デニス・ニルセン |
デニス・ニルセン ポリ袋二つ |
トイレの排水管に何かが詰まっていたのである。私がこうして書くからには、詰まっていたのは人肉の筈だ。 |
若き日のニルセンはかなりの二枚目 |
デニス・ニルセンは1945年11月23日、スコットランド東部のフレイザーバラという漁村に生まれた。父親はノルウェーの兵士で、ニルセンが3歳の時に家を出ている。大酒飲みだったようだ。また、母方の親類に精神異常者や自殺者が多いことも指摘されている。閉鎖的な漁村では近親婚が当り前のように行われていたらしい。もっとも、そのこととニルセンの犯行との因果関係は不明である。 |
ニルセンによるスティーヴン・シンクレアの切断図 |
孤独の中でニルセンのオナニーはますます異常なものになっていった。鏡に映った自分がよりいっそう死体に見えるように、顔に白粉を塗り、唇を青く塗り、眼をこすって血走らせた。それからTシャツに弾創を作って血を滴らせ、口からも血を流した。 |
参考文献 |
『連続殺人紳士録』ブライアン・レーン&ウィルフレッド・グレッグ著(中央アート出版社) |