第6章 戦艦「大和」のような坂を登る

千賀子さん、尾道の観光に関する爆弾発言!




由利子さん(ゆりりん)えびのさんがんばれ〜
千賀子さん(ちかたん)球磨川、さっさと登らんか。うるとら☆れいかぁさんに迷惑をかけるな。
球磨川えびの(代理・けろぴー)お前ら〜、人に抱えてもらっているくせに〜。
千賀子さん(ちかたん)というやり取りを繰り返しながら、我々……というか、うるとら☆れいかぁさんと球磨川は、尾道の坂を登ったのだ。

尾道市中心部の平野部分は極めて狭く、住宅地は山中に建てざるをえないのだ。うるとら☆れいかぁさん達地元住民にとって登坂は日常茶飯事なのだが、運動不足の球磨川にとっては過酷な拷問でしかなかった。
球磨川にはこの登坂を断るという選択肢もあったかもしれないが、尾道案内の好意がそれを阻止したのだ。

由利子さん(ゆりりん)しばらくすると、私達は千光寺公園がある山の西側、尾道城付近の展望台に着きました。

えびのさん、うるとら☆れいかぁさんが休憩ですって。

球磨川えびの(代理・けろぴー)ふぁ〜、やっと休める。
千賀子さん(ちかたん)嘘つけ。お前は少なくとも3度は休んだはずだ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)ちかたん、そんなこと言わないでよ〜。

おや、オイラ達がさっきまでいた大和だよ。

千賀子さん(ちかたん)話をそらすな……って、大和は本当だな。
由利子さん(ゆりりん)下側にある緑色の物体はけろぴーちゃんです。ご了承ください。



球磨川えびの(代理・けろぴー)右舷中央部を拡大してみました。
右舷、徹底的に削られています。
由利子さん(ゆりりん)骨組みにガワを張り、場所によってはガワすら張っていないのが明瞭です。



千賀子さん(ちかたん)おや?人がいない。
そうか、この時期は午後4時で店じまいだったな。



由利子さん(ゆりりん)えびのさん、山登り再開ですよ〜。
球磨川えびの(代理・けろぴー)やっぱり千光寺の山頂まで行くのね〜。
千賀子さん(ちかたん)ほらさっさと歩く!尾道に来るということは坂を登るということだ。坂を登らずして「尾道に来た」ということは犯罪だ。坂登りが嫌な奴は尾道に来るな!
由利子さん(ゆりりん)千賀子さん大胆発言ですね〜。
球磨川えびの(代理・けろぴー)オイラのみならず、全世界の尾道に来る観光客を敵に回すとは……。

球磨川えびの(代理・けろぴー)なんだかんだ言いつつ、我々は千光寺公園がある山の山頂にたどり着きました。山頂展望台からの光景です。
由利子さん(ゆりりん)あら、左側の高架橋は本四連絡ルート・尾道〜今治ルートですか?
千賀子さん(ちかたん)どうやら間違いないようだ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)でも今回の主役は大和なのでスルーするよん。
千賀子さん(ちかたん)なんじゃそりゃー!



由利子さん(ゆりりん)あら?けろぴーちゃん、双眼鏡で大和を見ているのですか?
千賀子さん(ちかたん)けろぴーと双眼鏡の目幅が全然合っていないぞ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)ちかたんたら余計な突っ込みしないの。一応、けろぴーを影武者としているオイラが大和を見ているという設定なのに〜。
由利子さん(ゆりりん)そんなこと言われても、写真を見ただけではそう見える人いませんよ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)ゆりりんまで〜



球磨川えびの(代理・けろぴー)アーッ!もう坂の昇り降り嫌だー!帰りはロープウェイ使っちゃるー!
千賀子さん(ちかたん)球磨川ー!うるとら☆れいかぁさんを置き去りにする気かー!
球磨川えびの(代理・けろぴー)こんな事もあろうかと思って、彼の運賃も負担したうえで、一緒に降りることにしたのだ。
由利子さん(ゆりりん)えびのさん、「宇宙戦艦ヤ○ト」真○志郎のものまねですか?若い人には全然わかりませんよ。
千賀子さん(ちかたん)何でそういうネタになるのだ二人とも。
球磨川えびの(代理・けろぴー)せっかくオイラなりの誠意を見せたつもりなのに〜。
千賀子さん(ちかたん)由利子さん(ゆりりん)どう見ても買収です。本当にありがとうございました。
球磨川えびの(代理・けろぴー)わが足は大損害を喰らっていましたが、何とか千光寺山ロープウェイ・頂上駅に着きました。大人片道280円払ってチケット買っていざ乗り込んだのですが、標高が高くてガクガクブルブルものでした。



