◇牧師室より◇
最近、「在特会」という言葉を聞く。「在日特権を許さない市民の会」の略で、2007年に発足し、賛同者を集めているらしい。在日韓国・朝鮮人に反感、反発する示威行為を行っている。「高校無償化」制度で朝鮮学校の高校生は、国交がないので除外するという。また、外国人参政権に対しても強行に反対する人々がいる。
何を恐れるのであろうか。違う意見や立場の人々と関わることによって新しいエネルギーを生み出す。排除の論理は自信喪失のバロメーターである。排除することによって、日本は活力を失い、心が貧しく萎縮していく。多(他)文化共生こそが未来を切り拓く。