コンサート日記(2006年)

 

豊橋ウインドアンサンブル 第20回プロムナードコンサート 2006.12.24(日) ライフポートとよはしコンサートホール 13:30

【第1部】
アメイジング グレイス  賛美歌 編曲/ウィリアム・ハイムス
ウィズ ハート アンド ヴォイス  作曲/ディビィド・R.ギリングハム
アルメニアンダンス Part1  作曲/アルフレッド・リード

【第2部】 豊橋ジュニア吹奏楽団
ロンドンデリーの歌  アイルランド民謡 編曲/ハロルド・ワルター
ユーモレスク  作曲/アントン・ドボルザーク 編曲/ハロルド・ワルター
マンボ bT  作曲/ペレス・プラード 編曲/山下国俊
ジングルベル  編曲/山下国俊
きよしこの夜  編曲/西谷伸二

【第3部】
ホワイト・クリスマス  作曲/アーヴィング・バーリン
そりすべり  作曲/ルロイ・アンダーソン
クリスマスキャロル  編曲/西谷伸二
クリスマス・トゥデー 〜ニューミュージック・クリスマス・メドレー〜  編曲/小長谷宗一
恋人たちのクリスマス  作曲/マライヤ・キャリー ウォルター・アファナシエフ 編曲/小島里美
「くるみ割り人形」より 3つのダンスメドレー  作曲/P.I.チャイコフスキー 編曲/鈴木英史

(アンコール)
ありがとう<SMAP>
素直になれなくて

いつもお世話になってるTWEさんのプロムナード・コンサート。今日はクリスマス・イブなので、プログラムもクリスマスものです。「アメイジング グレイス」の頭は、トランペットのパート・ソロ・・・でも、1st以外はひたすらロングトーン。しかも、ず〜〜〜〜〜っと同じ音?やりたくないなあ、そういうのは。「ウィズ ハート〜」は、打楽器の使い方が印象的な曲です。目立つしカッコイイ♪「アルメニアン〜」は、過去にも2回演奏しているそうで、やりなれているせいか音もぐっといいです。

第2部は、市内の中学生によるジュニア吹奏楽団の演奏。月2回練習しているのだそうです。「ロンドンデリーの歌」と「ユーモレスク」はポップスっぽいアレンジ。「きよしこの夜」は、なんと指揮者さんのアレンジですね。途中にグロッケンとハミングのみの部分があって素敵でした☆

第3部はポップス・ステージ。「クリスマス・トゥデー」では、アルト・フルートがソロで登場!この方、ピッコロ、フルート、アルト・フルートと大活躍。楽器もいろいろ持ってるそうなのよ。アンコールはSMAPとシカゴで。楽しいコンサートでした。


フルートで巡るサロンの歴史 2006.12.17(日) アクトシティ浜松 音楽工房ホール 14:00
                                             演奏とお話:有田正広(フルート)、有田千代子(チェンバロ)

フリードリヒ大王 フルート・ソナタ ホ短調
J.デュフリ クラヴサン曲集(1758)より <フォルクロレ> <シャコンヌ>
F.M.ヴェラチーニ フルート・ソナタ イ短調
C.P.E.バッハ フルート・ソナタ ニ長調 Wot.126
R.クープラン クラヴサン曲集第2巻(1716)より
 <ラファエル>(女流画家?)/アルマンド<オーゾニエーヌ>(女流詩人?)軽快で活発なアルマンド/第1クーラント/第2クーラント/サラバンド<風変わり>/<ガヴォット>/<パッサカイユ>(ロンド形式による)
G.P.テレマン メトーディッシュ・ソナタより ロ短調

(アンコール)J.S.バッハ シチリアーナ

浜松市楽器博物館のレクチャー・コンサート、初めて行きましたがすご〜く勉強になりました。この演奏者&プログラム、至近距離で1500円!お買い得です。まずは、館長さんから使用楽器の紹介。フルートは、以前は“クヴァンツ作フリードリヒ大王所有のものと伝えられる”というコメントで展示されていたものですが、その後の研究で、クヴァンツのものをコピーして1780年以降にフライヤーが製作したのではないかということになったそうです。黒檀製で象牙のリング。#と♭用の2鍵の楽器です。長年眠っていたものですが、この日のために、有田氏が1年ほど調整したり吹き込んだりして、やっと少し目が覚めてきた状態だそうです。でも、なにぶん古い楽器でひび割れもあり、演奏中にひび割れが広がらないか心配で・・・というお話。チェンバロは、今までにも博物館のデモンストレーション等で使われているもので、パリの名工E.ブランシェの作。美しい装飾が施された、2段鍵盤の楽器です。こちらもご老体なので、本番前ギリギリまでかかって調整・・・それでも音が出なくなったり残ったりするような事態になったら、どうかご容赦を・・・というお話。

さて、有田氏の素敵なお話をはさみながら、コンサートが進んでいったわけですが、最後のテレマンになって緊急事態が!エアコンが効いて、ホールの温度が上がったために、チェンバロとトラヴェルソのピッチがどうしても合わなくなってしまったのです。急遽、有田氏が楽屋へ走り、控えの楽器をとてくることに。「この子は作られたばかりで、まだろくに言葉もしゃべれない感じなんですけど・・・」と言いながら、テレマンになりました。でも、素敵な演奏でしたよ♪リッチなひと時を過ごせて、大満足です。


