おいらたちは尾道&呉へ取材(笑)すべく、まずJR人吉駅に行ったわけだけど、JRだけで2面3線の構内は列車がたむろしていました。 | |
手前の1番のりばと、奥の2番のりばに2列車ずつ、計4列車ですね。 | |
JR九州め、何を考えているのだ? | |
「留置線からのりばに移すのが面倒くさいから、前もってのりばに泊めておきました」というところかな? | |
ま、そんなところだろうな。 | |
ちなみに、私たちが乗ったのは奥で赤い尾灯を点けている列車です。 |
今回使った切符ですが、人吉〜新八代間が「2枚きっぷ」で、新八代〜尾道間が旅行会社の企画切符でした。 | |
新八代から先の分はどうした? | |
新八代発列車の中で紹介するから、しばらく待ってくれ。 |
あら、瀬戸石駅ですれ違っている列車のライト配置、もしかして「いさぶろう」「しんぺい」用車両ですか? | |
あ、ほんとだ……。瀬戸石で専用車とすれ違うのはダイヤの仕様だからいいとして、この前と雰囲気がぜんぜん違うな。夜明けが遅い冬ならではの光景だな | |
いつの間にか2両編成になっていて、前からある車両の向きも変わっている……以前は吉松方面にトイレがあったけど、今回は八代方面に移っている。 |
おいらたちが乗った列車は八代駅に到着したのですが、ホームの南側には肥薩おれんじ鉄道の乗り場があり、川内行きの列車が待機していました。ちなみに、昔はおれんじ鉄道の乗り場に肥薩線の列車は発着していました。 |
みんな、新八代に行く普通列車がきたぞ。 | |
今回の旅唯一の一区間乗車列車です。 | |
あれは、もしかして……717系900番台! | |
何驚いているのだ? | |
知らないのも無理はないか……。まあいい、説明してやる。 旧国鉄末期から、余剰になっていた急行型電車を普通列車用に転用することが行われていたのだが、混雑対策として片側3扉の2両編成が必要になったんだ。そこで、2両で一つの電動車ユニットに、廃車になった先頭車の運転台をくっつけ、車体中央部に両開きのドアを増設したのだ。ここまでの大改造となると、いっそのこと新しい車体を作ったほうがよさそうだが、あえてそうしなかったのは、単にコストの関係だったということに他ならない。しかし、この低コスト改造車は残念ながら(?)一編成で打ち止めになったのだ。この一編成しかない珍車にめぐりあえる偶然、すばらしいではないかね……あれ? | |
(車内から)えびのさんこっちこっち〜 | |
早く乗らんと置いていくぞ。 | |
ああっ!こいつら人の話を全然聞いてねぇ! |
あら、ワンマン車特有の運賃表ですけど、えびのさんが時々使う路線バスのそれと違いますね。 | |
あ、本当だ。バスの場合は整理券に番号が振ってあって、降りる停留所での整理券番号に対応する運賃を払えばいいのだけどな〜。普段は有人駅で切符を買って乗っているから全然わからん。ちかた〜ん、わかるか? | |
どれどれ……ま、そんなことより、新八代での乗換をしっかりやろう、な! | |
結局千賀子さんもわからなかったのですね。 |
新八代駅といえば、九州新幹線と在来線特急「リレーつばめ」の対面乗換で有名ですが、見方を変えると「『リレーつばめ』以外の在来線列車と九州新幹線との間は対面乗換ではない」ともいえます。 | |
それどころか、一旦在来線の改札口を出た上で、新幹線(と、「リレーつばめ」)改札口に入らなければならないのだ。 | |
実質的には、別々の駅がすぐ隣にあるようなものです。下の写真は、「在来線」新八代駅改札口です。 |
次は、「在来線」新八代駅南口です。階段が緩やかな上、エレベーターがあるのがせめてもの救いです。 |
そして「新幹線」新八代駅改札口だ。右側には緑の窓口、左側には待合室と売店がある。 |
新幹線(&リレーつばめ)ホームに行くと、これから鹿児島中央駅に行く新幹線「つばめ103号」と博多行き特急「リレーつばめ32号」が待機していました。 | |
私達が乗るのは黒っぽい方(リレーつばめ)だぞ。くれぐれも間違えるなよ。 | |
ちかたんったら、そこまでの大ボケはかまさないのに〜。 | |
私達は九州新幹線の営業列車に一度も乗ったことありませんから、えびのさんが物珍しさに乗ってしまわないか心配しているのですね。 | |
ゆりりんまで〜。 |
「リレーつばめ」には、これらの停車駅パターンがあります。ちなみに、私たちが乗った32号は長洲・荒尾・二日市に停まらないパターンEになります。 |
んで、これが「リレーつばめ32号」関係の切符です。上から、乗車券・特急券・指定席券の順番です。普通なら特急券が指定席券を兼ねているのですが、旅行会社が発売している特殊な切符ですので、このような形になっています。 |
対面乗換用路線と在来線が合流する瞬間です。 |
博多駅(2番のりば)に着いたわけだが、何だこの継ぎはぎホームは? | |
こりゃ博多駅改良工事によるものだな。 | |
改良って、九州新幹線関係ですか? | |
そう、九州新幹線博多乗り入れに伴い、九州新幹線ホーム設置をはじめとするいろいろな改造が行われるんですよ。 それで我々が乗っていた列車は、島式ホームから突き出るように増設された乗り場に到着したわけです。 |
次に乗ったのは新大阪行き新幹線「ひかり454号」でした。 | |
久しぶりの新幹線ですね。 |
これはテーブルの裏にあった車内の案内。8両もあると、いろいろな種類のサービスを提供できるんだよね……(ため息)。 | |
球磨川のやつ、普段は短編成の列車にしか利用しない(というより、出来ない)からな〜。 |
眠気覚ましに、ちょっとコーヒーでも…… | |
私はブラック以外は飲まんぞ。 | |
そう言うだろうと思って、まだ砂糖もミルクも入れてないぞ。 | |
あら、コーヒーカップのデザインが違いますね。 | |
いい所に気付きましたね由利子さん。列車を運行する会社が変わるとともに、車販業者も変わり、コーヒーカップも変わったわけですよ。 | |
ところで球磨川、「リレーつばめ32号」内でもコーヒー飲んでいたな。そっちの写真はどうした? | |
あ、忘れちゃった〜。 | |
ええいこの愚か者めが!(声・加藤精三風) |
ちかたん&ゆりりんにお仕置きされているうちに、「ひかり」は福山駅に到着しました。ただこの福山駅は尾道の東側にあり、在来線で引き帰すように行く必要があります。 | |
尾道市には新尾道駅という新幹線駅があるのだが、「ひかり」は停車しないし、それに尾道市街地から遠いのだ。尾道のことをよく知らない私たちにとっては、旅行会社の作成した在来線での尾道入りのほうが無難だ。 | |
しかしこの尾道行きに利用した普通列車、国鉄時代が続いているみたいですね〜。 |
何はともあれ、この列車に乗ることによって、尾道にたどり着くわけだ。 | |
列車から大和ロケセットが見えるといいですね〜。 | |
結局、尾道市街地に阻まれて、大和は見えませんでした。 | |
ああっ!すぐに言わないでよ〜。 |
尾道駅に降り立った球磨川えびの達遊進団を待ち構えている人物がいた!次回「戦艦『大和』のような街を歩く」お楽しみに! | |
何でアニメの次回予告やっているのだ? |