レッスン23
2014.9.21 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第6番
いよいよ最後の曲です。今回のテーマは、口を横に引かない。下降のスラーで跳躍の幅が大きい時、スラーに聞こえませんね。音を引きすぎないことと、上のアクセントの音を長めにしっかり鳴らすことも考えて。11からのダブルタンギング。もっと急いで。スタカートにしようとか考えず、だらしないぐらいでいいです。無理やりにでも指を急ぐ、という手もあります。5線の上の音になると、力が入って息が強すぎ。次のGもピッチが高くなってます。息が強くて上を向いてるってことなので、その逆になるように気をつけて。ヒステリックにならないように。15、最後の8分音符3つが慌てます。2番かっこからは新しい旋律。2小節単位にとって。48、6連符で遅くならない。トリプルタンギング、しっかり。55、mfに落ちます。アクセントは、はっきり出して。59、拍があまるように聞こえます。装飾音は、もっと前に出して、すぐ入る。66からも、遅れないように。無理やりでも、指を動かして。68から、拍の頭がわかるように。上のHじゃないですよ。71も16分音符が拍の頭です。転ばないように。72、4拍目の16分も慌てず、しっかりタンギングして歌って。最後、細かい音符は3拍目と4拍目を区切らず一気に吹く。その前のスラッシュの間を生かすこと。全て静止。ブレスを予感させないように。聞いている人の意表をつくタイミングで入ります。(って、これが難しいんです。。。。。)
2014.8.24 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第5番、第6番
前日人間ドックでバリウムを飲み、ひどい目にあったため、体調いまひとつ。って、この間から言い訳ばっかり。。。。。
今回のテーマは、4拍目をアウフタクトにとって次へつなげる。いちいちフレーズをおさめないで、次へ行く意識を持つ。のようです。
まず5番。アクセントをしっかりきかせてメリハリつけて。2小節目とか、4小節目、6小節目は4拍目をアウフタクトにとって次へつなげます。その小節でフレーズをおさめてしまわないように。8は、アクセントの位置が変わりますが、そこで落ち着いてしまわない。常に次へ次へという意識を持って。9の(後からも出てくるけど)16分音符、もっと急いで。12から、あまり早くディミネンドしない。16のpがmpに近いぐらいの気持ちで。22は頭のヴァリエーション。そこは拍がないみたいにたっぷり吹いて、次の小説の3拍目から拍を感じればいい。30頭の8分音符はあまり短くするとヘン。39で頭の再現、ただしヴァリエーション。意識して。43、休符が2回入るパターンは初めてですよね。適当に吹くと間抜けな感じになります。2回目アウフタクトにとって。51、ラ〜ソのソの音の処理。(だらしなく吹かずにきちっと鳴らすけど、短くおさめるみたい。)細かい音符はたいへんですけど音を抜かさず、52のCもしっかり鳴らして。(ここは何回もやる。でも、できない。。。。。)最後の細かい音符もきちんと。大変だけどクレッシェンドして。一番最後のAもぶち切れない。
で、最後の曲、6番です。これも音符を全部均等に吹いてしまわないで、アクセントをきかせる。最初の2小節は前奏で、3小節目から始まります。5とか7とかの4拍目をアウフタクトにとって。16、8分音符の吹き方。アクセントをきちんとつけないと、お間抜けな感じですよ。18、16分音符、特に後の方をはっきり聞こえるように。28から、アクセントのついた裏拍の音を効かせて。半音階で下がってきています。2番かっこに入る時は音は低くなりますが、テンション下げないで。2ページ目8小節目、切らないで続けて入りましょうか。でも、タンギングはしてね。11、テヌート効かせて。最後の音階、4拍目をあまり意識しないで一気に。と、そんな感じで、また次回。音、違いすぎるのでよく見ておいてくださいね。(は〜い。。。。。)
2014.8.17 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第4番、第5番
実は9日にレッスンの予定だったんですけど、台風で警報発令したため中止。やる気満々だったのになあ。。。。。
それはそれとして、まず4番。出だしの音、ふるえないように。落ち着いて。後の再現部とアーテュキレーションが違いますよね。違いがわかるように。低いミの音に重心を置いて。やっぱり2小節単位に聞こえます。4小節のフレーズで。3小節目の出だしは一番初めの出だしと違って聞こえるように。7とか9とかの3拍目の16分音符、すべって聞こえます。大事に。11のスタカートは短いというより区切るんです。13のフェルマータも長いだけじゃ拍がわかんなくなっちゃう。17からのアクセントとスタカート、これが一番ヘンです。(実際、ここが一番私には難解で、はまりました。。。。。)ずっと同じことをやってるように聞こえます。基本的にテンポは変えないんですけど、前向きに。スタカートが短すぎると思うんですよね。(で、何回もやったんだけど、なかなかできなくて。。。。。大泣)25、3拍のばすんですよ。細かい音符は1拍分。(ここリズム変でした。。。。。大汗)Tempo T、頭はPだったけど、今度はppですよね。でも、3小節目は音符が細かくなって、クレッシェンドも早くかかる。そのへんの違いが出るように。42の装飾音、それじゃ普通の音符です。装飾に聞こえるように。44、指大変ですけど、fですよ。で、46からまた変で。。。。。今度は1拍ずつ’がついてますから、そこのビミョ〜な違いはあってもいいかもしれませんね。49、4拍目テヌートです。慌てて次に入らないように。
5番も少しやりましょう。アクセント、しっかりつけて。上がりきった音のアクセント、音が上ずってます。8小節目でアクセントの位置が変わります。11、ダブルタンギングで遅くなるので練習しておいてくださいね。14のmfは、もうちょっと押さえていいでしょう。はい、今回はこのへんで。