蒲郡吹奏楽団 第67回定期演奏会 2006.12.10(日) 蒲郡市民会館 14:00

【第1部】
吹奏楽のための音楽「愉快な仲間」 小長谷宗一
朝鮮民謡の主題による変奏曲 J.B.チャンス
クラリネット小協奏曲 作品26 C.M.ウェーバー T.C.ブラウン 編曲 ※クラリネットソロ:竹内未緒
リバーダンス B.ウィーラン G.バイテンハイス 編曲

【第2部】
エル クンバンチェロ R.エルナンデス 岩井直溥 編曲
チャルダッシュ V.モンティ 後藤洋編曲 ※サクソフォーンソロ:桜井牧男
歌劇「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』 G.プッチーニ R.ベーリンガー 編曲
アマデウス、浮かれる!〜モーツァルトメドレー〜 真島俊夫 編曲
ど演歌えきすぷれす 杉浦邦弘 編曲
ソーランファンク 星出尚志 編曲

(アンコール)
イマジン
そりすべり

時間的に無理かと思っていたんだけど、すべり込みセーフ!うちの指揮の先生がゲストで出るのです。今回のテーマは「吹奏楽で綴る世界一周の旅」・・・どっかで聞いたことあるね。オープニングの「愉快な仲間」は、楽団立45周年記念の委嘱作品!手拍子や口笛、歌まで入った楽しい曲です。さらに、ゲストを2人もよんでるし、お金持ちだよね。もう一人は、クラリネットの人でウェーバーの小協奏曲。上質のクラリネットの音色って、「ベルベット」っていうイメージだな。しっとりとして、つややかで。フルートだと、コットンかシフォンかシルクか・・・とにかくもっと軽い感じ。濃紺のボリュームのあるドレスも、曲のイメージに合ってました。「リバーダンス」は、いきなりフルート・ソロでかっこいい〜!ここのトップの人、うまいんだよね。

さて、第2部です。先生の「チャルダッシュ」は、うちの楽団でもやったことあるんだけど、スゴイのよ〜!超絶技巧って、わかりやすくていいよね。曲が終わったとたん、まわりのおば様たちからも、ため息&「すごいわね〜!」なんて声がもれてました。そして、やっぱり今年は「トゥーランドット」だよね。どうして、うちではボツにされちゃったんだろう?「ど演歌えきすぷれす」も、次々とソロが登場して楽しい!フルートも、花も〜嵐も〜踏み越えて〜♪でソロでした。ピッコロさんが、またかわいいの!他のメンバーより頭ひとつ小さくて、ショートカットでキュートで私好み。私が男の子だったら、好きになっちゃってたな。「ソーランファンク」のソロも素敵だったし。

アンコールは、「イマジン」と、この季節にはお約束の「そりすべり」・・・楽しい演奏会でした☆


宮本文昭 オーボエ・リサイタル 2006.11.23(木) ハートフルホール 15:00

【第1部】
ベートーヴェン/オーボエ・ソナタ op.17(原曲:ホルン・ソナタ)
シューマン/アダージョとアレグロ op.70

【第2部】
ドニゼッティ/オーボエ・ソナタ
サン=サーンス/オーボエ・ソナタ

(アンコール)
バッハ/シチリアーノ
サン=サーンス/白鳥
あすかのテーマ〜風笛
フォーレ/夢のあとに

こんな田舎の小さなホールに、宮本氏がやってくる!チケットは完売。満員御礼である。宮本氏いわく、「今日は、ホールの方にお礼を言われました・・・でも、僕、ステージに出たらお客さんが7人だったっていうこともあるんですよ。」で、第1部の2曲。オーボエ曲もオーボエもほとんど知らないので、演奏についてはあまりコメントできません。でも、オーボエってほんとに泣かせる楽器ですね〜!気になったのは譜面台。すごく低いんです。座って吹くときぐらいの高さ。宮本氏の腰までもありません。それで、譜面を上向きかげんにして、覗き込むようにして見るんです。オーボエの人って、みんなああなのかな〜?

第2部はオーボエのオリジナル曲のせいか、なんとなく音色がしっくりくる気がします。シャツも着替えてご登場ですよ!1部はウィング部分がグレーの黒シャツ。2部は、黒地のプリントです。

で、最後のサン=サーンスが終わったのが16:10と1時間程度の本編だったのですが、そこからが長かった〜!最初から、「アンコールは複数、話の合い間に吹いて、僕の気のすむまでやらせていただきますから。」と、トークを交えながら4曲。リラックス・モードで、これだけでも1ステージ分ですね。全国津々浦々を演奏してまわったけど、高知県だけは行ってないという話。オーボエを始めたきっかけと、やめる理由。なんでも、クラシックをやろうと決意したのが中2の終わりだったんだそうです。音楽一家だったんだけど、父親の歌う「第九」を聴いて、やっぱりクラシックをやりたい!と思ったとか。でも、それから始めるにはピアノやヴァイオリンは無理。管楽器しかない。近所迷惑になるから、大きな音の金管楽器はダメ。木管で、それもやる人が少ないファゴットかオーボエということになって、決め手は楽器のお値段。ファゴットは中古でも100万。オーボエは18万。で、選択の余地なくオーボエをやることになったとか。すべてが本当かどうかはわかりませんが。もともとどうしてもオーボエでなければ、と選んだわけではないから、やめるのにもそんなに重大な決意はいらないなんておっしゃっていましたが。これからは、オーボエに縛られず、もっと幅広い音楽活動をしていきたいそうです。

