今回はようすけちゃんのニッキの受け売りになってしまうが、
ほっとけないニュースを目にしてしまったので書くことにした。
夏の高校野球・甲子園大会の予選が全国で行われている。
毎年安定して好成績を残す実力校、プロ注目の素材がいるワンマンチーム、同好会レベルにしか見えない弱小チーム…
どの都道府県にもこういうチームがちりばめられていて、
地方テレビで中継される試合に後者が出たときなどはとても興味深いものだ。
オレの地元・千葉県はとうぜんUHFの千葉テレビが
県営天台球場(マリンができるまでの決勝開催球場)や千葉マリンでの試合を中継する。
ある年テレビで見たマリンでの試合。
ともに「1勝できればいいやクラス」の学校同士の試合が行われていた。
片方の学校の投手は、とても決勝に残るレベルではない体つきの選手。
メガネをかけ、伸び目の丸刈りにメガネ。
3アウトをとってベンチ前の円陣で帽子をとると、それはのび太そのもののルックスだった。
サウスポー。相手投手のレベルが低いためか、のび太の投げる球は速くてキレがあるように見える。
実況も解説も「おいおい、意外といいんじゃねぇの?コイツ」的なコメントをする。
その試合、のび太は完投勝利を収めた。
勝利の瞬間「おい、勝っちゃったよ!」的な、純な勝利の喜びの表情とはまた別の笑顔を浮かべていた。
相手校は守備がひどく、打撃も力不足だったのだが、この敗戦に選手は涙。
シロウト目にも「これじゃぁ、負ける」レベルだったのだが、やっぱり最後の夏が終わったことが悔しいんだろう。
のび太はつぎの試合も勝って、3回戦で散った。
さすがに3回戦の相手は実力があり、それまでの2校に通じた球もすべて打たれてしまった。
千葉は全国でも有数の激戦区。あたりまえだが、上には上がいる、が毎日繰り返される。
ところがだ、下には下がいる、といいたくなるニュースが入ってきた。
時間は今に戻り、7月11日のできごと。
同一打者が“2者”連続三振/高校野球
<高校野球西東京大会:日大鶴ケ丘11−1東京電機大高>◇11日◇2回戦
日大鶴ケ丘−東京電機大高戦でハプニングが起こった。3回裏2死二塁で三振に倒れた東京電機大高3番の印南敬太(2年)が、4回裏も自分の打順のとこにランプがともり、そのまま先頭打者で打席に入ってしまったのだ。結果は再び三振。珍プレーに関係者も気が付かず、そのまま進行。試合は11−1(5回コールド)で日大鶴ケ丘が快勝。試合後、印南は「必死だったから気付かなかった。気付いたのは試合が終わってから」。
球審を務めた相場一寿審判員(23)も「全く気付かなかった。試合が終わってから聞いてびっくり」と話していた。
|
あ、あり得ない!
印南君はルール、わかってないの?
互いのベンチにスコアラーがいて、スコアつけてるでしょ?
ネット裏に高野連の記録員がいて、スコアつけてるでしょ?
次の4番はなに考えてたん?
だいたい3番打者がこういうことを… っていうのが死ぬほど気持ち悪い。
部員9人、出場のためになんとかそろえた選手で出てるので、ルールがわかんないライパチが…
とかだったらわかるんだが。
それとも、ランプが動いていないのをいいことにしらばっくれて、3番でチャンスをつくって4・5番で…
いや、そんな汚いことが甲子園予選であってはならないし…
5回コールドの試合。4回オモテの攻撃があまりにも長かったから… なのか。
とにかくだ。このミスに関しては、「必死だったから」なんて理由はあてはまらん。
腹立たしいというか、開いた口がふさがらないというか。
そんな必死は必死ではない。