絵本(児童書)のコーナー ※とりあえず作品アイウエオ順です。(除・新着絵本)★は、特にオススメ!!!
おおきなラッパとちいさなオリー/ジャック・ベクドルト 文/オーリス・バタグリア 絵/清水 奈緒子 訳/徳間書店
オりーは、ラッパを吹くのが大好き。毎日、バスホルンで「ふかいうみに ねむる」という曲を練習しています。でも、ある日とうとうお母さんに、「うちのなかで ふくのは やめてちょうだい。あたまが われそうよ!」と言われてしまいます。そこで、外で吹くと、今度は町中の人たちから抗議を受け、野原で吹くと牛が大騒ぎ。困ったオりーは、小さなボート乗り、海の上で吹くことにしますが・・・
オリーが吹いてるの、スーザホンじゃないのかなあ?「バスホルン」って検索すると、なんだか全然違う楽器が出てくるんだけど。
それはおいといて、練習場所を探してさまようオリーに、思わず感情移入してしまいました。
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うみのがくたい/大塚 勇三 作/丸木 俊 絵/福音館書店
**年前、私が小学生だったころ、教科書に載っていたお話です。これ、大好きだったんですよね〜!音楽好きの船員さんたちと魚たちのほのぼのストーリーです。最後に魚たちが好きな楽器を選ぶんですけど、なんとピッコロは・・・あ、言っちゃいけないかなこれは。けっこう意外なものです。
よ〜く見たら、絵は原爆の絵で有名な丸木氏なのね。丸木氏は小学校教員の経験もあるそうです。
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★ヴァイオリニスト/ガブリエル・バンサン 作/今江 祥智 訳/BL出版
みかけだおし・・・・という父親の言葉に自分を見失いそうになるヴァイオリニストと、彼の音楽を毎日窓辺に聴きにくる少年との交流が、モノクロームの世界で描かれます。最後にヴァイオリニストが見つけた、新しい人生は・・・・?
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ヴァイオリンをひくネコ/小沢 良吉 作・絵/岩崎書店
路地裏に住む野良猫のノラ。ちょっと風変わりな彼には、ひとつだけ心引かれるものがありました。それは、近くの家の窓辺から聞こえるヴァイオリンの音。ヴァイオリンを弾く少女のもとに毎日毎日通ううちに、ノラに幸運が訪れますが・・・
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オーケストラ〜世界の町で楽団員をさがそう!/クロエ・ブラルノ/うちだ さやこ 訳/アノニマ・スタジオ
コンサートまで1週間しかないというのに、楽団員たちはバカンス中。マエストロは世界中の町に楽団員を探しに出かけます。東京にいるのはヴァイオリニストたち。看板の漢字がちょっとアヤシイ(笑)フルートのイアン君は、コートジボワールでサッカーの審判中。さて、無事に楽団員たちを探し出して、コンサートを開くことができるでしょうか?
探しもののレベルは難しくありません。癒し系のかわいい絵で楽しめます。
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オーケストラの105人/カーラ・カスキン 作/マーク・サイモント 絵/いわたに・ときこ 訳/ジー・シー・プレス
金曜日の夜、105人の人々がそれぞれ仕事に出かけるしたくを始めます。男の人は92人、女の人は13人。体を洗って、ひげをそって(そらない人もいて)、下着をつけて、服を着て・・・・さて、105人の行き先は???