で、リサイタルのあとは、お楽しみサイン会♪会場で買ったモーツァルトのK.314&313のコンツェルトとアンダンテ(なんだかフルートのCDみたい)のCDに、「今、314をフルートで練習してるんです。これ聴いて勉強します。」と言いつつサインしていただきました。娘には、持参した「BLUE VOICES」を持たせました。おまけに『これにて打ち止め』なんて入れてある千社札風のシールまで貼ってくれるんですよ〜!ラッキ〜!!


尾西市民オーケストラ 第62回 定期演奏会 2006.11.12(日) 一宮市尾西市民会館 13:30

【第1部】
オリンピックファンファーレとテーマ:ジョン・ウィリアムズ
弦楽のためのアダージョ:サミュエル・バーバー
グローバル・ヴァリエーションズ:ナイジェル・ヘス

【第2部】
虹の彼方に(オープニング)
スパイ大作戦のテーマ
ホール・ニュー・ワールド
イエスタディ
アマデウス、浮かれる!〜モーツァルト・メドレー〜
  フィガロの結婚序曲〜アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク〜ホルン協奏曲第3番〜交響曲40番〜クラリネット五重奏曲
ジャパニーズ・グラフィティ]T 刑事ドラマ・テーマ集
  「太陽にほえろ!」メイン・テーマ〜Gメン’75のテーマ〜「はぐれ刑事純情派」メイン・タイトル〜西部警察PartUテーマ「ワンダフル・ガイズ」

(アンコール)「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ
        ティコ・ティコ

笛友だちが出るので都合がつく限りやってくる演奏会・・・一宮市に合併の結果、1月から楽団名が「尾西ウィンドオーケストラ」に変わるそうです。さてさて、「オリンピック・ファンファーレ〜」やっぱりかっこいいわ〜♪と思ったら、ロサンジェルス・オリンピックは1984年。もう20年以上もたってるのね。ちょっとショック!「グローバル・ヴァリエーションズ」は、イギリスを出発してフランス、スペイン等々8分ほどで世界一周ができる楽しい曲。フランスではアコーディオンが入ったり、アフリカやオーストラリアでは打楽器が大活躍したり、とにかく楽しい。フルートはインドの蛇使いの音楽で活躍します。

第2部は、まず「虹の彼方に」でパート紹介。「スパイ大作戦」とか「刑事ドラマ」とか、本当にかっこいいですね。各楽器のソロも、すごいです〜!「西部警察」では、フルートのかっこいいアドリブ・ソロがあるのですね。この曲、トランペット君から苦情がきそうなので、うちの定演候補には出さなかったのですよ。

アンコールの「誰も寝てはならぬ」は、指揮の八城崇幸氏によるスペシャル・アレンジ。エキゾチックないい曲ですよね〜!じ〜んときました。また、最後の「ティコ・ティコ」があまりにノリがよかったので、帰り道、ず〜っと鼻歌で歌っていて、娘に叱られました。。。。。あ〜、楽しかった♪


栗コーダーカルテット・秋のわくわくコンサート 2006.11.3(金) 岡崎市シビックセンターコンサートホール 14:00

鉄道ワルツ 3R、G
歩く人 R4
仔犬のテーマ(ベジエ) 3R、G
消えた蟹道楽 2R、H、G
光の時 
The Holly and the Ivy(柊と蔦) 4R持ち替えあり
もろびと声上げ 4R
3人の博士 2R、Per、G
おじいさんの11ヶ月 R、S、G、T

かんちがい 2クルムホルン、G、口琴
ピタゴラスイッチ・オープニングテーマ 4R
ドレミのおいかけっこ 4R
アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク 2R、2U
怪獣ブースカ Pi、R、2U
あめふりりんちゃん Pi、R、G、T
夕景 2R、G、T
川口君のおすすめトラッド1・2 R、Per、G、T
うれしい知らせ Pi、S、G、T

(アンコール)ワンダフル・デイ 2R、H、G

プログラムを開いてびっくり!チラシに書いてあった3曲しか載ってない。あとは、どうするの・・・?と、ちょっと心配になりましたが、ご覧の通りオリジナルからクラシック、トラッド、TV番組のテーマまで盛りだくさん。R(リコーダー)、G(ギター)、H(ハーモニカ)、Per(打楽器。ポーランというアイルランドの太鼓だそうです。大型ベルなしタンバリンって感じ。)、T(チューバ)、U(ウクレレ)、Pi(ピアニカ)、S(サックス)と編成もいろいろ。ただし、曲名も解説も口頭でだったので、聞き逃しちゃったり不正確だったりしたらすいません。お子様の姿も目立ちましたが、みんなけっこう静かによい子で聴いていました。楽しく、しかも脱力系のコンサートでした。

