イヴォンヌ・シュヴァリエ |
イヴォンヌ・シュヴァリエ |
もともと2人の結婚は歓迎されるものではなかった。ハンサムな医師ピエール・シュヴァリエはオルレアンの伝統ある名家の出身。かたや助産婦のイヴォンヌ・ルソーは小作農の娘だ。見るからに貧相で、 |
ジャンヌ・ペローと夫のレオン |
さて、ここでもう1人の女が登場する。ジャンヌ・ペローはイヴォンヌとは対照的な女だった。情熱的な赤毛の持ち主で社交的、何よりも威厳に満ちていた。左の写真を見比べて頂きたい。まったく別の生き物のように感じられる。2人に共通していたのは、女であること。既婚者であること。母であること。そして、ピエール・シュヴァリエを愛していたこと。この4点のみである。 (2008年8月25日/岸田裁月) |
参考文献 |
『世界殺人者名鑑』タイムライフ編(同朋舎出版) |