ベラ・ルゴシ
BELA LUGOSI（1882-1956）

《出演》
＊魔人ドラキュラ（1931）
＊恐怖城（1932）
＊フランケンシュタインの復活（1939）
＊凸凹フランケンシュタインの巻（1948）
＊息子はドラキュラ（1952）
＊グレンとグレンダ（1953）
＊怪物の花嫁（1955）
＊プラン９・フロム・アウタースペース（1956）

　その死後もドラキュラ伯爵の衣装で埋葬された一代のドラキュラ俳優。『魔人ドラキュラ』『恐怖城』等で一世を風靡したが、その栄華は長くは続かなかった。４０年代に入り怪奇映画がＳＦ映画へとバトンを渡すと同時に消沈。以後、モルヒネ中毒に悩まされながら、低予算のコメディでせっせとセルフパロディを演じ続ける。最晩年には史上最低の映画監督、エドワード・Ｄ・ウッド・Jr.の作品に出演。落ちるところにまで落ちた感がある。
　しかし、それでもルゴシの晩年はまだ恵まれていたと云えるだろう。ウッドがいなければ、彼は映画に出演することなく、ひっそりと死んだであろうからだ。

　ちなみに、ティム・バートン監督『エド・ウッド』でベラ・ルゴシを演じたマーチン・ランドーはアカデミー助演賞を受賞した。これはアカデミー協会がルゴシに与えた唯一の賞である。

魔人ドラキュラ（DRACULA）
グレンとグレンダ（GLEN OR GLENDA）
怪物の花嫁（BRIDE OF THE MONSTER）
プラン９・フロム・アウタースペース（PLAN 9 FROM OUTER SPACE）

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