2006.4.12
オカッパ

職場のマッシーンのプライベートデータのフォルダの整理をしていたら、オレと同じ学年(S49.4-S50.3)の芸人のリストが出てきた。
だいぶ前にどこかの誕生日・命日網羅サイトで調べたものだ。

哲夫・西田幸治(笑い飯)
石井康太・中村豪(やるせなす)
植松俊介・大熊啓誉(シャカ)
川本成・堀口文宏(あさりど)
ビビる大木・大内登(元ビビる)
有吉弘行・森脇和成(元猿岩石)
ふかわりょう
ボブ・サップ
後藤輝基(フットボールアワー)
ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)
伊藤さおり(北陽)
石塚義之(アリtoキリギリス)
安田団長(安田大サーカス)
谷井一郎(エレキコミック)
川元文太(ダブルブッキング)
無法松(北京ゲンジ)
藤井宏和(飛石連休)
ボブ・サップ
増田裕之(ルート33)
清和太一(エルシャラカーニ)
杉崎政宏(アクシャン)
沢原宣之(機械犬)
樅野太紀(チャイルドマシーン)
山田與志(COWCOW)
加藤歩(ザブングル)
ボブ・サップ
松下敏宏(元バカリズム)


…という陣容。
無法松はたけし軍団のメンバー。東京だと木曜の深夜の北野タレント名鑑でちょろちょろ見る。
ゴリけんと間違えがちな見てくれだ。
リストの無法松より下はオレの中で顔が浮かばない組。
エルシャラカーニと機械犬(メカドックと読む)は名前も聞いたことがない。

藤井宏和は飛石連休の「小さくないほう」だ。
このコンビは圧倒的に小さいほう(岩見欣正)のイメージが強い。
岩見はS54年組だそうだ。
チビの岩見はオカッパのようなヘアスタイルでコドモキャラを作っている(のか?)。


いつの世代もそうなんだろうが、独特の髪型でイメージを作る芸人は多い。
この中でいえば、ふかわりょうがそれ。
あるテレビ番組で、ふかわの人間そのものを深く探るコーナーがあった。
そこで女性タレントに
「なんでそんなヘンな髪型してんの?」
と問われ
「生きていくためにこうなった」
と答えてたのが印象的だった。

ほか、オカッパというと、ホトちゃん、ワッキー、山里、日村などが思い浮かぶ。
そして、いまブームになりかけているのがバカリズムだ。
リストのいちばん最後にいる松下と、S50年生まれの升野英知のコンビだったバカリズムは、
松下の脱退によりオカッパの升野ひとりでのバカリズムとなった。

いま、升野の「紙芝居」ネタである『トツギーノ』が洋画『Mr.&Mrs.スミス』のDVDのCFで流れている。
R-1にもこのネタで出たそうだが、R-1はいつも放送時期がわからず、
オレはほっしゃんが優勝した回に終わりのほうをちょろっと観ただけだ。

お笑いはわりと好きなのに、『トツギーノ』を知ったのはつい最近だったのはオレとして迂闊だった。
職場で話を聞き、さっそくネットで動画を捜してひっかかったのが、件のCFのフルバージョンだった。
このフルバージョン、テレビでは15秒で終わるところをネタを完全にやってDVDの告知をするスタイルなので、
『トツギーノ』を知らない人はこれを観るとちょうどよい。
http://www.geneon-ent.co.jp/movie/bakarhythm/cm.html

初見の場合、ネタのはじめはかなり探りさぐりで観てしまうが、徐々に空気で笑ってしまうようになる。
あとは吉本新喜劇のベタベタギャグのように「来るぞ、来るぞ」と「トツギーノ」のコマがたびたび出るのを期待しながら楽しむのだ。
『トツギーノ』の絵は和田ラヂヲっぽい朴訥とした絵。
しょっちゅう出てくる「トツギーノ」のコマの絵は、同じデッサンながらいちいち描いてあるのが面白い。
紙の都合でコピーがとれないからなんだろう(笑み)
最初のコマで出てくる「トツギーノ」のタイトル文字は味があって、Tシャツ化欲をそそるロゴ。
あぁ、今にでも勝手に作っちゃいたいわ。


こういった「紙芝居芸人」も多いなぁ。
いつもここから(最近紙芝居やってないか?)、鉄拳、きくりんなどなど… きくりんはまったくもって好きじゃないが。
紙芝居芸人は売れたときに、ネタを書籍化できる。
鉄拳は数々のネタ本を出していてちょいちょい買ったのだが、うーん、無理して作ったネタも多いかな。
あの独特の滑舌のシャベリが絡まないとおかしさ半減だ。
『トツギーノ』も一見書籍化できそうだが、そういった面では鉄拳より厳しいかも。


今年、お笑い界ではハリセンボンがプチブレイクすると見ているのだが、バカリズムもグンと来そうだ。

年末の流行語大賞では
「ロハス」
「ユビキタス」
「ボブ・サップ」
「トツギーノ」
「ボブ・サップ」
がノミネートだ。


オレが作ったオマケを…


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