2007年2月26日(月)
所在地 岩手県八幡平市
松川温泉には4件の温泉宿がある。その中で一番古い宿が松楓荘だという。元湯松楓荘、温泉が発見されたのが西暦1062年(平安時代)そして松楓荘の創業開始が1743年8月6日、江戸時代の徳川吉宗将軍の時代、以来264年間続いている温泉宿だという。
松川温泉
(松楓荘)
えんど
橋を渡って名物の岩風呂へ向かう↑
泉 質 /単純硫黄泉(硫化水素型)
入浴料金/大人 500円(アイスまたは温泉卵引換券付)
子供 250円 (5歳〜小学生)
入浴のみ 8:00〜20:00時(広間休憩無料)
所在地
松川温泉 元湯 松楓荘
岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
TEL:0195-78-2245
FAX:0195-78-3053
木造二階建てのお宿は長い歴史を感じさせるに充分な雰囲気。
フロントで入浴料金500円を支払うと、「アイス券」と書かれた紙切れを貰った。
お帰りの際にアイスか温泉卵と交換して貰えるらしい。
フロントの上には何やら黒っぽい卵が並んでいる、これは松楓荘名物の温泉卵だという。
硫黄分の多いお湯につけて茹でるので、卵の表面が黒っぽく変色するらしい。
「湯治した卵ですよ・・・」とおばちゃんの説明、温泉卵を食べただけでも入浴の効能有り・・かもしれないぞ・・?
帰りに10個入りパックをお土産に買う(一個50円)
松楓荘と言えば何と言っても名物の岩風呂、橋を渡って真っ先に向かう。
岩風呂を覗き込むと、ぷ〜んと硫黄臭が立ち上ってくる。岩で囲まれた浴槽、なかなか良い雰囲気だ。
しかし、お湯が少ない。膝丈ほどしか無い。
そういえば岩風呂は雪崩の恐れがあるので「入浴禁止」の貼り紙があったっけ、残念!
名物の岩風呂はこんな感じ↓
続いて向かったのは混浴露天風呂。
内湯の手前廊下を挟んで左側にある。
脱衣場は男女別々だが、浴槽は一つになっている。
このへんは松川荘の露天風呂と同じ作りになっている。
正面に雪の山肌を眺めながらの入浴。表面には湯花成分が浮かび、膝が透けて見えないほど白く濁ったお湯。
硫黄泉好きには堪らない湯だ。
(他に女性専用露天風呂があるそうです) ↓
露天風呂で充分温まったところで、内風呂へ向かう。こちらもお湯は同じ硫黄泉、掛け流しの湯がたっぷり。
そして面白いのは洗い場、シャンプー石鹸は完備されているがシャワーは無い。洗い場の真ん中に大きな丸太をくり抜いた桶が据えてあり、ちょうど良い温度に調節された湯が流しっぱなしになっている。
この桶から柄杓でお湯を汲み、体を洗い髪を洗う事になる。
一見不便なようにも見えるが、シャワーに慣れてしまった現代人にはむしろ新鮮に感じるかもしれない。
子供のころの我が家の風呂は、シャワーは勿論水道も無かったな・・・
内風呂の様子 ↑
←木の桶から湯を汲んで体を洗う