レッスン6

 

2005.4.21 アンデルセン「24のエチュード Op.21」23番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

ラスト・レッスンである。アンデルセンの23番と、ゴーベールの第2楽章、第3楽章を駆け足でみてもらう。

アンデルセンは、トリルの音が低いのを注意される。特にEs・Fのトリル。クレッシェンド気味にして、音程を保ち、テンポもゆるまないように。テンポは全体的にゆるんでたようです。付点の音で落ち着きすぎちゃって、譜面では「タ〜タリラ」で1拍のはずが「タリラタ〜」というフレーズに聞こえちゃう。付点でゆるまずに、次への勢いをつけるように注意されました。その方が、con motoの雰囲気が出るし。

ゴーベールも大急ぎで。でも、やっぱり全体的に平板すぎるんですね。第2楽章は、テンポの変化をざっとみて、あと伸ばす音は伸ばし、動くところははやめに変化をつけるように言われました。クレッシェンドもしっかり!「フランス音楽(フランス人)は適当に。でも、こだわりどころは譲らない。」だそうです。8小節目も、そこから9/8になるので、間違えたみたいに聞こえないように、しっかりクレッシェンドして、しっかりソを出して、しっかり伸ばす。6段目のCedezは、最後を3連符っぽくとらないで、前の音符の続きみたいに自然に。8段目からのModereは、最初のフレーズが一息で吹けるテンポでいきましょう。2ページ目、16分音符が続くところは、和音が変わるところでブレスをとらないように。最後から2段目、またModereになって、Ritをしっかりかけて。

3楽章も、本当に大急ぎで。やっぱりクレッシェンド、デクレッシェンドのつけかたと、フレーズの終わり(16分音符が続くところ)で音程が下がるところなんかを何箇所か注意されました。

 

2005.3.10 アンデルセン「24のエチュード Op.21」22番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

先生が、開口一番、「モモコさん、大変なことになりました!」何事かと思いきや、ご主人が大阪に転勤になり、先生も5月には大阪へ行ってしまわれるとのこと。え〜っ!そんなのあり〜!?で、今後の身の振り方なんですけど、早い話が、適当な先生がこのへんにはいない、と。2・3人あげてはくださいましたが、「まだ若いし、経験も少ないし、モモコさんには頼りないかも・・・」というお言葉。どうしよう〜?あまりのショックに、かなり動揺してしまったので、肝心のレッスンは上の空です。。。。。

アンデルセン22番は2度目のチャレンジ。「がんばりましたね!」そう、がんばったんですよ〜!でも、出だしのテンポがちょっと不安定で、指もすべり気味。はじめから、中盤以降のようなテンポでいけるように。あと、クレッシェンドはいいんだけど、デクレッシェンドを早くかけすぎているので、もっと山の部分を保つように。これは、ゴーベールでも注意されました。15小節目のようなパターンも、スラーのひとつひとつで変なまとまり方をしているので、大きなクレッシェンドをかけるように。21、22、23小節目の頭は、急にfになるので、はっきりさせて。

ゴーベール、出だしは、もうちょっと大きめでいきましょう。(フルート譜はpなのに、ピアノ譜のフルート・パートはなぜかmfになっているんです。)しっかり歌って。9小節目、C]は、もっと速いヴィヴラートをかけて。あと、全体的にfの部分は、もっとがんがんヴィヴラートをかけるように、Csdezも、しっかりテンポを遅くするように言われました。まだまだ平板なんだわ。。。。。

まあ、ゴーベールは大体いいでしょう、ということになって、余った時間は、初見でクヴァンツのデュエット。「間違えるのはいいですけど、落ちないように。落ちても、どこかでちゃんと復活してください。」なんとか落ちずに行けましたが、2nd(先生)、すごい細かい部分あるじゃん。さすが〜!

はぁ〜、次の先生、見つかるかしら?でも、どう考えても、今以上の好条件は望めません。先生、行かないで〜!!!

