家族合わせたバツ4つ。
和菓子屋美人三姉妹、ワケあり奮闘中!
大型ショッピングセンターの進出で客足現象に苦しむ家族経営の和菓子店「とら屋」に、東京で暮らす次女・奈美江が帰ってきた。
家族とはいえ、母・惠子と父・眞平は既に離婚。おまけに長女・静江は出戻りで三女・栄は目下不倫中だし、奈美江は離婚調停中とみんなワケあり。この5人家族に、東京から奈美江を追ってきた夫・徹が加わり、和菓子店の再建のために背水の陣を敷く。
そして、六月燈の夜に新作「かるキャン」で起死回生の大作戦に出るが、果たしてその結末は…。
<六月燈とは>
旧暦の6月に鹿児島と宮崎の一部の神社・寺院で行われるお祭りで、地元では「ロッガッドー」の呼び名で親しまれています。
薩摩藩第二代藩主の島津光久が観音堂を建立し、供養のために燈籠を灯したのを、領民達が見習った事が始まりと言われています。
7~8月上旬には、神社・寺院に燈籠が奉納され、各地で縁日が開かれています。