ファールについて触れてみたいと思います。
まず、ファールの三大原則というものをご存知でしょうか。
俗に、接触・影響・責任と呼ばれるものです。
接触は文字通り、接触プレイがあるかどうかです。例を
挙げると、ゴール下でのハッキングなどです。
影響とは、説明が難しいですが、ファールを行ったとする
プレーヤー(この場合ディフェンス)が被プレイヤー(この場合
オフェンス)に対してプレイの妨げになるような影響を及ぼして
いる場合のことを指します。プッシングファール、ブロッキング
などはこの部類に入るかもしれません。
バスケットボールにおいて、プレイヤーはゲームを円滑にかつ、
スポーツマンシップに乗っ取り進行しなければいけません。この
妨げになるものが責任です。アンスポーツマン・テクニカルファール
などがこの部類です。
以上の条件に当てはまった場合にファールが成立すると考えられます。
ですので、仮に接触プレイがないとしてもプレイに影響があるとされれ
ば、審判はファールを宣告しますし、接触があっても影響があまり感じ
されない場合にはファールにならないという場合もあります。
俗に、マリーシア、演技派と呼ばれるプレイヤーがうまくファールを
もらえるのはこのためです。
この点を理解しながらファールについて考えると良いかもしれません。
最後に、自身で審判をしていて、ファールの宣告ができなければ、自身の
プレイ中にどのタイミングでファールが取られて、どのタイミングでファール
にならないかを判断することは難しいです。ですから、練習中でも積極的に
審判という立場からどのタイミングでファールを鳴らした方が良いかを
考えながら行うことで技術が向上できるはずです。(これは協会の審判部
の方もいっていました)シュート動作中のプレイに関しては特に注意しながら
判断をしてください。
ディフェンシブなチームにはファールはつきものですが、よりファールの
数を抑えることにより上位に食い込むことができるかもしれません。