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ミミズバーガー
THE WORM EATERS

米 1965年 94分
製作 テッド・V・マイケルズ
監督 ハーブ・ロビンス
脚本 ハーブ・ロビンス
出演 ハーブ・ロビンス
   バリー・ホステットラー
   ジョセフ・サケット
   リンゼイ・アームストロング・ブラック
   ロバート・ギャリソン


 出演者が実際にミミズを喰うことのインパクトだけで成り立っている映画。こういう映画が立派に成立し、且つビデオにもしてもらえるアメリカという国の懐ろの広さを、つくづく羨ましく思う。

 ミミズだけが友達な孤独な老人。或る日、彼のお友達がスパゲティに逃げ込み、これを食べた女性をミミズ人間にしてしまう。とち狂ったこの老人は世界征服を企み、町中の飲食店にミミズを混ぜて歩く。ところが、ミミズ人間の復讐に遭い、自身もミミズを喰わされてしまう。ミミズ人間となって道路を這う彼を待っていたのは、トラックに轢かれてグズグズというパンチラインであった。

 製作はテッド・V・マイケルズ。彼の名をネットで検索したら「エド・ウッドのライバル」と解説されていた。つまり、それほどヒドいってことだ。監督作には、太陽電池で動く屍体をめぐるスパイ合戦を描いた『アストロゾンビ』と、キャットフードに人肉を混ぜたら猫が人を喰い始めた『人間ミンチ』等がある。
 監督のハーブ・ロビンスは自ら主演。要するに、ミミズが喰えるってだけのことでこの映画を撮らせてもらったような人である。


備考

 この映画を見るために、私は恥ずかしながら苦労した。20年近く前のレンタルビデオ黎明期、このタイトルを店の棚に見つけた私は、今度借りよう、また今度借りようと後回しにしていたら、とうとう棚からなくなってしまった。次第にどうしても見たくなり、輸入ビデオ店のカタログで見つけてオーダーした。ところが、あちらでも品切れ状態とかで、手元に届くまでに半年もかかった。これほど『ミミズバーガー』を見るために苦労した自分を、私は結構好きである。
 教訓「最低映画は明日あると思うな。眼に入ったら手に入れろ」。


 

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