2006.5.16
ひみつ特訓

13日の土曜、ひねもす雨が降っていた。
ここんとこ、下痢がまた続くようになってきていて、腹の中もひねもす雨が…

11日が深夜3時上がり、12日もふつうに朝から夜まで仕事。
そんな流れと雨のせいもあり、この土曜は昼間ほとんど寝ていた。

夜、実家の車で母・姉と一緒に親父の見舞いに。
親父はなんだか顔がスッキリしていて、一週間前よりちょっとだけよくなったように見えた。

見舞いを終え、サイゼリヤに入る。
ここに行くと必ず頼む肉サラダを食べ終えた瞬間、店員が皿を下げに来た。
野球のあとのバーミヤンやガストではなっかなか器を下げに来なかったりするが、異様な早さ。
店員はヒマなのか、律儀なのか、マメなのか、せっかちなのか。

車をそのまま引き取って帰る。
翌14日は板橋・練馬にまたがる城北中央公園で9時からiFsの試合。
のざる君があちこち迎えに行くのは面倒だろうから車で行くことにした。
住処の近所のいつもの路駐スポットに停める。
6月から駐禁の取り締まりが厳しくなるというので、実家から車を借りる回数も減りそうだ。

城北中央公園は、「城北地区最大の公園」だそうな。
グラウンドの質=公園の規模という図式は必ずしも成り立ちはしないが、
この公園にはグラウンドが通常サイズ2面のほか、少年野球・ソフトボールに使える小野球場も2面あるそうで、
手入れが行き届いていそうな想像ができる。
前日雨が降っていてももしかしたら使えるかも? と淡い期待を寄せる。


14日朝、6時半に起きて外を見ると雨はやんでいた。
今回はのざる君つながりのチームが相手で、怪しい場合は向こうさんが中止の判断をして7時すぎに知らせが来ることになっている。
当該時刻にとくに連絡はなく、「さすが、中央公園さま」と敬いながら7時半ちょい前に車で出発した。

先月同じく朝からの西菅公園に向かったときは首都高7号線の錦糸町-両国間の渋滞にハマって到着がギリになってしまったので、今回は湾岸線から向かった。
あ、なんで7号から行ったかと考えたら、とりさんを拾って行ったからだ。
今回はそれをすっかり忘れてた(笑み)言ってくれれば今回も拾ってったのに。

とくに渋滞もなくスイスイと進み、5号線に入って護国寺にさしかかったところでメール受信。
残念ながら中止決定だそうな。
7時45分。はぁ、随分遅かったなぁ。
同時にもう一通メールが入ってて、見たら「まだ向かってる?」と丈さんから。

ちょうど丈さんの職場付近だったので「○葉の近所を通過中」と返す。
で、なんだかんだで、現地に行ってキャッチボールでもしようということになった。
北池袋で首都高を下りて、川越街道を進む。
公園の入口(東武東上線でいえば上板橋あたり)をいつの間にか通り過ぎていてしまったので、その勢いで丈さんを和光市の駅で拾うことにした。
途中、ようすけちゃんから「中止メール届いた?」とメールが。
あ、中止を確認しただけで返信してなかったけど、やけに早い確認メールだなぁ、と。

丈さんを拾ってから、じつは中止メールが7時15分ごろの送信だったことがわかった。
そりゃようすけちゃんも心配するよね。
その時間には家にいたんだけど、なんだかセンターで引っかかって届かなかったようで、丈さんが送ったメールに押し出されてようやく届いたということだ。
また、掲示板で「中止はグラウンドから向こうさんへの連絡で決まった」ことも知る。


蒙古タンメン・中本の前を通って公園着。
たしかに立派で、いぬ紐をしている人がたくさんいる。さすが城北のセントラル・パークだ。

駐車場から丘へ上がったところに野球場があった。2面のうち東にある「わりといい方」のグラウンドだ。
覗いてみたら、作業車で内野の土の整備をしていた。
ほう、想像どおり、きちんとしてるんだな。


丈さんはこの公園で堀ちんと何度もキャッチボールをしているということで信じてやって来たのだが、うーん、微妙な空気。
土と芝の陸上トラックがあり、スポーツ少年団のような子どもたちがトラックでトレーニングをしていて、
中のフィールドでは紙ヒコーキ(ゴムで飛ばす、骨組みのあるやつ)を飛ばしているオッサンがいる。
飛ばしたのを目で追ってたら、へ先からズドーンと地面に刺さった。
ここでやってたら危ねぇんじゃねぇの?

丈さんが「いつもやっている」というその陸上スペースの端っこでキャッチボールを始めると、
ジョギングコースの市民ランナーのジイさんが「キャッチボール禁止だよ」と。
うむぅ、紙ヒコーキは黙認でか?
でも、オレらも野球やってて犬ひもが侵入してくるとガイガイ言って追い出してるし、お互いのテリトリーは侵さないほうがいい。

せっかく来たので、できそうな他のスペースをさがすと、陸上スペースの一段下に木々が多い薄暗いスペースがあった。
「歩道」が直角三角形につくってある。
夜は住人が来る東屋が三角形の中にあるが、人気(ひとけ)はない。
奥にブランコなどの遊具があって、親子連れがチョロチョロとそっちにいるくらいだ。
「歩道」の直角の2辺にはどう見ても人が入ってこなそうだったので、陸上トラックに平行した1辺でキャッチボール開始。