由利子さん(ゆりりん)こちらからもすばらしい眺めですね〜。
千賀子さん(ちかたん)尾道水道が細く見えるな。
球磨川えびの(代理・けろぴー)あんたらカエル(?)の頭上で眺めるとは……。けろぴー、お二人さんに一言言ってやって頂戴。

(けろぴー)けろ〜

だめだこりゃ。




千賀子さん(ちかたん)猫コンビらにも見せてあげんとな。
由利子さん(ゆりりん)そうですねっ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)次はぴろ(左)とシャモン(右)か。

こいつら、ニャーニャー鳴いているだけで、どういう感想なのかさっぱりわからんな。




球磨川えびの(代理・けろぴー)最後はあみけろ(仮称)です。けろぴー共々「けろ〜」だけで、何言っているのやら。



球磨川えびの(代理・けろぴー)3分ほどで、山麓駅に着きました。
由利子さん(ゆりりん)あら、あちらのお店は、大和の前に寄った「茶房こもん」ではありませんか。
千賀子さん(ちかたん)ということは、朱華園〜こもん〜千光寺山(ロープウェイ)〜大和だったら坂道歩かなくとも済んだんだぞ。大和(と尾道ラーメン)に気を取られて、坂道を避けるやり方に気付かんとは、やはり球磨川だな。
球磨川えびの(代理・けろぴー)大和での所要時間が相当かかることが予想されたから、このルートにしてもらったんだよ。
千賀子さん(ちかたん)でも現実は球磨川の事前想定と違い、それほどかからなかった。こもんでの作戦会議で、大和に行ったことがあるうるとら☆れいかぁさんの助言に従っておけば、効率的に廻れたのに。
由利子さん(ゆりりん)えびのさん、ホテルまで大丈夫ですか?
球磨川えびの(代理・けろぴー)まだ足がやばいから、バスかタクシー使う。
千賀子さん(ちかたん)次のお前の台詞は「こんな事もあろうかと思って、バス・タクシー代はちゃんと確保してある」だ。
球磨川えびの(代理・けろぴー)こんな事もあろうかと思って、バス・タクシー代はちゃんと確保してある。……ハッ!
由利子さん(ゆりりん)「ジョ○ョの奇妙な冒険」ネタなら、幾分「宇宙戦艦ヤ○ト」よりは新しいですけど、それでもかなり昔です。
千賀子さん(ちかたん)おくさ〜ん、そんな事より、グリーンヒルホテル尾道に行きましょうや。

球磨川えびの(代理・けろぴー)国道2号線上にあるバス停から尾道駅方面行きのバスに乗って、グリーンヒルホテル尾道に無事到着しました。
うるとら☆れいかぁさんとホテル前で別れたわけですが、彼との再会は2日後の29日の予定です。彼も彼で忙しいですし。
由利子さん(ゆりりん)残念ですね〜。えびのさんの暴走をくい止められる方がいなくなりますし。翌28日のえびのさん、止める人がいないので最悪の事態も覚悟しなければいけません。
千賀子さん(ちかたん)そういえば、バスの中で何かもらっていなかったか?
球磨川えびの(代理・けろぴー)ああ、回数券の事ね。尾道に頻繁に来ることは出来ないから、早速使わせてもらいました。
千賀子さん(ちかたん)ロープウェイの件、すぐにチャラにされてしまったのね。まぁ、恩恵にさすかりっぱなしよりはマシだが。
由利子さん(ゆりりん)話は変わりますが、私達が使った部屋のベッドです。部屋の種類としては、「シングルルームA」になります。ベッド自体は今までに使ったホテルとそんなに変わりありません。



球磨川えびの(代理・けろぴー)ベッドで休みたいけど、我々の取材はまだまだ続く!約束の場所へGO!



球磨川えびの(代理・けろぴー)え〜と、忘れ物は無かったっけ?
由利子さん(ゆりりん)えびのさん、テレビの手前にあるコードは何ですか?今まで泊まったホテルには見られませんでしたが。
球磨川えびの(代理・けろぴー)あれはインターネット接続用の回線です。無料で貸し出していて、オイラたちもパソコン持参だから、早速使わせてもらいました。



千賀子さん(ちかたん)ところで、どこを取材するつもりだ?
球磨川えびの(代理・けろぴー)このホテルの中にあるのですよ、フフフ……。



第5章「戦艦『大和』のようなロケセットで遊ぶ(後編)」へ

第7章「戦艦『大和』のようなフルコースを食べる」へ

「戦艦『大和』のような旅を行う」へ