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初版を参考にまとめてあります。 |
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■ クレイジー・モス (p9〜) |
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クレイジー・モスことディモス・ハイアラキの登場。ディモスの名前はかなり前から出ていたのだが、まさかこういった形で出るとは思わなかった。 ディモス・ハイアラキはダグラス・カイエンと天照の師ということになっているが、手とり足とり教えていたわけではないのである。3巻刊行時では剣聖やエンハンス・ヒューマンの歴史などはなかったから、ディモスの登場となれば史上最強騎士がやっと出た!ってな感じだったのですが、いきなり立ちションするあたり、ある意味最強といえば最強です。 ソープとバランシェが初めて会った場所に剣聖ディモスとクーンも居合わせたという豪華絢爛なキャストでスタートする5巻ですが、どうみてもソープが女(まだ女のソープ=ソープ・ダッシュという設定は明らかにされていなかった)だったり、カステポーの話がぶっとんじゃったりと、かなりぶっちぎりな展開です。 (2001年03月以前) |
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■ やっぱりディグは故障 (p12) |
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1巻のときもそうだが、やっぱりソープがやってくるときはディグが故障している。ここでは「車」に「ディグ」と読み仮名がふっているので試験中のMHではないだろう。それにしてもこの人は戦争のあるところに必ず現れますね。 (2001年03月以前) |
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■ バカな人間たち (p13) |
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ソープのセリフとしてはかなりストレートな神様的発言。このころは自分が神だという自覚とかもなさそうだが。 普通の人間であれば「バカな人たち」と云うはずである。 (2001年03月以前) |
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■ ビスコ (p13) |
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云わずと知れたグリコの銘菓。何年か前にココア味が発売された際に食べてみましたが、私はあんまり好きな味ではないです。 しかしかなりバランスのとれたお菓子みたいです。 なんだかんだいいながら非常食にこれを持ってくるあたり、意外と準備のよいことです。 (2001年03月以前) |
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■ ロード (p19) |
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「イエス・マイ・ロード」と云いながら指をならすクーン。女の子なんだからパキパキと指をならすのはやめて欲しいのである。 この「イエス・マイ・ロード」というセリフ、この巻ラスト付近で静が発するときと比較すると面白い。これがVVS1とVVS2の差なんでしょうか? ロードは直訳すると君主になりますが、一般的な主人を示すマスターよりも敬意が入っている場合はロードと呼んだりもします。ファティマにこう呼ばれることが騎士としての務めだと思うわけです。 クーンがバランシェをこう呼んだのはマインド・コントロールがされていないからですかね? (2001年03月以前) |
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■ 飛燕剣 (p31) |
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ソープが剣を受け止めているシーンで、ディモスの手の位置が普通の剣道などの型とは逆になっている。右手が下で左手が上ですね。つまりこれが飛燕剣の極意なわけです。右からでも左からでも自由に打ち込めるというのは、実際対峙してみるとかなりこわいはず。 永野センセーが飛燕剣はカムイの変位抜刀霞切りと云っているが、確かに極意はいっしょ。カムイの霞切りは背中に結んである剣をすれ違いざまに右または左から抜いて敵を切る技でほぼ破られることがなかった技である。私は霞切りよりイヅナ落としの方がかっこいいと思うのだが、この技はブラフォードの方が向いている感じがする。ぜひつかって欲しい。 それからこれは蛇足だが、ソープが剣を受け止めているシーン、「NT」連載時はパンツがしっかり見えていたのに単行本収録時にBLで塗りつぶされています。何故。 (2001年03月以前) |
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■ キルマーク (p33) |
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一番上のコマのフェイドラの左肩にもんのすごい数のキルマークが並んでいる。最初の方で「本国最強のMHフェイドラを持ってきた」とディモスが云っているので、もしかしたらこの戦争の間にこれだけのMHを撃破したのかも知れない。強すぎだよアンタ。 (2001年03月以前) |
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■ 天位をもつ剣聖? (p33) |