4人ともラフなスタイルで登場。リコーダー・カルテットって、オルガンのような響きですね。特にバス・リコーダーの音が優しくて、空気のようにいつの間にか音楽がそこに在るという感じでした。『消えた蟹道楽』なんて、タイトルを聴いたとたんクスクス笑いが起きましたが、「普通の曲ですよ。」とのこと。確かに普通の曲でしたが。『The Holly〜』以下3曲は、来週発売されるクリスマス曲のアルバムから。『もろびと声上げ』は、13〜14世紀のドイツの古い曲。1番はグレゴリオ聖歌風にユニゾンで、2番はルネッサンス期の作曲家プレトリウスのアレンジ、3番はバッハのアレンジで演奏されました。

さて、第2部は、いきなり口琴のイントロで笑いが起こります。そして、傘の柄のようなクルムホルンの音に、おかしさ倍増!『ピタゴラスイッチ』と『ドレミのおいかけっこ』は、NHK教育TVで使われた曲。かわいい曲だけど、テクニック的にはけっこう難しそう。ウクレレのモーツァルトは、かなりの脱力系。『ブースカ』は、私には懐かしい曲。「お〜い!*****」という台詞の部分までウクレレで、笑えます。メンバーに『川口君のおすすめトラッド』と呼ばれる曲は、イギリスの古い民謡だそうです。

調子にのって2枚もCDを買ったので、遠慮なくサイン会に並びます。娘もサインをもらいたいと言い張るので、結局2枚ともサインをもらい、握手もしていただいて帰ってきました♪


アンサンブル・カラヴィンカ vol.4 2006.8.27(日) ピアノフォルテ音楽院 3階ホール 14:00
                  Fl.丹下さと子  Ob.宮澤 香  Cl.原野千代子  Bn.桑原真知子  Hn.加藤恵三  Pf.加藤希央

<Fl&Fg>H.ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ
<ピアノソロ>W.A.モーツァルト/『きらきら星』の主題による変奏曲 K.265
<木管五重奏>H.W.ヘンツェ/5重奏曲(1952)

<六重奏>日本の歌 浜辺の歌〜夕やけこやけ〜虫のこえ
W.A.モーツァルト/ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲 変ホ長調 K.452

(アンコール)<六重奏>夏の思い出

前師匠が出るのでやってきた木管アンサンブルのコンサート・・・1曲目はワールド・カップを意識してブラジルの作曲家の作品を選んだのだそうです。でも、フルートでよく演奏される5番じゃなくて、6番目の曲で、フルートとファゴットのデュエット。なかなかの超絶技巧です。演奏後、師匠の息が上がってました。2曲目は、生誕250周年のモーツァルト。ピアノの方は、毎回衣装が素敵☆今回は上下とも黒なんですが、パンツがモーツァルトの時代っぽいデザインで・・・のだめ〜!(意味不明)ヘンツェは、現代音楽にしては聴きやすいという解説でしたが、私には十分難解。。。。。第1楽章は変奏曲らしいんだけど、よく分かんなかった。

休憩の後は、まず毎回恒例の日本の歌。今回は夏から秋にかけての選曲です。「浜辺の歌」はファゴット大活躍!でも、私はファゴットにはバラードとかも似合うことを知ってしまったからね。プログラムの最後は、再びモーツァルト。ピアノの前に、向かって左に手前からオーボエとファゴット、右にクラとホルンが向かい合うような変わった隊形での演奏です。初めて聴きましたが、時にはピアノ協奏曲、時には管楽器の協奏曲のような響きの作品でした。


高木直喜フルート・リサイタル 2006.8.2(水) 名古屋・伏見・電気文化会館・ザ・コンサートホール 18:45 ピアノ:山下 勝

W.A.モーツァルト:フルートとピアノのためのソナタ 第4番 ヘ長調 K.V.13
E.Y.ボーエン:フルートとピアノのためのソナタ 作品120

P.ヒンデミット:フルートとピアノのためのソナタ
C.フランク:フルートとピアノのためのソナタ イ長調

(アンコール)
ドビュッシー:シリンクス
グルック:精霊の踊り

大師匠のリサイタル、午後は年休を取って、張り切って出かけました。リサイタルの前に、「マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿」展を大急ぎで観る。(モーツァルトは、こういう時代に生きてたんだ〜!)と、イメージ作り。

大師匠の演奏を聴きながら、私のモーツァルトはやっぱり平板でつまらないな〜!と実感。それに、フレーズの終わり方が、なんか野暮ったくてオシャレじゃない。。。。。もっと修行しなくっちゃ!ボーエンは知らない曲ですが、きれいな曲。特に第2楽章、きれいですね。

今回のプログラムは、不勉強でモーツァルト以外はほとんどしりませんでした。ひたすら、ほぉ〜!と聴いていましたが、フランクの終楽章ではっと正気に戻りました・・・これってバイオリンでよく演奏する曲ですよね。カッコイイ♪

アンコールはなにかな〜?と思っていたら、大師匠一人で出てきました。あれ?無伴奏?と思ったら、なんと「シリンクス」・・・かっこいいけど、あっという間に終わっちゃうんだもの、ずるいや。でも、ちゃんともう1曲「精霊の踊り」がありました。いっぱい勉強して、なんだかお腹が一杯!有意義な夜でした。


