コンサート日記(2023年)


佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ≪ブラスの祭典2023≫ 2023.12.20(水) 愛知県芸術劇場 コンサートホール 18:45 

交響詩≪ローマの祭り≫:O.レスピーギ/森田一浩
音楽のおもちゃ箱〜佐渡裕のトークと音楽
    ・きよしこの夜
    ・マンボbT
    ・ボディー・パーカッション
    ・アフリカン・シンフォニー

交響詩≪ローマの噴水≫:O.レスピーギ/磯崎敦博
交響詩≪ローマの松≫:O.レスピーギ/木村吉弘
【アンコール】
星条旗よ永遠なれ

うきうきと出かけたシエナのコンサート。でも、会場に着いたとたんに後悔!楽器、持ってこなかった〜!コロナ禍で何年もそういうのなかったし、職場から一旦帰宅して家を出るまでに5分しかなくて、楽器のことなんてすっかり忘れていたんです。せっかく来たのに、残念すぎる…席について、今度はびっくり!同じ楽団の人たち3人と同じ並びの席。全く別にチケットを買い、私たちは座席指定はできなかったんだもの。しかも、前の方で通路も近く、楽器がないことをまたまた悔やむ。(キリがない。)
さて、気を取り直してコンサート。今回、最前列は向かって左からクラリネット、ピッコロ、フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルンという配置。私たちは右端の座席だったからフルートは遠いかと思ったら、よく見えてラッキー!「チルチェンセス」は、いきなり真横の2階席からトランペット3本のバンダが吹きまくり、すごい音圧!これが続いたらどうしようかというぐらいでしたが、最後の「アッピア街道」では、さらに右側からトロンボーンが来たので、ほんとどうしようかと思いました。「十月祭」のマンドリンは、前回オケで聞いた時はどこにいるかわからなかったけど、今回はトランペットとトロンボーンの間にいるのがよく見えてうれしかった。
「音楽のおもちゃ箱」は、お客さんも参加でノリノリ!「マンボbT」は手拍子あり、ステップあり、かけ声あり。しっかり練習もさせられました(笑)パーカッション・チームによるボディ・パーカッションも、もちろん参加。真似して叩いたりするんですけど、結構レベル高くて。
後半「夜明けのジュリアの谷の噴水」では西田さんのピッコロ大活躍!ピッコロ2本で吹いている部分もありました。そして、「ローマの松」とアンコールの星条旗まで、楽しかったです!星条旗はピッコロ3本でした。




豊橋ウインドアンサンブル 第54回定期演奏会  
2023.6.11(日) ライフポートとよはし コンサートホール 13:30 

メモリーズ・オブ・フレンドシップ:八木澤 教司
ほたるのひかり:福田 洋介
「王宮の花火の音楽」序曲:G.F.ヘンデル/一木 一誠
歌劇「魔笛」序曲:W.A.モーツァルト/繁定 茉名音

アヴェ・マリア:F.シューベルト/伊藤 康英
エルザの大聖堂への行列:R.ワーグナー/高橋 宏樹
ヴォカリーズ:S.ラフマニノフ/和田 直也
シンフォニエッタより 第1・2・4・5楽章:L.B.ヤナーチェク/一木 一誠
【アンコール】
歌の翼に:メンデルスゾーン/伊藤 康英
【エンディング】
愛さずにはいられない

いつもお世話になっている隣市の楽団の定期演奏会。よく考えたら、客席でちゃんと聞くのはものすごく久しぶり。コロナ禍で演奏会自体開けなかったり、受付のお手伝いでずっとロビーにいたり…
今回のテーマは『吹奏楽で楽しむ音楽史』バロック・古典派・ロマン派・国民主義、指揮の西谷氏による「音楽講座」も久しぶりです。
オープニングの「メモリーズ・オブ・フレンドシップ」は明るく軽快なマーチ。シンガポール・ユース・フェスティバル2011(シンガポール吹奏楽コンクール)の課題曲。2曲目の「ほたるのひかり」は有名なアレではなくて、蛍が舞い飛ぶ様を描いたオリジナル曲。中間部のフルート・ソロ、美しいです。「エルザの大聖堂への行列」と「ヴォカリーズ」にも、美しいふるーと・ソロあり。フルート、大活躍だね!