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バランシェが「天位をもつ星団最強の騎士、剣聖ディモス・ハイアラキ」と云っている。確かに太天位も天位のひとつに違いないのだが、ここでは「太天位」と云うのが正解。ここは素直にヘマだと思う。 (2001年03月以前) |
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■ MMTの登場 (p36) |
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ここでいきなりU.R.I.のMMTデモンとカレンが登場する。この二人の登場を機に、物語はいきなりタイカ編に突入し、シルヴィスのいた時代から4万年後のタイカまで一気に進む。 何故、ここでこういう展開にする必要があったのか?いろいろ考えられるがちょっと難しい。 まず「希望」つながり。2巻のクローソー、4巻のアトロポスとつなげられてきた「希望(アトロポスは絶望と云っていたが)」をカレンが受け止めている点に注目、バランシェが自ら作成したファティマに与え続けた希望は結実することなく地に落ちることになるため、アトロポスはこれを「絶望」としている。しかしファティマであることをやめたラキシスの希望だけが天照と結ばれることでカレンとして結実するのである。 ラキシスが産まれ、やがてカレンが産まれるためにはこの2629年にソープとバランシェが出会う必要があった。 またカレンと結ばれるはずのU.R.I.が出現するためには、バランシェがマキシを作成する必要がある。10巻を見る限り、マキシはバランシェ発案、ミース・シルバー作成・出産?、スタント遊星接近時の戦闘後、ビヨンド・クラスファーと天照の力によりシルヴィスの時代に転生しなければならない。これら全てが始まるのがこの2629年というわけだ。 それにしても「TT」に書いてあるとおり、バランシェは人間でありながらただ一人神の領域に踏み込んでいった狂人なのである。 (2001年03月以前) |
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■ タイカ編 (p38) |
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「NT」のオマケかなにかに書いてあったのだが、このタイカ編ではマキシがシルヴィスのいる城(男根城)に帰ってくるシーンが入る予定だったらしい。ま、実際にここでマキシが出てきても読んでいる方はチンプンカンプンだったであろうから、これはこれでいいのではないかと思う。 5巻の巻末にトラフィックスのサーキットと、天照の家系図が示されているから、マキシという人物がどういう存在であるかは示唆されているわけだが、確か刊行時には剣聖であることすら伏せられていたはずである。同様にデプレッサー・ビートの名前も見られるが、これも早すぎ。 センセーの中ではこの頃既に第6話の構想が出来ていたというわけ。 (2001年03月以前) |
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■ 宇宙人! (p48) |
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タイカの宇宙船クルーにいかにも宇宙人!な人たちがいっぱい見られる。この辺りは思いっきりスターウォーズのような感覚で読みたい。もちろんBGMを流して。シルヴィスのいた時代から4万年が経っているわけだが、これがジョーカーとどのような時間軸で重なるのか全く予想できない。 んもう過去とか未来とかいうレベルではないのだ。 ジョーカーに外宇宙の宇宙人が入ってくるのはビクトリーとレディ・スペクターの登場を待たなければならない。 (2001年03月以前) |
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■ KOG VersionXI (p62) |
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カレンが乗ってきたKOGの頭部にバージョン11の文字が見られる。ミラージュ・シリーズのシリアル表に書いてあるとおり、バージョン11はナイト・オブ・ゴールド2という名称になる。 首から下のパーツがないが、「EG」に書いてあるようにKOGは頭部に小型のイレイザーを搭載しており、人間が生存していくためのスペースがあることから、宇宙を越えるための棺おけと考えればこれでいいのかも知れない。 首から下が取れているデザインは数ページ前のデモン、ヴィーナス、グラフのデザインと符合する。 念波文字を読むシーンで、この文字の横にミラージュ・シリーズのMHの頭部が打ち込まれている。ヤクト・ミラージュの頭部もこっそり描き込まれているのに注目。 カレンが出てくるハッチは頭頂部になっている。これもバージョン11の仕様? (2001年03月以前) |
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■ カレンのもつ剣 (p64) |
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これはすぐ気付くがカレンの持っている剣は次の次のページで天照がもつ宝剣。 (2001年03月以前) |
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■ 相合い傘 (p66) |