普段は堅い土であろう歩道の地面は少々緩いが、いちおう駐車場でスパイクに履き替えておいたのでなんとかキャッチボールの体(てい)になった。
ふたりでシュート回転のすっぽ抜けを繰り返しながら、投手投げの練習もした。
久々にやったが、慣れてくるとお互いキレのいい球がバシバシ行くようになった。
木々に囲まれているため、グラブの「パーン」という音が心地よく響く。

一時間くらいかな? 汗がしたたるほど投げた。
途中、「ストライク」の球を丈さんが腹で受けて、?が頭上に立った。
じつは、オレの後ろに公園の警備員のジイさんが立っていて、それが丈さんの目に入ったのだ。
「ほんとはやっちゃいけないんだけどね。子どもが来たら中断してね」
と言われた。
もちろん子どもが来たら止めるつもりでやってたけど、黙認(?)してくれてありがとう。


まだ正午前。
近所にバッティングセンターがあるということで、打撃練習も行うことにした。
久々のバッティングセンター。
かつては金曜の夜、仕事から帰ると必ず車で通っていたもんだが、実家を出てからはすっかり行かなくなっていた。

ここでも飽きるまで打ちまくる。
丈さんが打撃フォームの相談をしてきたので、オレ流感覚矯正法であれこれとアドバイス。

見ていると、丈さんは構えたときにヒジが突っ張っていてバットも立っているので、振り出しのときにバットが滑らかに出てこない。
その後右肩が下がるためにバットのヘッドが下がり、ボールの軌道の下を振っている。
構えは拳がもっと顔に近いところになるように、そしてバットをもっと寝かせるようにしてみる。
右肩が下がるクセの矯正は「金城打ち」での解消を目論む。オマリーでもオガでも高橋慶彦でも可。
ミートの瞬間に前脚に体重を載る状態に、そしてミートポイントを元より前方に据えて、
前脚を軸に回転しながらバットでボールをはたくように打つ。
回転も「ヒザ→腰→バット」の順番で前に向かって回る気持ちで行う。
タイミングがとれるようにならないと突っ込みすぎてしまう欠点もあるが、
前で裁こうとするベクトルによってバットがレベルスイングに近くなり、かつパンチ力も生まれる(長打というより打球が強くなる)。

とまぁ、思いつくかぎりのことをアドバイスするんだけど、オレがあれこれ例えすぎたために、
ひとつできると、別の部分がおろそかに…の繰り返し。
いろいろやった結果、最終的に新フォームが固まった。

「左で打つ」(笑み)

この日の初めての左打席でピッチャー返しを連発した丈さん、右より自然なフォームで打っている。
慣れてくるとおかしくなってきた(笑み)のだが、左で打てるセンスはあるよぉ。
右のヘンなクセを直すより、左で打てるようにするほうが簡単なような気がした。


この自然な構え1
そしてオマリーばりの前さばきと左足の流れ


オガばりの前体重フォロースルー
…だったのだが、だんだんこぢんまりしてきて…


うーん、上と明らかに違う。右足突っ張りすぎ



さて、自分。
まずはミートでスコーンと


バットはレベルだけど、右のつま先が構えのまんまで前向きすぎ
フォロースルーはたっぷりと… 撮影用にしばらく止めてた


これはミート前。右つま先の開きで力が逃げてしまう
もはや、橋本真也


運動しまくり異常な空腹に襲われた。
通りがかりにあったビッグボーイに入り、肉を喰う。運動のあとの肉、ウメぇ。


丈さんを上板橋でおっこどし、首都高で帰宅。
円楽最後の出演となる笑点の特番を観ながら洗濯機を回したところで、母から連絡が…
「親父の容体が悪化したらしい」と。

洗濯はほったらかし、ふたたび車に。母を実家で拾って病院へ。
親父がヤバいというのに、6時半に起きてからまったく眠ってないので瞼が重く、運転が辛い。
一日に長い時間運転するのはよくないな。最近は運送業界が激しい競争で長時間運転を強いられてるみたいだけど。
容体はオレらが着いたころには処置によっていくぶん良くなっていたが、医師の説明を聞くと、あんまり良くない。
会社の人に月曜の仕事ができないかもしれない旨を連絡する。

21時、消灯時刻になった。
親父は悪いなりに安定し、「きょうは帰っても大丈夫」と看護師に言われたので、帰ることにした。


前日に続き、母と姉と3人で夕食を摂ることに。
サイゼリヤにまた行くのはアレなので、その先にあったCOCO'Sに。
待ち客が結構いるが、待つことにした。
しかし、よく店内を眺めると… 客がいる席は半分以下。
それなのになんで入れないかというと、ほかの席はすべて食器が残ってるではないか!
ホールのバイトのバカ男はブザーが鳴ると聞きに行くの繰り返しで、テーブルを空けようとする意思がまったく見えないし、
ほかのホールらしき2人の女は厨房からまったく出てこない。
挙げ句、注文した品の催促まで受けていて、中に入れたところで食べられるまでに相当な時間がかかりそうだ。
前日のサイゼリヤの食器下げの迅速さとは真反対。
日曜の夜なのにホールスタッフが少なすぎる。管理体制がまったくできていないのだ。

「こんな店、1時間待っても入れねぇ!」
とほかの待ち客に聞こえるように言いながら店を後に。
すぐ先にあったデニーズに入ったら、待ちなしですぐに入れた。
COCO'Sは初めて入ったのだが、この松戸の馬橋の店には二度と入らないのは間違いない。


帰宅後、脱水されたまんまだった洗濯物をもう一度洗い直した。

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