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★おんがくねずみ ジェラルディン/レオ=レオニ/谷川 俊太郎 訳/好学社
サブ・タイトルは、「はじめて おんがくを きいた ねずみの はなし」・・・・生まれてから一度も音楽を聴いたことのなかったジェラルディンが、チーズの塊の中から、しっぽのフルートを吹く不思議なねずみの彫像を彫り出します。その彫像が聴かせてくれる音楽を、ジェラルディンが自分のものにするまでの物語。
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★楽器の絵本 フルート/クリストフ・ハイムブーヒャー 文/ハイケ・プランゲ 絵/宍戸 里佳 訳/カワイ出版
一応絵本の形をしてはいますが、内容は濃いです。立派な入門書というかフルート図鑑のような本です。フルートのしくみ 何でできているの? フルート工場 昔のなかまたち テオバルト・ベーム フルートのなかまたち 大きなフルート、小さなフルート ふきかた、指のおさえかた 音が出るしくみ ふくときのしせい フルートとのつきあいかた フルートをふくとき 作曲家と名手たち クイズ といった内容です。
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楽器の美術館/カロリーヌ・デノエット 著/諸川 春樹 訳・解説/カワイ出版
絵本のコーナーに入れましたが、大人向けの画集です。ポケット・サイズで見やすいです。見開きのページの左側に絵の全体、右側に楽器などの部分のアップと解説が書かれています。収録されているのは、マネの「ファイフを吹く少年」、デュフィの「大音楽会」、ドガの「オペラ座のオーケストラ」など36点。けっこう見ごたえがあります。
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紙のピアノの物語/フジ子・ヘミング 画/松永 順平 原作/講談社
母と2人で暮らす少女はピアノの音に魅せられます。でも、ピアノを買う余裕はなく、少女が触れることができるのは音楽の教科書の裏表紙に印刷されたピアノの鍵盤の絵だけ。本がぼろぼろになるまで弾いたある日、少女の机の上には本当のピアノと同じ大きさの紙の鍵盤が置かれていました。喜んだ少女は、その紙のピアノをいつも持ち歩きます。そして、鍵がかかった学校のピアノの上に紙のピアノを広げて夢中になって弾いているのを他の子に見つかってからかわれたとき、不思議なことが・・・
絵は、あのフジ子・ヘミングですよ!でも、彼女の自叙伝的な話かなと思ったら、全然違うのね。
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クマと森のピアノ/デイビッド・リッチフィールド/俵 万智 訳/ポプラ社
ある日、森の中で、こぐまのブラウンはヘンなものを見つけました。そーっとさわってみると、これまでに聞いたことのない音がします。毎日のように、さわりにきたブラウンは、だんだんそれと仲良くなり、素敵な音にさそわれて、クマたちが集まるようになります。そして、森にやってきた親子から、そのへんてこなものは「ピアノ」だと教えられ、一緒に海を超えて遠い街に行くことにします。コンサートを開き、人気者になったブラウンですが、「何かがちがう。何かが足りない。」と思い、森に帰ることに・・・
「ピアノの森」クマさんヴァージョンかな。言葉が美しいと思ったら、俵万智さんの訳だった。
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こぐまくんのハーモニカ/ジョン・セバスチャン 作/ガース・ウィリアムズ 絵/三木 卓 訳/リブリオ出版
こぐまくんのお父さんは、ハーモニカの演奏家。ある日、自分用のハーモニカをもらったこぐまくんは、喜んで練習に励みます。上手になって、みんなが「おとなになったら、お父さんみたいになれるかもしれないぞ!」とほめてくれるのですが、だんだん気が重くなって・・・・
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ジークの魔法のハーモニカ/ウィリアム・スタイグ/木坂 涼 訳/セーラー出版
子豚のジークが拾ったハーモニカ。そのハーモニカを吹くと、家族は口々にほめるくせに、すぐ寝てしまうのです。怒ったジークは家出を決意!いかだで川を下っていきますが・・・・さあ、ジークの運命は???
