安比温泉
安比温泉
 安比温泉は岩手県安代町の安比川源流部の渓流沿いに在り、湯船が一つ有るだけの完全な野天風呂です。安比高原スキー場のグランドホテル脇の町道を登って行くと奥の牧場に向かう林道との交差点が有ります。そこを左に入っていくとまもなく砂利道になりますが、林道を終点まで進むと砂防ダムが在り小さな駐車場が有ります。(5〜6台可)そこから歩いて40分ほどで安比温泉につきますが、赤川と安比川を渡ることになりますので増水している時は注意が必要です。
林道終点の駐車場
 このルートは安比岳を経由して八幡平の山頂まで続く安比歩道(登山道)になっています。革靴では歩けません、長靴が必要です。砂防ダムの下を歩いて渡ると対岸から登山道が始まります
 歩道はそれほど急な坂道は無くて原生林の中の散歩道と言った感じになっています。この登山道は国立公園内を通る登山道なので刈り払いや崩落個所の補修等は定期的にされている様です。
近年、安比歩道は八幡平の山頂まで道標などが整備されましたので迷うようなことは無いでしょう。安比川の渡渉点から安比温泉までは安比川の河原を歩いて行くと近道です。しかし水量が多い時には道標に従って安比歩道を迂回した方が安全でしょう。
安比川沿いの登山道
安比温泉
 安比川の渓流の脇に湯船が一つ。大きさは4mX2mぐらい、一度に8人が入れるくらいです。泉温は源泉が47℃、浴槽が43℃有りました。湧出口に近づくとわずかに硫黄の臭いがしてきます。無色透明ですが入浴すると浴槽にわずかに沈殿している湯花が溶け出してきて白濁してきます。地元の有志の方々が管理されているそうですが、浴槽の周囲の雑草が綺麗に刈り払われていました。浴槽の近くに小さい広場が有りますが脱衣場は勿論洗面器等の備品は有りません、バスタオル等を持っていった方が良いと思います。登山の途中に汗を流すには持って来いの温泉でしょう、もちろん無料で入れます。
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所在地 岩手県安代町
2002年8月29日(木)
えんど