2015月10月07日

SKさん (男性 大分県九重町在住)

質問

突然のメール失礼いたします。

私は、大分県九重町で「九重ふるさと自然学校」のスタッフをしているものです。
先日、古賀さんの著書『大河を遡る』を拝読させていただきました。

開拓当時の千町無田の様子や開拓者たちの生活の様子などが丁寧に紹介されていて、どれも非常に興味深い内容でした。

その中に、“鬼頭”という藺草に似て葉に刺がある植物があります。
正式になんという標準和名の植物なのか気になり、地元の方に聞いたり、図鑑で調べたりしてみましたが、結局のところ分かりませんでした。

もし、古賀さんがお分かりでしたら、教えていただければと思い、メール差し上げた次第です。よろしくお願いいたします。

古賀より返信

 お便りありがとうございます。日ごろのご活躍嬉しく存じます。また、拙著「大河を遡る」を読んでいただき、感謝です。

ご質問の件ですが、「鬼頭」は執筆の段階から気になっていたことです。取材中に地元の方や役場にも尋ねましたが、「葉にとげのある植物」という以上は分かりませんでした。

明治20年代開拓時代には、飯田高原の植物はもっと多種多様だったのでしょう。千町無田は現在のタデ湿原に似た湿原だったでしょうから、そちらに尋ねられたらいかがでしょう。

自家用車を廃棄しましたので、最近飯田高原を訪れる機会も少なくなりました。長者原から眺める硫黄山の煙が懐かしいです。

お役に立てずすみません。

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