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ジャズ・ソング・ブック/五味 太郎/リブロの絵本
「カモナ・マイ・ハウス」「君去りし後」「ビギン・ザ・ビギン」など、ジャズのスタンダード・ナンバーが、五味太郎氏の絵と訳詩で紹介されています。楽譜もついてて、お買い得!私は、これを読んだあと、思わず大好きな「嘘は罪」の迷訳をつくってしまいましたよ。
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スーホの白い馬/大塚 勇三 再話/赤羽 末吉 画/福音館書店
古典中の古典、このお話も入れなくちゃ!モンゴルの民話、馬頭琴のいわれをえがいた絵本です。貧しい羊飼いの少年スーホが、ある日迷子の白い子馬を見つけてきます。成長した白馬とスーホは、町の競馬に出ることになるのですが・・・・モンゴルの草原や風を感じさせる名作です。
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セロひきのゴーシュ/宮沢 賢治 作/茂田井 武 画/福音館書店
1933年、38歳で他界した宮沢賢治の名作。セロ弾きのゴーシュはへたくそで、楽長に怒鳴られてばかり。なんとかしようと、夜中に家でセロの練習をしていると、次々と動物たちが訪れて・・・「君には困るんだがなあ。表情ということがまるでできていない。怒るも喜ぶも感情というものがさっぱり出ないんだ。」と楽長に怒られる場面なんて、自分のことみたいでドキドキしてしまいました。
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★1000の風 1000のチェロ/いせ ひでこ/偕成社
僕の通うチェロの教室に、新しい女の子が入ってきた。すごくうまいんだけど、なんだか怒っているみたいな弾き方だ。ぼくが公園で寄り道していると、その子が来て言った。「あんたのチェロの音って、犬の声みたいだね。」帰り道、ぼくたちは不思議な風景を見た。チェロの団体だ。ついていってみると・・・・読み進むうち、思わず涙がこぼれてしまいました。この本、実は町の図書館で借りてきたんですけど、自分でも買いました。職場の図書館でも買います。いいです。
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タコラのピアノ/やなせたかし/フレーベル館
海の底に住んでいたタコラ。落ちてきたピアノをとても上手に弾くことができました。手がやわらかいし、手の数も多いですからね(笑)もっとピアノが上手になりたいと思ったタコラは、旅に出ました。有名になったタコラは、自分のつるんとした頭が気になりだしました。「みんながぼくを見て笑うのは、この頭のせいかな?」そこで、お医者さんに頼んで痛い注射を何本も打ち、髪の毛を生やしたのですが・・・
やなせたかし氏の故郷、高知県のアンパンマンミュージアムで買いました。
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チェロの木/いせ ひでこ 作/偕成社
森の木を育てていた祖父、楽器職人の父。小鳥の声や川のせせらぎを聞きながら育った少年は、楽器を届ける父に連れられて、本物のチェリストに出会う。森が語りかけてくるような音に魅了された少年は、音楽に目覚める。そして、誕生日に父から贈られたものは・・・
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つきよのおんがくかい/山下 洋輔 文/柚木 沙弥郎 絵/秦 好史郎 構成/福音館書店
こうちゃんが、山のてっぺんで満月を見ようと登っていくと、ピアノをかついだクマ、ベースを持ったウマ、ドラムを持ったネコ、サックスを持ったイヌがやってきて、音楽会が始まります。ところが、のりすぎてアドリブがとまらなくなっちゃって・・・
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★ネコとクラリネットふき/岡田淳/クレヨンハウス
ある夜、クラリネット吹きが仕事から帰ると、ドアの前にネコが座っていました。自分の家みたいに中へ入ってきますが、ミルクも飲まず、アジの干物も食べません。だけど、クラリネット吹きが楽器を吹き始めると・・・・ネコ好きでもある私には、とってもうれしいお話です。でも、私のフルートを聴かせたらネコは・・・・ああ、想像するのもオソロシイ!!!
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ねこふんじゃった〜ふたりで弾くねこのピアノ曲集/永田 栄一 編/垣内 磯子 詩/河原 まり子 絵/ブロンズ新社
絵本のコーナーで買ったんですが、絵本というより楽譜かも。ピアノ連弾用にアレンジされた、いろいろな「ねこふんじゃった」が登場します。「ねこねこダンス」「かくれんぼねこ」「ねこの目ラプソディー」・・・などなど、楽しさ満載!!!