河内容子・磯貝俊幸ミニコンサート 2006.7.23(日) 村松楽器名古屋店・4Fサロン 14:00 ピアノ:榊原祐子

☆★クロンケ/2匹の蝶々           ☆河内 ★磯貝
 ☆ドップラー/ハンガリー田園幻想曲
 ★ドップラー/子守唄
 ☆シャミナーデ/星のセレナーデ
 ★プーランク/フルートソナタ
☆★ドゥメルマン/ウィリアムテルの主題により華麗な二重奏曲

(アンコール)☆★ドビュッシー/月の光

ムラマツのフルート・フェアの催し物、講師演奏です。今回、師匠がワンポイント・レッスンの講師だったので、恥ずかしいからパス!無料調整とミニコンサートのみ参加しました。(一人前に試奏したがった娘つき。)最初と最後の曲は二重奏で、あとは交代で演奏です。クロンケとかシャミナーデは、あまり聞かない曲ですが、親しみやすい感じの曲でした。河内先生の楽器はAll14KのSRタイプ、磯貝先生のは18Kでメカは9K・・・と、途中でさりげなく宣伝も入ります。(うんうん、やっぱり18Kだったんだ〜!)プーランクは、やっぱりかっこいい☆モーツァルトの次はプーランクにしようかな、などと、まだモーツァルトに手をつけたばかりなのに思うのでありました。


連合愛知クラシックコンサート・名フィルと共に〜おとぎ話のクラシック〜 2006.6.17(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール 16:00
                                                       名古屋フィルハーモニー交響楽団  指揮:岩村 力

 

【第1部】
歌劇「シンデレラ(チェネレントラ)」序曲:ロッシーニ
交響的物語「ピーターと狼」作品67:プロコフィエフ  ナレーション:春風亭昇太

【第2部】
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より前奏曲と夢のパントマイム:フンバーディンク
バレエ「眠りの森の美女」作品66組曲:チャイコフスキー
 1.序奏とリラの精 2.パ・ダクション 3.長靴をはいた猫 4.パノラマ 5.ワルツ

(アンコール)「くるみ割り人形」よりトレパーク:チャイコフスキー

割と子供向けのプログラムだったので、娘と出かけました。「シンデレラ」序曲は初めて聴いたけど、ピッコロ1・フルート1の編成。中間部にきれいなフルートのソロ、すぐ後に同じソロをピッコロが繰り返します。曲目解説に「ロッシーニ・クレッシェンド」という言葉があったけど、軽快な旋律で盛り上がっていく、ロッシーニらしい明るい曲です。おなじみ「ピーターと狼」・・・今日は、落語家の春風亭昇太さんの語り。曲が始まる前から笑いをとっていて、最後は狼を東山動物園へ連れて行ってハッピーエンド。それにしても、この曲のフルート、目立つし、おいしいし、いい役だわ!でも、難易度高そう・・・小鳥とアヒルの口げんかのシーンは、何度聴いても笑える☆ところで、プロコフイエフは、ロシアからアメリカに亡命するとき、シベリア・日本経由だったそうですね。(名古屋には寄らなかったらしいけど。)

「ヘンゼルとグレーテル」は、ホルンのアンサンブル・ソロで始まる・・・なんか「タンホイザー」っぽいと思ったら、フンバーディングはワーグナーの弟子なんですね。「眠りの森の美女」はよく聴くけど、「長靴をはいた猫」は初めて聴いた。ほんとに猫だ!アンコールは「トレパーク」で盛り上がって終わり!この曲、大好き♪


有田正広 無伴奏フルート・リサイタル 2006.5.2(火) スタジオ・ルンデ 19:00

ドビュッシー:パンの笛、またはシランクス [L.Lot#8618]
ランベール=オトテール“ル・ロマン”:ブリュネットとドゥーブル「ある日、ぼくのクロリスは・・・」 [Th.Lot]
ファン・エイク:ダフネが美しい乙女だったとき イギリスのナイチンゲール わが麗しのアマリッリ [Mersenne  Tardino  van Eyck]
テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジー 第7番 ニ長調、第8番 ホ短調、第12番 ト短調 [Cyijnem=Denner]

C.Ph..E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132 [村松]
F.クープラン:恋のうぐいす [杉原=Th.Lot]
ドンジョン:3つのサロン・エチュード Op.10  T.Elegie   U.Serenade  V.Le Chant du vent [L.Lot#532]
ブラヴェ=クヴァンツ:無伴奏フルートのための組曲 ホ短調
  T.Allemande  U.Gigue en Rondeau  V.Menuette avec Variations [Arita=Stanesby]

(アンコール)
作者不詳:アポロの饗宴〜アイリッシュ・ダンス
クヴァンツ:エチュード
J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ〜サラバンド

無伴奏&変奏曲好きの私には、こたえられないプログラム!さらに曲目ごとに違う楽器で演奏されるんです。音出しも全くなしで、次々と楽器を取り替えて。プログラムの曲名の後の[ ]は使用楽器。なんて贅沢なリサイタルでございましょう。1曲目の「シランクス」から、どっぷり魅せられてしまいました。2曲目はフルート・ダモーレの演奏。ブリュネットというのは当時のはやり歌、ドゥーブルというのは変奏のことだそうです。3曲目のファン・エイクは、挿絵から再現した楽器を使用。

