチを上手くやらない限り駆動力に乱れが生じてきます。 このようなストップ&ゴーの状態より、開き具合を一定に保ち、ジワーッと進むほうが乱れを生じずに安定して進むことが出来ます。
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視線は、一本橋の幅いっぱいを使えるよう結構近めを見ている。
上記は実際に一本橋に25秒以上乗ろうか! という人向けの方法です。 この時間以上乗る場合は、ある程度のバランス感覚がないと不可能だとおもいます。 しかし教習中はそこまでの秒数は求められないし、またバランス感覚が育っていないのは当然のことなので、上記についてはあまり参考にしないでください。
では、教習中の場合はどこに視点を持っていけばよいのか? ということですが、
よく言われるのは ’遠くを見る’ ですね。
何故遠くを見ると安定するのか?
目の動きと体のバランスは意外と密接で、近くを見ているとついつい一本橋の幅や残りの距離等に目がいったりと、目がフラフラした状態になりがちです。 そして、ついにはバランスを崩してしまいます。
遠くの目標を見ていると、ほぼ一点に集中出来て、目が安定している状態を確保しやすくなる。 と思っていただければよいでしょう。
ただ、私の場合、ちょっと変わり者だったのかはどうかわ判りませんが(笑)、あまり自分には馴染める方法ではありませんでした。
そのため、色々視点を変えて練習してみました。
一本橋の先端・・・・最初のうちは安定して進めましたが終盤になると、視線が近くなり安定感がなくなる。
フロントタイヤの直近・・・・当初から全く安定感が出ない。
結局、最後に行き着いたのは、フロントタイヤの3m程度先を、車速と同じ速さで流しながら目で追っていくという方法でした。)
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ニーグリップは意識しない程度にタンクをはさみこむ。
ニーグリップは、上体の乱れ・ステアリングのブレ を防止する最良の方法ですが、死ぬほど力を込めてする必要もありません。
ニーグリップを強力にし過ぎると、逆に体の自由が奪われてしまい、硬直したようになってかえって逆効果になってしまいます。
適度が一番、 オートバイと一体になるという気持ち(荷物を縛るように)ですれば良いです。)
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フットブレーキを使って車速をコントロールする
アイドリングでのみ一本橋を渡ると、意外とダダダー と走ってしまい5秒程度で渡りきってしまいます。
適度にブレーキをあてて車速をコントロールします。 その際はリアブレーキでコントロールしましょう。
なぜなら、低速走行でのフロントブレーキは強力で、ブレーキをかける度にフロントフォークが伸び縮みしまくってしまいます。 そんな状況で安定を保つのは大変だからです。
また、ブレーキを使用する場合は、エンジンが停止しないように半クラッチで調節しましょう。
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F |
自分のバランス感覚を養う。
もっとも手っ取り早いのが、自転車を使ったトレーニングです。
ペダルを足で漕ぐが、ブレーキを使用してほんの少しずつだけ前進するよう調節します、その状態がいわゆる半クラッチを使いフットペダルでブレーキを掛けて、少しずつ前進していっている状態です。
そんな練習もあるぞ、ということを覚えておいてもらうと良いかと思います。)
また、ステアリングや体を小刻みに動かしてバランスを調整することも非常に重要なことです。
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