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ねずみくんとおんがくかい/なかえよしを 作/上野紀子 絵/ポプラ社
おなじみねずみくんの絵本シリーズ、12作目。音楽会でトランペットを吹くことになったねずみくん、どうしても音が出ません。他の楽器に取り替えてもらおうと、いろいろな動物たちのところを訪ねますが・・・
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ば,い,お,り,ん/横田 明子 作/横尾 智子 絵/BL出版
ヴァイオリンの留学先で、オーケストラのオーディションに合格したばかりのぼくは、おじいちおくゃんが倒れたというおばさんからの電話で急きょ帰国する。ヴァイオリンの勉強を応援してくれたおじいちゃんは、ぼくの大切な人なのだ。生き甲斐だったりんご畑を売ってまで学費を援助してくれていたおじいちゃん。空地の片隅にに植えられたリンゴの苗木の前で、ぼくはおじいちゃんにヴァイオリンを聴かせる・・・
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はじめてのオーケストラ/佐渡 裕 原作/はたこうしろう 絵/小学館
あら、佐渡裕さんの絵本だわ〜!と、即購入してしまいました。たぶん、佐渡氏のお嬢さんの体験入ってますね。
冬休みに入った12月の日曜日。今日は、みーちゃんにとって特別な日です。1年生になったので、パパがとっておきのコンサートに招待してくれるのです。パパは、オーケストラの指揮者。たくさんの楽団員たちの気持ちと音をまとめて、ひとつの音楽に導くお仕事です。みーちゃんは、わくわくしながら第9を聞きにいきます。みーちゃんは、コンサートの魔法を見ることがでいるでしょうか・・・
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ハーメルンのふえふき/フックスフーバー 絵/おざわ としお 文/偕成社
有名なドイツの伝説。北ドイツの町ハーメルンに起きた不思議な出来事がもとになっているそうだが、130人もの子どもが町から姿を消してしまったという話の実際はどうであったのか、諸説あって不明。調べていくと興味深そう。グリム兄弟が『伝説集』にのせてから、たちまち有名に。ネズミの害に悩まされるハーメルンの町に不思議な笛吹き男がやってくる。首尾よくネズミを川でおぼれさせて退治したものの、約束の金貨がもらえなかったため、子どもたちを連れ去ってしまう・・・というおなじみのストーリー。
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ハルおばあさんのオルガン/なるやま ますみ 作/高畠 純 絵/ひくまの出版
ミドリノ村の丘の上には、音楽図書館があります。館長は、ハルおばあさん。ハルおばあさんの古い足踏み式オルガンは、実はこの世で最後の魔法使いが作った魔法のオルガンだったのです!そのオルガンを盗もうと、2人組のどろぼうがやってきて・・・
作者のなるやまさんは、阪神大震災で亡くなられたそうです。合掌。
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★はるかぜのたいこ/安房 直子 作/葉 祥明 絵/金の星社
この名作を入れるのを忘れてました!くまの楽器屋さんに、ある日、さむがりうさぎさんがやってきます。「なにか あったかくなる いい ほうほう ないでしょうか」といううさぎさんに、くまさんは大きなたいこをすすめますが・・・教科書に載っていたこともある作品です。
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ハルのふえ/やなせたかし/小学館
草笛が得意なたぬきのハルは、森の人気者。ある日、森の入り口で人間の赤ちゃんを拾います。ハルは、「今日から、私があなたのお母さんになってあげる。」と、人間の姿になって、パルと名付けた赤ちゃんを育てます。草笛が上手になったパルは音楽家のチョコパン氏と出会い、森を出てフルートの勉強をすることになります。有名になったパルが、森にハルを迎えに行くと・・・
やなせたかし氏の故郷、高知県のアンパンマンミュージアムで買いました。
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光り降る音/かんの ゆうこ 文/東儀 秀樹 絵/講談社
この世界に、まだ楽器というものがなかったころのお話です。きこえない音をきく耳をもった白うさぎは、光の音とともに舞い降りてきた鳳凰と仲良くなります。でも、光の音をきくことのできない他の動物たちに仲間はずれにされてしまいます。白うさぎを慰めるために鳳凰がしたことは・・・
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ひみつのがっき/五味 太郎 作/偕成社
ぼくには ひみつが あるんだ。おしえて あげようか。
ひみつのがっきを持っている人たちが集まって、野原で大音楽会が始まります。そして、みんなそろって街へ向かって大行進!
