地獄のモーテル 米 1980年 97分 |
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親子でカニバリズム映画を作るというのは、いったいどういう神経なのだろうか?。とにかく『風とライオン』や『デモン・シード』のプロデューサー、ハーブ・ジャッフェは、 モーテルを経営する二人の兄妹。彼らは敬虔なクリスチャンで、虫も殺さないような顔をしているが、副業でソーセージを作っている。これがまたえらく旨いと評判で、遠方からわざわざ買いに来る人もいる。 |
裏の畑には頭だけ出して埋められた犠牲者たち。彼らは声を出さないように声帯を切除されている。そして、まるでフォアグラのアヒルのように、じょうごで餌を与えられ、食べごろになれば首に縄を結わかれて、耕運機でひっぱり収穫される。こんなグロテスクな描写がコメディタッチで繰り広げられる。そこにはサスペンスのかけらもなく、ただ猟奇性があるのみである。 映画自体は最低だが、ロリー・カルホーンとナンシー・パーソンズが演じる不気味な兄妹は一見の価値があるだろう。パーソンズはどこかで見た顔だと思ったら『ポーキーズ』に出ていたオバハンだった。 |