小さいおうちタイトル

あの小さな家に閉じ込めた、私の秘密
  • 監督:山田洋次
  • 脚本:山田洋次 平松恵美子
  • 出演: 松たか子 黒木華 片岡孝太郎 吉岡秀隆 妻夫木聡 倍賞千恵子
       橋爪功 吉行和子 室井滋 中嶋朋子 ラサール石井 林家正蔵 あき竹城 螢雪次朗
       小林稔侍 夏川結衣 木村文乃 米倉斉加年  松金よね子 市川福太郎 秋山聡
  • 原作:中島京子『小さいおうち』(文春文庫刊)2010年第143回直木賞受賞
  • 音楽:久石譲
  • 上映時間:2時間16分  2014年/日本
  • (C)2014『小さいおうち』製作委員会  制作・配給:松竹株式会社
  • 助成:文化庁文化芸術振興費補助金
  • 第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞<最優秀女優賞> 黒木華
  • 上映予定(2015/3/14現在)
    • 5月9日(土) 川西市みつなかホール 11:00 14:30
山田洋次監督が挑む、新しい世界
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直木賞受賞のベストセラー小説を映画化

数々の名作を世に送り出してきた山田洋次が、監督作82本目にして全く新しい世界へと踏み出した。

ことの始まりは、山田監督が偶然手にした一冊のベストセラー小説。

2010年に第143回直木賞を受賞した、中島京子の『小さいおうち』だ。

読了後、「自分の手で映画化したい」と熱望した山田監督は、すぐに作者に思いのたけを込めた手紙を書いた。

50年を超える監督人生の中で“家族の絆”を描き続けてきた山田監督が、今作で初めて“家族の秘密”に迫る。家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く人間の心の奥底に分け入り、その隠された裏側までも描き出そうとする。そんな監督の情熱から生まれたかつてない意欲作が、ついに完成した。

<ストーリー>



昭和11年。田舎から出てきた純真な娘・タキ(黒木華)は、東京郊外に建つ少しモダンな、赤い三角屋根の小さなお家で、女中として働きはじめた。

そこには、若く美しい奥様・時子(松たか子)と旦那様・雅樹(片岡孝太郎)、そして可愛いお坊ちゃまが、穏やかに暮らしていた。

小さいおうち サブ画像2しかしある日、一人の青年・板倉(吉岡秀隆)が現れ、奥様の心があやしく傾いていく。

タキは、複雑な思いを胸に、その行方を見つめ続けるが――。

それから60数年後の現代。

晩年のタキ(倍賞千恵子)が大学ノートに綴った自叙伝には、“小さいおうち”で過ごした日々の記憶が記されていた。 遺されたノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、秘められ続けてきた思いもよらない真実に辿り着く。

<解説>



小さいおうちに封印された“秘密”が、60年の時を経て紐解かれる。

切なくもミステリアスな物語

昭和初期、東京郊外に佇む赤いやねの家に奉公する女中タキが見た、ある“恋愛事件”。

その時、タキが“封印した秘密”が、60年の時を経た平成の今、タキにつながる青年の手で紐解かれていく。



真相をつまびらかにするカギは、大学ノートに綴られたタキの自叙伝と、一通の宛名のない未開封の手紙にあった。

時代が許さなかった恋愛事件の主役である女主人・時子の思いがけない運命と、彼女を慕い続けたタキ。

それぞれが胸に秘めた切ない想いとは-?

小さく可愛らしいこの家で、いったい何が起きたのか?

昭和と平成を行き来しながら、台詞一つ視線一つで謎を仕掛けるミステリアスな展開から、一瞬たりとも眼がはなせない!

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