牧師室より

お祈りをしましょう!

お祈りは、神様との対話(たいわ)です。いつでも、どこでも、だれでもすることができます。とくべつな場所(ばしょ)や資格(しかく)はひつようありません。

ちなみに聖書では、お祈りする人の姿をどのように伝えているのでしょうか。いくつか探してみました。

@ひざまずいて祈る姿(「イエスが祈り終わって立ち上がり、…」ルカ22:45)。A立ったまま祈る姿(「人々が石を取りのけると、イエスは天を仰いで言われた。」ヨハネ11:41)。B手を上げて祈る(「…清い手を上げてどこででも祈ることです。」Tテモテ2:8)。Cベッドに横たわって祈る(「横たわるときも自らの心と語り…」詩編4:5)。

私たちは、自分がいるその場所で祈ることができるのです。しかもその祈りを神様は聞いてくださいます。

D祈りを聞かれる神(「主は助けを求める人の叫びを聞き/苦難から常に彼らを助け出される。」詩編34:18)。

では、どんなことを祈れば良いのでしょうか。祈りの内容にも決まりはありません。自分が神様に祈りたいことを祈ってください。自分のこと、お友だちや家族のこと、また社会のことを祈っても良いのです。

 参考までに聖書を一つ紹介します。

E子どものように…(「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」マタイ18:3-5)。

ここには、祈りについてのアドバイスは書かれていません。しかし子どもの祈りを神様は喜んで聞いてくださるように思うのです。祈りにひつようなのは、神様に心を向けて祈ることです。どうしても祈りの言葉が見つからないときは、「主の祈り」で十分です。      (中沢譲)