実は、開演ギリギリに後ろの方に入ってきた方のあたりから、なにやらジャラジャラ音がするので、ちょっと気になっていたのです。休憩になって振り返って見たら、なんと盲導犬を連れた方が2人と車椅子の方が1人みえました。ワンちゃんの装具の音だったみたいです。うるさいなんて思って悪かったなあ・・・こんな素敵なリサイタルは分かち合わなくちゃ!でも、後半はワンちゃんも慣れたのか、音は気になりませんでした。

さて、後半。こんなC.Ph.E.バッハを聴いちゃったら、自分の野暮ったい演奏が嫌になっちゃいます。。。。。「恋のうぐいす」は、もちろんピッコロで演奏。これが、あのCDに載ってた写真の本物なのね〜!ドンジョンで使ったルイ・ロットは、1861年製作の木管。まろやかないい音です。

アンコールも、なんと3曲!1曲目はファン・エイクに使った楽器でしたが、2曲目は三度フルートというF管の楽器。黒檀と象牙製なのですが、ベルギー留学時代に、蚤の市の楽器屋のご主人からスーパーの袋に入った泥だらけのネギのような状態で買ったのだそうです。最後は真っ黒な大きいトラヴェルソ・・・カナダのボーダンという方がベームの設計した内径をもとに製作したのだそうです。すごくパワーのある楽器です。

リサイタル終了後はサイン会もあるんです♪私ったら、はりきって「12のファンタジー」のCDを持参したものの、ここのところ連日聴いていたので、ディスクを自宅の機械の中に置いてきてしまったのです。そのことを言い訳しつつサインしていただきました。あ〜、幸せ!私の前のおじ様は、「趣味でトラヴェルソを始めたんですが、アンコールのクヴァンツが吹けるようになるには、どのぐらいかかりますか?」なんて質問してらっしゃいました。有田氏は、「そうですね、いい先生とやる気があれば・・・」と答えていらっしゃいましたが、私は笑いをこらえるのに必死で、肝心のどのぐらいかかるかという部分を聞き逃しちゃって。。。。。でも、なんだかかわいいおじ様でした。


宗次郎 クラシカル アンサンブル オカリナ エチュード 2006.4.23(日) フロイデンホール(小坂井町文化会館) 14:00
                                            ヴァイオリン:今井博子  コントラバス:斎藤順  ハープ:斎藤葉

【第1部】
リュートのための古い舞曲とアリアより「イタリアーナ」「シチリアーナ」:レスピーギ
いつくしみ深き 賛美歌312番
埴生の宿:ビショップ
ふるさと:岡野貞一
赤とんぼ:山田耕筰
幼き日:宗次郎
鳥の歌:カタロニア民謡
アヴェ・マリア:シューベルト
朝の祈り:宗次郎

【第2部】
ハナサクハル:宗次郎
水心:宗次郎
アヴェ・マリア:カッチーニ
Ma belle si ton ame〜聖なる乙女〜
クリスマス:コダーイ
凪:宗次郎
白夜の森で:宗次郎
夜の森から:宗次郎
太陽と月に照らされて:宗次郎
天空のオリオン:宗次郎

(アンコール)キートフ:宗次郎

“音響機材を一切使用しない完全生音コンサート”という売り。プログラムも編成も、いかにも癒されそう・・・って、実際癒されたんですけどね。でも、宗次郎氏は全曲暗譜なんですよ〜!すごいわっ!!第1部は、メンバー全員白の衣装で登場。宗次郎氏は、衣装のデザインといい、長髪を束ねた風貌といい、まるで教祖サマってカンジ。一応開場時間の少し前に行ったんですが、全自由席だったし、後ろの方の席になってしまいました。楽器が全然見えないんです。しまった!オカリナなんて、手で包み込むようにして持つから、ほとんど見えません。ソプラニーノというか、小さい楽器のときなんか全く見えず・・・がんばって早く並べばよかった。時々、吹き口が詰まらないようにお掃除しているようなんですが、それもよく見えなかったし。とはいうものの、音響機材なしでも十分すぎるぐらい音は通ります。「ふるさと」とか「鳥の歌」とか、無伴奏も素敵。特に「鳥の歌」は、すごく民謡っぽくて気に入りました。原曲のカタロニア民謡は聴いたことないけど、あんな感じなんじゃないのかなあ・・・

第2部は、ハープさんとコントラバス氏はブルー系の衣装、ヴァイオリンさんはピンク系の衣装・・・でも、教祖サマはやっぱりデザイン違いの白です。今度は、裾がヒラヒラしててラメ入り。「凪」というソロ曲では、オカリナも白に。宗次郎氏のオリジナル曲は旅先のイメージで作られたものも多く、旅の思い出も語られます。「ハナサクハル」は青森の縄文遺跡、「白夜の森で」はフィンランドの森、「太陽と月に照らされて」は屋久島の森のイメージなのだそうです。「太陽と〜」は、ハープさんは小型のハープを抱え、コントラバス氏は楽器を叩き・・・とっても躍動的な曲でした。