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ミラージュ・マークと螺旋の円十字が並ぶコマのはじっこに「ソープさま」と「あたし」の相合い傘が描かれている。もちろんラキシスの落書き。p77でらくがきしたからおこってるのかしらと云っているが、怒るとすれば円十字ではなくこっちの相合い傘である。 それにしても相合い傘なんつー落書きはここ数年まともに見たことがない。カップルで冷やかされるっつーシチュエーションも昭和までなんだろーねー。 (2001年03月以前) |
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■ ホーンド・ミラージュ (p74) |
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ここに立っているホーンド・ミラージュはボディ・ナンバーとスミレ、コーダンテの名前からアイシャ・コーダンテ使用騎であることがわかる。 ベイルもやたら大きいし、使用は可能だがただの飾りとして安置してあるものだろう。中古とはいえバカ高いMHをこうやって飾っておくのもミラージュだけ。たぶん天照の私設博物館などもあるのだろう。惑星1コの王様として立っているんだからこれくらいは当然か? (2001年03月以前) |
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■ 墓所 (p78) |
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天照が歩いている墓所。後ろに小さくアトワイトやコーダンテの案内板がある。つまりアマテラス王家の歴代の墓所というわけ。うしろにあるでっかいウーバ・レイヨウの骨だが、こんなにでかいレイヨウはいないのでただの飾り。一瞬ドラゴンの頭部の骨かと思ったが、そんなことをしたらノヴァ・フレームどころじゃすまないよなー。 (2001年03月以前) |
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■ バランシェとの会話 (p89〜) |
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ここからのバランシェとソープの会話から、今まで隠されていた謎が明らかにされる。ラキシスのダブル・イプシロン、バランシェ・ファティマNo.42のユーパンドラなど。誰よりも神に近づいた人間であるが故に、その対象を神と認識したくはないというバランシェの言葉はとても重い。 かつて、バランシェにとってソープは抗いようもないほど興味が湧く研究対象であったし、ソープにとってバランシェは「人間」を学ぶ素材であったと思われるが、この二人の関係は性別や生物としての存在を超越して互いに寄り添う者となった。 バランシェがまるで騎士とファティマのラストシーンと云っているが、永野センセーをして「恋人同士」と言わしめるこの二人の関係はそんなに生易しいものではない。 ソープの子供はラキシスが産むが、もしかしたらバランシェにとってマキシがソープとの間の子供なのかも知れない。もちろん血の繋がりうんぬんではなくてジョーカー、タイカとつながるこの世界の「存在」としての子供であるが。 ここでの二人の会話は私の選ぶFSSベストシーンのひとつである。 (2001年03月以前) |
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■ うははは (p103) |
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主装備のスパルークではないからとけつまいて逃げ出したくせに高笑いするなっつーの。イラーが見上げた性格であることがかいま見れる1コマ。ドラゴン・トゥースが使えないからといっても「KF」に載っているアシュラ・テンプルは最初から付いていないんだし。スパルークを装備していたとしても真っ向勝負したのか怪しいもんだ。それにしてもエートールはかっこいい。 (2001年03月以前) |
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■ はがれたタイル (p104) |
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ユキノジョウは自然に落ちてはがれたと思っているようだが、超機密品であり、且つ几帳面そうなミューズがこのようなずさんな管理をするとは思えない。これはおそらく他国のMHの機密を探ろうとするスパイが残していったものである。 決めつけるのはユキノジョウに悪いが、預かり屋の信用といってもこの程度のものってことです。 (2001年03月以前) |
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■ カイエンとミューズ (p114) |
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ドラゴンに睨まれた静を助けようとして、カイエンは連れて逃げようとし、ミューズはスパッドを抜こうとしている。MHでも倒せないものと頭では理解しているミューズも、咄嗟の反応では考えなしで行動している証拠。 だがこれは普通の人間にありがちな反応であって、責められるものではない。私も北海道の山中を歩いていてでクマが潜んでいると思ったとき、何も考えずに手に持っていた虫取り網を構えてました。勝てるはずないって。 カイエンとドラゴンの因縁もいろいろあるようだが、現時点ではどれくらい知り合いなのかは未だに謎である。 (2001年03月以前) |
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■ リィ・エックスの胸の3本線 (p121) |
