2005.10.3
かばん

なんだか最近は週に一度会社に泊まりになる感じだ。
しかも週アタマが多い。
そのため、週末まで仕事をなんとかこなしてあとは寝てるだけの生活を繰り返す。

N島さん同様オレもまた、ネタが生まれつつも書く機会を逸し旬を過ぎる、というパターンになってしまっているのだ。


前回のコラム以降、ちょいちょいここに書きたいこともあったはずだが、憶えていない。
近々の話を…。


29日木曜。
3連休の最後の日の日曜に出、翌月曜は徹夜仕事となり終わったのが火曜の朝6時半。
たいがいこういうときは、その直後がヒマになる。

来年にかけて、会社の製作用キントッシュのOSを9からX(テン)に移行する計画がある。
これ、いろいろ面倒なことが多くて大変なんだけど、専門的な話になるので説明は割愛。

K木さんとオレがX移行委員に指名されてしまい、オレはK木さんのサポート役となった。

この木曜はオレの仕事がほぼナシに等しい谷間の日だったので、OSX用のソフト(バージョンアップ版)を渋谷へチャリで買いに行った。
宮益坂を下りた明治通りの交差点にあるビックカメラへ。
ソフトの値段の合計を概算して、一旦外へ。会社のキャッシュカードで金を下ろすのだ。
UFJ銀行のATMが原宿方面へ進んだところにある。

ATMの前にチャリを停めると、明治通りに斜めに交わるキャットストリートの奥にパトカーと消防車が見えた。
ビックカメラに戻ってソフト4本を購入。9万円弱の買い物のポイントは、オレのビックポイントカードに収まった(笑み)
9万円下ろしたので、おつりを入金しに再びATMへ。緊急車両はまだ停まっていた。

表参道の吉田カバンに財布を買いに行くを決めていたので、その「現場」を野次馬しながら向かうことにした。

キャットストリートを進んで行くと、こどもの城のほうから下りてきた坂道との交差点がある。
ここに緊急車両が待機し、交差点の右折方向は「警視庁」の黄色いテープが張り巡らされていた。
テレビのニュースやドラマで刑事が手袋をはめながらくぐる、あの黄色いテープだ。
本物は初めて見たような気がする。

テープの先には、道の真ん中でボンネットを開けた乗用車が煙を噴いて立ち往生していた。
周りに野次馬が集まっているが… 爆発したら怖いじゃん、お前ら。

邪魔にもなるので、チャリでそのまま抜ける。


そういえば、いつだか会社の近所の路地でも黄色いテープを見たなぁ。
角でラフな服装の男が交通整理のように通行人を捌いていて、覗くと黄色いテープ、その手前に野次馬。
はぁ、なんかあったのか? と思いよーく見ると、野次馬のさらに手前には椅子をおいて偉そうにオッサンが座っている。
ディレクターズチェアだ。ドラマだか映画だかのロケをやっていたようだ。

その後、別の日の帰宅時にまたロケに出くわした。
会社は骨董通りの一本裏にあり、帰るときは会社の前の道から短い道を経て骨董通りへ移る。
この「移る」短い道のところでとつぜん男に止められた。

「いま撮影をしていまして、これから女優さんが前を走り抜けますので、しばらく待ってください」と。

その「しばらく」して、たしかに女が髪をなびかせてダッシュしていった。
男は無線を持っていてカットがかかると呼ばれ、オレや一緒に止められていた知らないオッサンには何も伝えず去っていった。
テレビ業界のやつらって、そういうところができてないんだよな。
道路使用許可証を持っていると、やけに偉そうなの。

いなくなったんならもういいだろう、と。骨董通りに出て駅へ向かう。
駅は女優が走っていった方向なので、野次馬ではないが、誰だか知りたいのでとりあえずそれらしき人たちがいる横を通る。
カースタントでよく聞く「高橋レーシング」の黒いトラックがいて、すぐ撮影車とわかった。
へー、高橋レーシングって走行撮影なんかもやるところなんだ、と知る。
その運転席で女優と監督がモニターチェックをしていた。
あまりに近すぎて顔をまじまじとは見られなかったが、オレ的には長谷川京子だったと思っている(笑み)


