◇牧師室より◇
5月第2日曜日は「母の日」として定着しています。「母の日」は米国で生まれました。マサチューセッツ州ウェブスターのメソジスト教会の日曜学校にアンナさんという女の子がいました。お母さんは26年間も日曜学校の教師をしていました。ところが、お母さんは病気になって、亡くなりました。アンナさんは、お母さんがモーセの十戒の第五戒「あなたの父母を敬え」について語った時、母の愛に感謝することを大切にしてほしいと言われたことを、心に深く留めていました。お母さんの追悼会の時、白いカーネーションを捧げ、会衆に配りました。列席者は大きな感銘を受け、毎年行うようになりました。これを聞いた百貨店王ジョン・ワナメーカーが5月第2日曜日に盛大な「母の日」の記念会を催し、各地に広がっていきました。1914年、ウィルソン大統領が制定しました。後に、健在の母親には赤いカーネーションを送るようになりました。
日本では、1923年に最初の「母の日」が祝われたそうです。
誰もが母親の献身的な愛によって育てられていきます。精一杯の感謝を表したい。母親を天に送った方は想い起こし、心の中で感謝したいと思います。
私たちの教会は「母の日」を「家族の日、ファミリーデイ」にし、家族で感謝を表す日としました。また、エフェソ書2章19節に、「あなたがたは、… 神の家族であり」と書かれています。教会は、神さまを父とし、イエスさまを主と崇め、私たちは皆、神さまとイエスさまから愛されている兄弟、姉妹です。神の家族として、互いに感謝を表しながら、嬉しい一日を過ごしたいと思います。