 

2005.2.10 アンデルセン「24のエチュード Op.21」22番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

22番は半音階・・・ちょっとすべる部分やクリアに音が出てない部分があるなあとは思ったんだけど。(そう思ったら、ちゃんと地道な練習しとけよ!)結果的には、もう1回になりました。まずは付点をつけて練習・・・やっぱりいろいろ変な箇所があります。それから、2つめ4つめにアクセントをつけて練習。で、音には出さず気持ちだけアクセントで吹く。これだけでも、かなりクリアになります。3つめだけにアクセントをつけて練習・・・これだとけっこうスピードが上げられます。で、音には出さず、気もちだけアクセント。あ〜あ、録音聞いたとき、いつものように、すごく慌ててるなあとは思ったんです。だったら、ちゃんとやっとけばいいのに。人間て、すぐ楽な方へ流れるからダメだよね。反省。。。。。

ゴーベールは、pに気をつかうようになったのはいいんだけど、音の出だしがびくびくしすぎて不自然。吸った息をそのまま出すように。もっと思い切り吹いても大丈夫、ちゃんとpに聞こえます・・・って、ここではできるんだけど、本番は緊張するしなあ。差し支えない程度に動きをつけてもいいでしょう。(うん、「そおれっ!」って感じに軽く勢いをつけると、けっこううまくいく。どっちみちピアノに合図出さなくちゃならないし。)で、今回はfの特訓です。あごを下げて、下の方に響かせる感じで、大きいというより豊かな音を出すように・・・う〜ん、あとは前からつなげた場合の息の配分が問題だよ〜!2ページ目3段目のfの部分は、クレッシェンドをかけるつもりで、8分音符のひとつひとつにヴィヴラートをかけて。7段目の2小節目はmfなので、もうちょっと前に山があるつもりでクレッシェンドして、音が飛び出さないように。4小節目のfも、音符のひとつひとつにヴィヴラートをかけて。この曲は、fの部分が少ないですから、そのぐらいやっていいでしょう。8段目の最後の小節から、ピアノはシンコペーションを刻みますから、8分音符に分割してテンポを遅くしていくように。

あ〜、この曲キレイなんだけど、ほんとにしんどいわ。。。。。

2005.1.13 アンデルセン「24のエチュード Op.21」21番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

21番は2回目。まず、ざっと通した後に、「モモコさんにしては落ち着いて吹けましたね〜!」というお言葉をいただく。(これって、ほめられたの?)やっぱり高い音に上がるときに雑音が入ってキレイに上がれてないところがあるので、取り出して練習。指ばかりあせってて、息がついていってないのだ。「息を先に・・・」とは、ムラマツのワンポイント・レッスンでも言われたこと。気をつけるようにしてるんだけどな。それから、クレッシェンドやデクレッシェンドをかけるとき、たいてい一番低い音か一番高い音が半音とかで動いているので、そのポイントとなる音でクレッシェンド&デクレッシェンドをかけていくように。30小節目や一番最後は、音の間隔がだんだん広がっていくので、それを生かしてクレッシェンド。最後から6小節目のようなパターンは、ポイントとなる音がソ→ド→レ→ミとどんどん高くなっていくので、クレッシェンドしやすいはず・・・あ、こうやって書いてみると、今回のテーマは強弱のつけ方だよな。私の演奏って、どうも平板なのよ。ということで、ゴーベールにも続きます。

ゴーベールも1楽章をざっと通したけど、どうも平板なのよね。p、mf、fの区別がつくようにしましょう。どれからいきますか?そりゃあ、やっぱりpでしょうね。ということで、pの特訓!pって集中力いるのよね。で、力は抜かなきゃいけないし。タンギングなしで、Cの音階をフッフッフッ・・・と上がってみたり、その吹き方で曲の頭や他のpの部分をやってみたり。やっぱりポイントは息の使い方です。pだからこそ、ひとつひとつ集中して吹き込まないと。それから、2ページ目5段目の2小節目や6段目の4小節目のようなパターンは、スラーの最後の音にきれいにヴィヴラートがかからず、ぶち切れてしまっているので、ていねいに吹いて次につなげるように。ちょっと感じがつかめるようになって、次はクレッシェンドの練習。ピッチが高くなりがちなので、チューナーを使ってやるようにすすめられました。これも曲から取り出していろいろやってみました。あ〜、疲れた。。。。。

 

2004.12.16 アンデルセン「24のエチュード Op.21」21番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