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リィ・エックスの胸に3本線があることから、彼女はマイスターであることがわかる。4本はマイト、5本はフルマイトのはず。「KF」にエックス家がヘンシェル家の血筋であることが明かされているが、ミラージュの組立くらいは他のスタッフにやらせてもよかろーもんに。 (2001年03月以前) |
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■ ルージュ・ミラージュ (p123) |
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1コマだけルージュ・ミラージュの後頭部が登場。本編での活躍が待たれるMHの1体。 (2001年03月以前) |
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■ アイシャのうちこみをハネ返すアシュラ (p142) |
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カイエンもうそだろと云っているようにアイシャの打ち込みをハネ返すのはすごすぎる。アシュラ・テンプルの装甲の厚さもあるのだろうが、アレクトーが足を使えなかったりとか、胸部バイパスの不備とかその辺も影響しているのかも知れない。 ファティマの力が加わった際の力量については、8巻の対イアン戦を見れば一目瞭然。イラーごときにアイシャが負けるわけがないのだ。 (2001年03月以前) |
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■ 破烈の人形 (p150) |
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これだけ名称が変わっているMHも珍しい。連載開始当初は「バンドール」、表記が「BANG-DOLL」となって「破烈の人形」、正式名称が「SSIクバルカン」。全てのMHの基本として設計されたということになっていたはずだが、この辺の設定はすぐあっちこっちするのでよくわからない。 エネルギー・ソードはミラージュにも装備されていない兵装だが、ソープあたりは1本くらい持っていそうである。 ミラージュが大侵攻時に掌握した静のバングは、ミラージュ用のエンジンを搭載されO型ミラージュとして使用されるという設定があったが、これも現在はどうなっているのかわからない。だいたい静のマスターは誰になるのか? もしこの設定が生かされるときが来たら、おそらく新規にデザインがおろされるはずなので、期待したい。 (2001年03月以前) |
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■ 水帝 (p166) |
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ドラゴンたちは自らを水帝と呼ぶ。 天照が光、コーラスが風、ドラゴンが水である。陰陽道の四大元素でいくと地、水、火、風が揃うはずなので、このあと地と火をイメージする何かが出てきてもいいはずである。 四聖でいくと東=朱雀=火でアドラーあたりに火の存在、北=玄武=地でカラミティあたりに地の存在が欲しいところだが、南=青龍=水という図式がコーラスによりつぶされているのでこの辺も予測不可能である。(ちなみに西=白虎=風ね) それにしてもコーラスの存在はやたらと目立つ。もしかしたらアマテラス家にソープという神が出現したように、遠い未来にコーラス家から風の神が出現するのかも知れない。 (2001年03月以前) |
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■ ドラゴン・ドロップ (p168) |
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宝石となっているが、鉱物でないことは確か。カイエンの云うとおりこれさえ持っていればどこでもドラゴンを呼び出せるジョーカーにおける最高・最強のマジック・アイテムである。が、天照が欲しがっているのは宝石のひとつとして持っていたいというところか。 天照のコレクションは宝石、ファティマ・スーツ、モーター・ヘッドと金がかかるものばっかり。金持ちは金のかかるものを収集したがるもんだが、天照が光り物をコレクションするのは、光り物を集めるカラスの習性といっしょと思われる。 (2001年03月以前) |
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■ またもや新聞ネタ (p170) |
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1コマ目の新聞の裏面(表面はミューズの記事)に「This Mark You Know」という文字と謎のマーク、「Magic Kingdom Die Barrow」の文字が見える。つまり6巻以降に登場するディ・バローが既にシーブルで動き出していることがほのめかされているのである。 センセー芸コマ! (2001年03月以前) |
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■ デコースと黒騎士 (p178) |
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ここに来てやっとデコースと黒騎士の絡みが始まる。くわしいことは10巻のところで述べたいが、デコースが二刀流ってのもかっこいいですわ。 ところではじにうずくまっている手下って何者なんでしょね? (2001年03月以前) |