1周年のごあいさつ

　おかげさまで「ほっかいどう・あーと・だいありー」も開設以来、１年を迎えることができました。
　これも、情報を提供してくださったり、アクセスしてくだすったみなさんのおかげです。ありがとうございます。

　ただ、この場を借りて、ちょっと違和感みたいなものを書いてみたいと思います。
　筆者がやりたかったのは、どちらかというと「雑誌」のイメージに近いものでした。道内の美術関係の情報が集まる一種の雑誌にしたかったのです。梁井朗の個人のページというスタイルはまったく考えていなかった。
　だから、このホームページでは、仕事の話や社会的な話題はあえて禁欲して、ある程度、美術に的を絞っています。「梁井朗のページ」であれば、とうていこんな分量では収まりません（笑）。

　ところが、開設してから分かったことなんですが、この世のホームページの大半は個人のものなんですね。残りは企業や、既存の団体です。
　たとえば、文学の世界では、同人誌、結社誌が多く、個人誌というものはあまりない。だから、ホームページも、複数の人間が集まって多彩な情報を提供しているものもけっこうあるだろう、という予想は見事に裏切られました。
　しかし、筆者はなお、このホームページが北海道の美術にとってパブリックなものになるという希望を持ちつづけています。筆者だけでなく、いろんな人の文章や作品が掲載される場であってほしいと思っています（ただし、いまのところ原稿料を支払う見込みはありませんが）。
　みなさんの積極的な参加を心からお待ちしています。

2001年12月23日　　梁井　朗