アンコールは「キートフ」・・・フィンランド語でありがとうという意味なんですって。宗次郎氏は、去年オカリナ生活30周年を迎えたそうです。「オカリナを吹くときは、教会でお祈りをしているような気持ちで・・・いや、別にお寺でおまいりでもいいんですけど(笑)、無心に吹きます。」と言っておられたのが心に残りました。ますます教祖サマ。


〜野畑さおり・大西宣人〜Spring Concert 2006.3.27(月) ホテル日航豊橋 30F ル・モン 18:00

【第1部】 ☆ピアノ独奏
 エルガー:愛の挨拶
 エマニュエル・バッハ:ハンブルガー・ソナタ
☆野畑さおり編曲:日本の歌(さとうきび畑・赤とんぼ・この道)
 ショパン:ノクターン cis−moll
☆ショパン:幻想即興曲
 グリーンスリーブス幻想曲

〜ディナー・タイム〜

【第2部】
 歌の翼による幻想曲
 野畑さおり:はるかなる想い
 ムーン・リバー
☆サマー・タイム
 マイ・ウェイ
♪リクエスト・タイム♪ ロミオとジュリエット 仰げば尊し ゴッドファーザー・愛のテーマ 涙のトッカータ ベサメ・ムーチョ コンドルは飛んで行く
 浜辺の歌

(アンコール)白い恋人たち

発表会の前日、ピアノ合わせに行ったピアノの先生のお宅でいただいたチラシ・・・よ〜く見たら、このフルーティストさんとは大昔に某所で会ったことがあるのであった。「ハンブルガー・ソナタ」も聴きたいし。それに、ディナー・コンサートなんて、おもしろそう♪1万円は高いけど、一人で行く雰囲気でもないので、娘と2人分奮発してしまった。

30階の展望レストランに着いてみると、中華の用意がしてある・・・これは、ちょっとフェイント。中華も嫌いじゃないが、てっきりフランス料理のフルコースかと思っていたのだ。お客は、ほとんど上品そうなおじ様&おば様方。うちの娘が最年少かと思いきや、もっと小さい1年生か保育園ぐらいの女の子が一人いた。野畑先生のご主人ばかりか、ドイツからみえたご主人のお父様・お母様もみえる。(ご主人は、お母様似なんだ〜!)

コンサートは、トークも交えつつ和やかに進む・・・『ハンブルガー・ソナタ』では、「ハンバーガーは、この街で生まれたと言われ・・・」というコメントに、野畑先生のご主人が、「それは違う・・・」と反論。でも、諸説あるみたいで、よく分かんない。ショパンの2曲は、以前、野畑先生の別の演奏会でも聴いたな。この曲、好きなんだ。Cis−mollの方は、今回はフルートの演奏だけど。『幻想即興曲』は、中間部に野畑先生オリジナルのアレンジ入り。

さて、お楽しみのディナー・タイム。棒々鶏から始まって杏仁豆腐まで、おいしかったです。エビチリとマーボー飯が妙にスパイシーで辛かったけど。

お腹がいっぱいになったところで、後半。『遥かなる想い』は、野畑先生が小学校6年生のときの作品。当時あこがれていたヨーロッパをイメージした曲とか。リクエスト・タイムもあります。プログラムの裏に載っている15曲ほどのリストの中から、ということだったのですが、いきなり2曲目でリストにない『仰げば尊し』が・・・それでもなんとかしてしまうところが、さすがプロ!なかなかパワフルな方が多くて、あっという間に6曲。私なんて、リクエストする隙もありませんでした。(お二人が内心やりたくないと思っていた曲が、全部出たそうですが。)最後は、『浜辺の歌』でしっとりと。アンコールは、リクエスト用リストの中から、野畑先生がお好きな『白い恋人たち』・・・お疲れ様でした。


第48回あったかハートのコンサート・心に響くMelodyを〜ヴァリアスハープの音色にのせて〜 2006.1.19(木)
               御津町文化会館(ハートフルホール)ロビー 19:00 アルパ・ヴァイアスハープ:牧野将典 フルート:加藤千恵

・宵待草  Va&Fl
・浜辺の歌  Va&Fl
・La Bikina(ラ・ビキーナ) A&Fl
・酒とバラの日々  Asolo
・川の流れのように  Va&Fl

・La ricordanza(ラ・リコルダンツァ)  Va&Fl
・LEJOS DF TI(遠いあなたへ)  Va&Fl
・Vino Blanco(ビノ・ブランコ)
・スペイン Asolo
・あこうくろう  Asolo
・クローズ・トゥ・ユー  Va&Fl

(アンコール)コーヒー・ルンバ   Asolo

地元のホールで2ヶ月に1回やっているロビー・コンサートのシリーズです。たまたま図書室に寄ったときにチケットを売り出していて、買いました。ヴァリアスハープって?聞いたことないけど、どんなもの?と思って、ネットで調べてみましたが、わかりませんでした。それもそのはず、牧野氏が図面からおこしたオーダーメイドのハープだったのです。ハープの音色を持ちながら、ギターのタッチに近いものを・・・というねらいで作った楽器だそうです。