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ふえをふく岩/君島 久子 文/丸木 俊 絵/ポプラ社
中国の南方・海南島に住むリー族の人々の間に伝えられる物語。笛の上手な漁師が、不思議な老人からもらった筍を植え、できた竹から魚をとるかごと笛を2本作ります。かごにはたくさんの魚が入るのですが、ある日入っていた貝から、美しい竜宮の姫があらわれます。姫は、ワニ大臣との婚礼を嫌い、逃げてきたのです。ところが、怒った竜王が大波を起こし・・・
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フルート吹きレオさんの犬/石川 良子 作/小泉 澄夫 絵/理論社
レオナルド吉田さんは、花園交響楽団の第1フルート奏者。でも、最近、生活にも音楽にもくたびれているみたい。クリスマス・コンサートを前に、大指揮者にけなされ、落ち込んでしまいます。そんなレオさんが、1匹の犬を飼うはめになったことから・・・フルート暦だけは長いとさ、集中しなくてもある程度吹けちゃうのよね。フルートを初めて手にしたときのドキドキだって忘れちゃうし。あ〜、年取るってイヤね!私も、犬を連れて走らなくちゃ。
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ペンギン・カルテット ニューヨークへいく/ペーテル・アルヘニウス 作/インゲラ・ペテッション 絵/ひしきあきらこ 訳/BL出版
氷の上でじっとたまごをあたためているのに飽きちゃったペンギンのパパたちが、演奏旅行に出かけることにします。「おれたちにふさわしい、しぶい音楽といえば、ジャズさ!」「ジャズといえば、アメリカのニューヨーク!」と、卵を持って飛行機に乗り込みますが・・・
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ぼくとオーケストラ/アンドレア・ホイヤー 絵・文/カワイ出版
男の子が、オーケストラのチェロ奏者の叔父さんに、演奏会に連れて行ってもらいます。行く途中で楽器屋さんに寄ったり、楽屋やロビーでいろいろな人や物を見たり・・・・ラストで、男の子は言います。「ねえおじさん、ぼく大きくなったら、オーケストラで打楽器を演奏したいな。どうすればなれる?」おじさんは、笑って答えます。「簡単じゃないぞ。まず、たっぷり練習することだね。練習、練習、また練習。すぐれた演奏家は、誰でもみんなそうしたんだ。」
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ぼくとオペラハウス/アンドレア・ホイヤー 絵・文/宮原 峠子 訳/カワイ出版
元オペラハウスの舞台美術家だったおじいちゃんに連れられて、僕は初めてオペラを見ます。それは、フンパーティングの「ヘンゼルとグレーテル」でした。すっかり感心した僕は、次の日おじいちゃんと一緒にオペラハウスの舞台裏を見学。全然魔女に見えない魔女役の男の人に会ったり、巨大な石を軽々と持ち上げる人を見たり・・・舞台裏にはびっくりすることがいっぱい!
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ぼくと楽器博物館/アンドレア・ホイヤー 絵・文/宮原 峠子 訳/カワイ出版
ぼくたちは、シューマン先生と楽器博物館へ出かけ、いろいろな楽器を見ます。もちろん、フルートのコーナーもあります。ありとあらゆる材料から作られたフルートの仲間の中で、ぼくが気になったのは1本の白いフルート・・・それはフリードリッヒ大王のものだったセイウチの牙製フルート!家へ帰ったぼくは、さっそく自分の《楽器博物館》を作ります。驚くママに、ぼくは言います。「ねえママ、知ってる?音楽はね、どこにでもかくれているんだよ」
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まほうつかいのでし/上田 真而子 文/斎藤 隆夫 絵/福音館書店
デュカスの交響詩「魔法使いの弟子」で有名な、ゲーテのバラード。ディズニー映画の「ファンタジア」も素敵ですが、絵本になっているものを見つけたので、ご紹介します。単純だけど、おもしろいお話ですよね。ほうきを叩き割った後の展開は、大爆笑!ちょっとしたパニック映画並です。ところで、デュカスの作品は、最後の最後に残ったしずくの1滴が、ピッコロのソロ!これが決まると、快感なんだな・・・
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りゅうとびわほうし/川崎 大治 文/斎藤 博之 絵/そしえて
志賀高原の琵琶湖にまつわる物語。昔々、盲目の琵琶法師が旅をしていました。ある大きな池のそばで一曲弾くと、不思議な老人が現れて・・・・静かな湖面に琵琶がひとつ浮かんでいたというラストが、印象的です。
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竜の子ラッキーと音楽師/ローズマリ・サトクリフ 文/エマ・チチェスター=クラーク 絵/猪熊 葉子 訳/岩波書店
竪琴を持って旅する音楽師が、ある日海辺で卵を見つけます。バラ色の斑点のある、クリーム色のきれいな卵です。音楽師が音楽を聞かせてやると、中から生まれたのは竜の子どもでした。音楽師は竜の子をかわいがり、一緒に旅を続けますが、途中で見世物師に盗まれて・・・・音楽師と竜の子は、再会できるのでしょうか?