3週しかなかったのでエチュードの仕上がりが悪いのはともかく、カン違いの連続でくじけたのであった。。。。。まずテンポ。そんなに速くする必要はないでしょう。Moderatoですし。それから、拍の頭の音もそんなに強調しなくていいでしょう。スタカートで、アクセントはついてないし。均等に吹いていいと思います。ファ→レでクレッシェンドつける感じで・・・それでちょうどよく聞こえます。ファ→レ→ファのつながりがキレイにいくように。じゃあ、その動きがきれいにつながるテンポで練習してみましょう。(で、ひたすらゆっくりめのテンポで練習。ハイ、これもう1回やってきます。)

さて、ゴーベールは引き続き第1楽章。3段目のクレッシェンド、もっと時間をとっていいので、しっかりつけましょう。5段目、二重線のところでブレスとっていいでしょう。前で気持ちゆっくりにして、次の頭でピアノと合わせればいいですから。でも、ずっと同じじゃくどいですし、8段目は2小節目のスラーの切れ目でブレスを取るようにした方がいいでしょう。伴奏の形を見ても、その方が合わせやすいですね。

あと、全体的なテンポのとり方なんですけど、頭はもっとゆっくりでもいいのかな。で、ピアノが動き初めてから普通のテンポ。2ページ目4段目のAnimez un peuで速くなって、6段目のCedezでおとしてA Tempoで戻す。8段目のTrez rit.はうんと遅くして、次のa tempoは最初のテーマのテンポでしょうねえ。で、最後のCalmeは、うんと遅くね。(う〜ん、こうやって書くと分かりにくいですね。先生と話してると分かるんだけど。)

それから、Cedezのかけ方も練習。私のはバロックっぽくて大げさすぎ。もっとフランス風におしゃれにさりげなくしたいんですけど。。。。。これは今後の課題だなあ。それと、どうも平板になりがちだし、急ぎたがるので、クレッシェンド&デクレッシェンドの練習と、すべりやすい部分の練習。は〜、先は長い!とりあえず、発表会はこの曲でいくことに決定しました。

 

2004.11.25 アンデルセン「24のエチュード Op.21」20番、ゴーベール「ソナタ 第2番」

何調なのかわけの分からない20番・・・もうちょっと6/8っぽい感じが出るといいですね。怪しい音は、もっと怪しく聞こえるように吹きましょう。なんだか、間違えてるように聞こえるんですよね。例えば、1小節目はド〜シシラソ・・・という旋律が出ることと、これ、書いてないけどやっぱりディミネンドですよね。3小節目も、同じね。8小節目は、最後のドレレミでぐっとクレッシェンドして。息の幅は広げないで。17小節目からは、pのフレーズは隠れてる感じで、mfの前でブレスしてガラッとかえて。mfだけど大きくしていいですからね。23小節目は3つでとってね。最後から10小節目はスラーの頭にアクセントをつけて、テンポもつっこんで。最後から6小節目あたりの低音の出し方・・・あごを引かないで。ここも3つでとって、ドレミレド・・・の旋律ね。

ゴーベールは、とりあえず1楽章だけ。冒頭の A l'aise,mais sans lenteur 怠慢して意味をきちんと調べていかなかったら、全然勘違い。「自由に、でも遅くならないで」というような意味で、そんなにきっちり吹かないで、もうちょっとルーズな感じでいいでしょう。1拍目の付点はフェルマータでもついてるつもりで少し長く。2小節目の上昇で、だんだんUPしていくように。ブレスは付点の後でいいでしょう。3段目のクレッシェンドは、しっかりつけて。(楽譜はHEUGELです。けっこう同じようなフレーズの繰り返しなので、他の部分でもクレッシェンド&ディミネンドを大げさにつけるように言われました。)6段目の細かいところ、ミファソファ・・・の旋律が出るように。クレッシェンド&ディミネンドも、その旋律の流れの中でつけないと。9段目、最後は消えるように。押さないでね。2ページ目、1段目の三連符もあまりきっちり吹かないで。1拍目とセットで五連符みたいな感じで。4段目、fになるところは、しっかりタンギング。6段目、Cedezで遅くするところは、拍を分割してとって。3ページ目、高い音がきれいに出てないので、ハーモニクスの練習。息の太さはそのままに・・・発表会では、これいきますか?じゃあ、がんばりましょうね。