ホールに行ってみると、お客さんのほとんどは地元のおば様たち。そして、おじ様もちらほら・・・平均年齢、かなり高そうです。私なんて、「お姉さん」扱いでした。ま、いいけど・・・前の方には、すでにハープが2台置かれています。でも、オケで見かけるものよりも小さいなあ、ということぐらいしか分かりません。どっちかがヴァリアスハープでどっちかがアルパのはずなんですが。結局、濃い茶色で、やや現代的なデザインの方がヴァリアスハープで、ちょっと硬質的な音。よく見るハープをそのまま小さくした感じの方がアルパで、まろやかな音でした。

さて、コンサートが始まります。「僕、御津は2回目なんですよ。仕事帰りに電車の中でつい寝込んじゃって・・・目が覚めたら御津だったことがありました・・・」なんて挨拶があって、まず『宵待草』『浜辺の歌』と日本の叙情歌を2曲。テンポはゆっくりめ、フルートの方はすご〜く柔らかな音色で、本当に癒される演奏です。3曲目の『ラ・ビキーナ』は、メキシコのやや軽快な曲。アルパ・ソロの『酒とバラの日々』をはさんで、1部の最後は『川の流れのように』です。「この間洗車したら、次の日に雨が降っちゃったんですよね・・・」なんて、おしゃべりをしつつもハープのチューニング。曲が変わるたびに丁寧にチューニングしているんです。外は寒く中は暖かいこういう季節は、特に音が狂いやすいとかおっしゃって・・・弦楽器って大変なんですね。私にはとてもできません。

休憩時間は、お茶とお菓子でさらに癒されます。そうしたら、顔見知りのホールの職員さんが私のところへやってきて、「ハープにもいろいろあるみたいですけど、フルートにもいろいろあるんですか?ずいぶん音の違いがありますよね。」って、きくんです。「そりゃあ、いろいろありますけど、今日のは一番普通に使われるフルートですよ。私ごときの音と比べちゃいけませんよ。」と言うと、「今日の方は、すごくやわらかい音ですよね。どうして、そ
ういう音の違いができるのかしら?」と、さらに突っ込み。「・・・まあ、個性とかいろいろありますけど。(腕も違うけど。)」

さて、第2部です。『ラ・リコルダンツァ(追憶)』は、牧野氏の曲。作曲もされるのですが、中学生のころ五線紙がどこで売ってるかも知らなくて、英語のノートに線を1本書き足して使っていたなんて思い出話も。2曲目は、パラグアイの作曲家の曲。3曲目の『ビノ・ブランコ』は、「白ワイン」のことだそうです。けっこうお酒や食べ物の話題も出ます。最近食べておいしかったのは、キムチとベーコンのクリームパスタだそうです。『スペイン』は、チック・コリアの曲。5曲目の『あこうくろう』は、牧野氏の曲。大学は沖縄だったそうで、沖縄の言葉で「昼と夜の間」つまり夕方の意味だそうです。夕方のドライブのイメージだとか。最後はカーペンターズの『クローズ・トゥ・ユー(あなたのそばへ)』・・・アンコールは有名な『コーヒー・ルンバ』でした。


ニューイヤーコンサート2006 2006.1.7(土) 西尾市文化会館 大ホール 13:00
                                     指揮:田中瑞穂 アルテフィルハーモニー交響楽団 ピアノ独奏:夢藤哲彦

【第1部】
T.楽劇「タンホイザー」序曲:リヒアルト ワーグナー
U.舞踊組曲「白鳥の湖」より:ピーター イリッチ チャイコフスキー
    1.前奏曲  2.情景  3.ワルツ  4.白鳥の踊り  5.情景  6.マズルカ  7.終曲

【第2部】
V.ピアノ協奏曲第一番 ホ短調:フレデリック ショパン
    第一楽章  アレグロ マエソトーソ
    第二楽章  ロマンツェ ラルゲット
    第三楽章  ロンド ヴィヴァーチェ

師匠にチケットをいただいたので、出かけました。無料とあって、客層は広いです。赤ちゃんまでいる。。。。。でも、演奏中に泣き声とか子どもの子はしませんでした。このプログラム、残念ながらあまりフルートは活躍しないのよね。トロンボーンとかは、めちゃめちゃカッコイイんだけど。そのせいか、ショパンの途中で眠くなっちゃって。。。。。すいません。フルートは3人。師匠ともう一人がピッコロ持ち替えでした。師匠ったら、「白鳥の湖」のワルツのけっこう静かなところで、バサ〜ッと楽譜を落とすんだよ。ひんしゅく!譜面をめくろうとしたら、はずみで譜面台が下がっちゃったみたい。(←あるある、そういいうこと。)ショパンの2楽章は、むか〜し教育テレビの理科の番組で使われてたっけなあ。植物の観察とか早送りでうつす時に、いつもこの曲だった・・・などと、居眠りしながら想い出にひたるのであった。5時から夜の部があるせいか、アンコールはなし。ちょっと寂しい。。。。。ソリストと指揮者とコンマスに花束贈呈があったんだけど、プレゼンテーターのインドネシアかどこかの留学生の子が、コンマスと間違えてチェロのトップの人に渡しちゃったのよね。(笑)

 

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