クリストフ・エッシェンバッハ指揮 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団  2023.5.14(日) 愛知県芸術劇場コンサートホール 15:00 

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 二短調  ヴァイオリン:五嶋みどり
【アンコール】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 BWV.1003より 第3楽章 アンダンテ

ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
【アンコール】
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番

うちの楽団の指揮の先生のお嬢さんがヴィオラで出るので聞きに行きました。もちろん、プログラムもいいし。五嶋みどりさんは、名前に合わせたのかグリーンのドレス。ブラームスは、ホルンはかっこいいけど、フルートの扱いはちょっと地味かも。でも、ハンガリー舞曲は好きだし。

セントラル愛知交響楽団 超!有名曲シリーズ vol.3 イタリア 2023.4.21(金) 愛知県芸術劇場コンサートホール 18:45  指揮:松尾葉子 

レスピーギ:「ローマ三部作」より 〈噴水〉〈松〉

[オルガンソロ曲]
マルコ・エンリコ・ボッシ:「聖別の時」「喜びの時」
レスピーギ:「ローマ三部作」より 〈祭り〉

【アンコール】
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲

今回の超!有名曲は「ローマ三部作」。昔、吹奏楽アレンジで「アッピア街道の松」をやった時、なんてつまらない曲なんだと思ったんです。ピッコロなんて最後にピロピロ…って吹いて終わりなんですもの。「チルチェンセス」なんて、木管大変なだけだし。でも、通して聞くと、あまり吹奏楽でやらない曲に笛のおいしいソロがたくさんあるし、楽器編成も豪華だし、やっぱり聴きごたえのある名曲。超絶技巧なのは仕方ないけど。バンダやトラにもうまい人がたくさん入ってました。バンダなんて、あんなに目立っていいのかというぐらい。「カタコンブの傍らの松」のトランペット・ソロはライトまで当たってたし。「ジャニコロの丘の松」の最後では、日本の野鳥の鳴き声が入ります。黒ツグミだったかな?オルガンあるし、チェレスタあるし、ハープも2台、ピアノも連弾、コントラバスファゴットもいるし、「十月祭」ではマンドリン(でも、どこで弾いてるのかわからなかった。。。。。)。打楽器も豪華で、シンバルも2人、「主権祭」では手作りの板を何枚かつるしたものが使われてました。(でも、「ぐるりよざ」でも1枚だけだけど使ったしな。)
オルガンソロも、知らない曲だけど楽しかった。上の方の星が回ると、オルゴールみたいな音が出るんです。初めて聞きました。


上野星矢&山宮るり子 フルートとハープのデュオ・リサイタル 2023.3.19(日) 宗次ホール 14:00

ドビュッシー:美しき夕べ
        シランクス(フルート・ソロ)
        月の光(ハープ・ソロ)
        星の夜
        夢
フォーレ:シシリエンヌ
      幻想曲
J.S.バッハ:フルート・ソナタ ト長調 BWV1020(伝C.P.E.バッハのH.542.5)

武満徹:海へV   T.夜/U.白鯨/V.鱈岬
ロータ:フルートとハープのためのソナタ
ボルヌ:ビゼーの「カルメン」による華麗な幻想曲

【アンコール】
イベール:間奏曲
モリコーネ:古い階段の下で Per La Antiche Scale

フルートとハープのデュオって素敵ですよね!ハープの人たちって美人が多いし。ドビュッシーの小品4曲、フォーレの2曲は、組曲のように続けて演奏。どれも美しい!後半のソナタは、「ゴッド・ファーザー」とかの映画音楽で有名なニーノ・ロータの作品。これも旋律が美しい曲。アンコールはお約束のイベールと、これまた映画音楽で有名なモリコーネのあまり知られていない曲。

 

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