元に戻って…
煙を噴く車を見たあと、ホニャラカチャーチの脇の路地を入ったところにある吉田カバンの出してる店に行く。
財布を買うのは中学のとき以来だ。その後はなんだかんだでもらいもんで済ませてきた… というか、もらう機会が多かったので。

実は前の日の昼休みに表参道周辺を歩いて回ったのだが、財布を扱ってそうなのはお高い店ばっかり。
キャットストリートのカジュアル系の服屋をちょいちょい覗いたが、財布はみつからず。
っていうか、中学以来買っていないオレにとって、財布ってどこで売っとんねん? って話だ。
思いつくのはデパートの1階とかだよね(笑み)
けっきょく見つからずに会社に戻り同僚に聞いたところ、別の二人から「吉田カバン」というキーワードが出た。
そこで、ネットで店を調べてこの木曜に向かったのだ。

これまで使っていた財布は、小銭入れのファスナーが壊れてしまったのだ。
カードがいっぱい入るブツだったが、小銭方面がヤワだった。
ファフナーの前には小銭入れの角が破け、ゴム系接着剤で塞いで修復して使っていた。
そのままにしているとカバンの中にどんどん小銭が漏れていくのだ。

店に入って物色。触れる位置においてあるものは化繊系の安っぽいのが多い。
革モノはガラスの中で、突出して「コレ!」というのはないが、とりあえず触ってみたいので店員に頼んで開けてもらう。

いろいろ触ってるうち女性店員が話しかけてきたので、正直に「財布を買うのは久々」と話す。
「これまではどんなのをお使いで?」と訊かれるも、ブランドもよくわからないボロ財布(新品のときは高級そうに見えた)を
見せるのは恥ずかしかったので、ニャーニャー言いながらはぐらかした。

で、なんかの革でできた茶色いやつを購入。¥16,000ほどだった。
時期的にセルフバースデープレゼントみたいな感じになってしまった。


店を後にし、会社へ戻るので表参道の交差点に出る。
すると、角にあるサマンサ・タバサの前に黒山の人だかりができている。
交差点のカーブしたガードレールに沿うように。
店の上にある広告には、イ・ビョンホンの写真が。

そうか、韓流スターのおっかけだ、こいつら。
よくみると女ばっか。交差点の手前にも花束を持った若い女が「信号が早く青に変わらないか」とばかりにソワソワしていた。
サマンサ・タバサはバッグやらジュエリーやらを扱う店。骨董通りにもバッグを売る店がある。
今回はジュエリーブランドのモデル兼デザイナー兼イメージキャラクターでイ・ビョンホンが契約し、この日来店予定だったそうだ。
ベッカムと一緒に来日したヴィクトリア夫人も同じ用事でここに来たとか。
サマンサ・タバサって人選がミーハーだよな。サイト見たら、シャラポワがどーのこーのとも…

韓流スターそのものに興味はないが、日本に常駐しているわけではないので見られるもんなら見てみたかった。
んが、ここも交差点の角の歩道がもんのすごいことになっていて、チャリにまたがってこの野次馬に加わるのは邪魔にほかならなかった。


んぁ、ま、そんな感じで(笑み)
今回はとくに何もないコラムで終わり。
ほんとは看板画像系を書こうと思ってその枕として近況を書き始めたら… これがオレの長文癖だ。


…邪魔で思い出したが、エンタの神様に連続出演中の「摩邪」、じつは「まちゃまちゃ」がホントの芸名なのだ(参考)。
みんな知ってた?

あと、レイザーラモンHGの「レイザーラモン」もコンビ名で、じつは相方がいるのだ(参考)。

スキマスイッチを見ると思い出すのがトータルテンボス。そのトータルテンボスのアフロじゃないほうは正田樹に似ているぞ。


ということで、次回は看板写真ネタをほんの少々。

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