 

2004.10.21 アンデルセン「24のエチュード Op.21」19番、ドップラー「サロン風マズルカ」

先日、先生も午前中マイゼン先生のレッスンを受け、午後の公開レッスンも途中まできいてみえたので、マイゼン先生の話題から・・・翌日、マイゼン先生やムラマツのスタッフさんたちと一緒に、伊勢へ行ったんですって。いいな〜!マイゼン先生って、ほんっとにいい方ですよね。愛ですよね。とか、ひとしきり盛り上がる。

19番は、音楽的にどうこういう曲じゃないけど、指がすべってしまうところがあるので、そこのところを注意。マイゼン先生がしきりに言われた「体を入れて」吹く練習。3小節目、pになるところの高音がうまく鳴らなかったけど、やっぱり息の入れ方を注意された。15小節目もぐっとcresc.して、16小節目がヤマ。あと、何箇所か細かい指の動きを注意されて、終わり。

マズルカ、いきなり出だしの装飾&2拍目でひっかかる。どうも、その2拍目が決まらないのだ。ざっと流してみて、フレーズ作りを練習することに。伴奏譜を見ながら、ピアノと合わせるポイント等を教えてもらう。先生いわく、妙なところで慌ててるそうなのだ。マズルカっぽく2拍目にアクセントがくるところなんか、待ちが足りないらしい。最初のテーマも、1回目と後半では伴奏の形が違うので、吹き分けるといいかも。1ページ目7段目、高音ミの余韻の残し方。一番下の段も、妙に急いでしまうのでヘミオラっぽくフレーズをとってみる。2ページ目からは、もうちょっとテンポを落として雰囲気を変えてもいいかも。2小節ずつ、自然なクレッシェンド&デクレッシェンド。9段目から、3拍目のアクセントの音はフルートだけなので、音色も変えて表情をつけて。3ページ目3段目、2小節目と3小節目の間は、ブレスはとってもいいけど、フレーズは続けて。4段目2小節目からのテンポのとり方。同じテンポで入って、だんだん遅く。(私は、いきなり遅くなってて、へんてこだった。)

全体的に、正統派の吹き方ですね。(要するに、ちょっとインパクトが弱いというか、おとなしすぎるというか、はっきりしないのよね。)もっとアクセントとか大げさにして、ドンくさく吹いてもいいと思いますよ。

そんなところで終わって、次の曲に行くことに・・・う〜ん、なにやろう?

 

2004.9.16 アンデルセン「24のエチュード Op.21」18番、ドップラー「サロン風マズルカ」

今日のテーマはタンギング。息のスピードと舌つきの強さ&タイミングを合わせること。それを音域によって調節すること。低い音は長めに聞こえるので、注意して切ること・・・などなどを気をつけながら、ていねいに練習。

マズルカも、その応用です。出だしのG・・・p&スタカート、もうちょっと長めで響かせて。2小節目のクレッシェンド、クレッシェンドというよりGisの音をぐっと強くという感覚でいいでしょう。4小節目や6小節目、頭のアクセントをはっきり。その直前の音も、よく鳴らして。15小節目、音程に注意。Cが高めでEが低め・・・ちゃんとAに戻って。(あ〜、この曲、小節番号がないんでわけわかんない。。。。。もう、適当に書くわ!ちなみに私の楽譜はZIMMERMANNのです。)2ページ目にいって、3段目2小節目のCisはテヌート気味でていねいに、次へ向かって。poco riten.は4つの装飾音符がしっかり聞こえるぐらいにかけてみましょう。下から4段目のhighーA、もっと響かせてヴィヴラート。3ページ目にいってpoco rallentando、6連符は装飾っぽく吹いていいでしょう。

はい、タンギングというかスタカートは今回の宿題ね。次回は低音の練習をしてみます。この曲も、けっこう音がとんでるところがありますしね。

そうそう、もう1コ宿題というか課題があったんだった。18小節目と19小節目みたいなパターンが何回か出てくるんだけど、私、意識せずにほとんど同じリズムで吹いてたのよね。装飾か32分音符か、やっぱり吹き分けるべきなのかなあ?私の好みとしては、装飾をもっと引っ掛けて、吹き分けたいけど・・・難しい。

 

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