2014.7.6 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第3番、第4番
先週に引き続き、しかも定演本番終了後のレッスン。。。。。泣けそうです。
やっぱり全体的に口を横に引きすぎですね。(わかってるんだけど、1週間じゃ、そんなに変われませんわ。)あとは前回とほとんど同じ注意で、音の処理とか、高いAの出し方とか、18や20小節目の18分音符の歯切れの悪さとかなんですけど、意外とはまったのがTempo Tの前のaccel.で、1拍目からかけるように言われました。
で、4番(えっ、やるの〜!?)。。。。。大汗です。必死で通しましたが、やっぱりこういうテンポのは大事大事で吹きすぎて、つまんなくなるんですよね。出だしは4小節のフレーズで。テヌートは、ただ音を長くするのではなくて、次へ向かう気持ちを持って。他のところも、フレーズがどこへ向かっているのか譜面をよく見て考えて吹きましょう。11の頭の付点の音、へんに抜いてますよ。キープして。次の付点はスタカート。一度止めるように。17からrall.ついてますが、スピード感は失わずに。’も、そんなにたくさんついてませんよ。実際にrall.するのは、20あたりでいいでしょう。今回、ここまで。
2014.6.29 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第3番
1日練習の合間にへろへろになりながらのレッスンです。
@アクセントをきかせて、もっとリズミックに。2小節の頭とかアクセントではなくテヌートになってます。それから、すべらないように。
AE音が爆発しないように考えて音を出すこと。口の中の開け方と、息の方向。口を横にひきすぎているのが原因かも。
Bフレーズの終わりの音の処理に気をつけること。1種類の切り方しかないのは考えものです。8小節目の頭とかブチ切れになってます。
C休符をきちんととって、次のフレーズが早く入り過ぎないようにすること。8小節目とか12小節目とか。
D16小節目とかのフェルマータは、アクセントをつけたら一瞬弱くしてしっかりクレッシェンド。もっとのばして。
E16小節目の5連符(ドかな?)とか36小節目からの下降スケール(1拍目の3つめ4つめ、2拍目の頭?)で聞こえない音がある。ていねいに。
F28、29の細かい音符、特に29の方はド#に気を取られることよりレシのつながりがきれいにいくように気をつける。
G39、高いAの音が汚すぎ。吹き方を変えすぎです。
H48、4拍目の処理。
と、このへんまでやって時間切れ。ゼイゼイ。。。。。Meno mosso e piu catabileは、楽譜通りにアクセントやテヌートをつければ、もっと表情がつくはずです。
次は1週間後。大丈夫か、私!?
2014.6.15 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第2番、第3番
これ、どうしてもつまんなくなっちゃうんですよね・・・2小節目のテヌートの後、コンマはしっかり区切ってブレスもとりましょう。で、アクセントももっとつけて。さいしょからもっと鳴らして、3回目の装飾音は、もっと勢いよく。1番かっこ、装飾音は短く鋭く。下から4段目、Meno mosso、淡々と吹かないで、もっとなにかしてください。molto espressivoも。accel.は次にありますから、慌てないで。一番下の段、テヌートの音は4つ。そうじゃない音と区別して。2ページ目、F#の吹き方。その前のHと同じように吹くつもりで。息強すぎだし、口の中が固すぎ。ff、変わってませんよ。ディミネンドも早くしすぎ。4段目から5段目のffまで、cresc.poco a poco ですから、途中で忘れないように。後は、同じなのでいいでしょう。
で、次の曲。(そうそう、今回は都合により1.5回分なので、いつもより時間長いんです。そう思って少しは譜読みしておいたんですけど、2番に手こずって、まだ全然曲になってません。大汗かきながら一応通す。。。。。だって、先生止めないんだもん。)アクセントとそうでない音の違いをもっとつけて、めりはりをつけましょう。全部の音を吹きすぎない。でも、4拍目はアウフタクトなので、抜きすぎない。2小節目の3、4拍目もアウフタクトにとりましょう。E音は、爆発して上の音になりやすいですよね。強く吹きすぎたり、息を上向きにしすぎたりしない。少しねらって吹く感じが必要かも。タンギングの強さも工夫してみて。(って、ここはかなりしつこくやったんですけど、いまひとつ。)で、音の間違いもたくさんあったので、よく見てきてくださいね。(は〜い。。。。。)
2014.5.11 A.ピアソラ「タンゴ・エチュード」第1番
まず、出だしのシンコペのパターン。コンマもあって区切るんだけど、もうちょっとフレーズを感じて。コンマなしのアクセント・テヌートと、コンマで完全に区切るのと2通りやってみましょう。どっちかというと、テヌートに近い感じで。一番上のAだけ音色が違います。下からじゃなくて、上からか、同じ高さで吹いて。オクターブ下のAを吹くつもりで。2小節目3拍目を意識して、甘くならずに。音の処理はきちんと。4拍目はアウフタクトなので。ずっと張ってきたので、8小節目は少し力を抜いて。9小節目頭はアクセントないですし。ちゃんと次に山がありますから。29からのパターン、このアクセントはタンギングの強さというより、音を主張して。お客さんの近くで吹く感じ。スタカートだけど切り過ぎない。ちゃんと重心を持たせて、フレーズが切れないように。(ここは、かなりヘンだったらしく、何回も繰り返し。)35から、低音もきちんと鳴らして。タンギングや息のスピードを調節。49、16分音符前へ前へ。66、装飾音と頭の音、両方lきちんと聞こえるように。67から、上の音はすごく軽く、変拍子の感じが出るように。(ここも、ゆっくりから繰り返し練習。一番低い音をしっかり出して、上の音は聞こえないぐらい。)最後のダブルタンギング、息が強すぎ。旋律が流れるように。最後のAはスタカートだけど8分音符。きちんと鳴らして処理。