【渡り線】
8日金曜、通勤に使っているメトロ東西線は夕方からダイヤが乱れていた。
17時台に早稲田で男が電車に飛び込み自殺(自殺だったのは後の報道で知った)。
母が高田馬場から帰るときの出来事で、駅員が連絡を受けている会話を聞いたそうな…
「ほぼ処理は完了したが、足首が片方まだ見つかっていない…」
どうやら体がバラバラになってしまったらしい。もちろん死んでいる。
鉄道自殺は補償金で遺族に大迷惑をかけるのでダメ、というが、衝動だったのかなんなのか。
死んでしまうんだから自分は関係ない、って言えばそれまでなんだけど。
そんなことがあったとはつゆ知らず、表参道から終電ちょっと前の半蔵門線で九段下へ向かう。
九段下で東西線にのりかえれば、あとは地元へ一直線だ。
んが、放送で「東西線は高田馬場駅で人身事故発生のため、中野-九段下間は運転見合わせ」とのこと。
運良くオレの乗るのは九段下から反対方向。
来る電車すべて始発で、各ドア位置に並ぶ人数は明らかに座席数より少ない。
ま、普段も九割方座って帰れるのが九段下乗り換えの利点でもあるので、そう、得した感はないのだが。
東西線は高田馬場-九段下間が最初の開通区間。
ここから東西に路線を延ばし、中野-西船橋間の路線になった。
九段下の飯田橋寄りには、開通当時に折り返しのために設けたポイント(渡り線路)が残っているので、
こういう非常時にはこの駅で折り返しをすることで不通区間を少なくすることができる。
東西線には折り返しができる駅がわりと多い。
中野(間に1駅)高田馬場(3駅)九段下(1駅)大手町(4駅)東陽町(2駅)葛西(3駅)妙典、原木中山、西船橋が折り返し可能駅。
早稲田は高田馬場から九段下寄りに進んだ隣り駅。
早稲田の事故のときは、中野-高田馬場、九段下-西船橋が生きる区間となる。
馬場では22時頃に事故があったらしい。
高田馬場ホームでの事故なので、馬場で折り返すこともできず、中野-九段下が不通となってしまった。
こういう日はなかなかないし、隣駅同士で事故。当局の人たちには大変な一日となっただろう。
東西線と同じく東京と千葉県を結ぶ総武線各駅停車(黄色いラインの電車)は渡り線が少ない。
起点の御茶ノ水を出ると、折り返しできる次の駅はなんと西船橋。その間に11駅もある。
その先は(2駅)津田沼(1駅)幕張(3駅)千葉となる。
つまり、事故が起きたのが御茶ノ水の次の秋葉原でも、総武線は西船橋-千葉間の運転となってしまう。
総武線は快速の線路が別にあって複々線になっているのでそっちに回ることはできるが、
通過駅にホームはないので降りることができない。
人身事故以外にも信号機故障や尼崎事故で有名になったATSの故障などでの運転中止もあり、
総武線は事故が起きるととにかく面倒なのだ。
自作の図(笑み)
黄色い総武線各駅停車は御茶ノ水からは中央線各駅停車に変身、基本的に三鷹まで走っている。
東西線は中野・西船橋と両側でその黄色い総武線の線路につながり、直通運転をしている(西船橋からの直通は朝夕の少々のみ)。
とうぜんダイヤもリンクしているわけで、お互いに事故が起きると、影響でダイヤが狂うのだ。
例えば、東西線に乗ろうとしたらダイヤが狂っていて、放送を聞くと「中央線水道橋で事故が起きたため」という。
水道橋は東西線が乗り入れる区間ではないので、ダイヤが狂う理由はわかるんだけど、気分的に解せないのだ。
読み手の興味のない話をするのは面白い(笑み)
※(07年7月補足)原木中山駅の折り返し設備は撤去されたもよう。この記事をアップした日の前後どちらかは不明。
【ハンバーグカツレツ】
さて、そんなこんなだったが乗った電車は割と普通の所要時間で妙典着。
腹が鳴る。夕食がまだだった。
駅を出たら雨が強くなっていたので、雨宿りがてらガストに入る。
SpやiFsでの市川河川敷の練習の後にもよく訪れたこのガスト、
終電帰宅や始発帰宅・夜勤明けのときにしょっちゅうお世話になっていたぶん、さいきんは行く率が低くなっていた。
いつもはラクに入れるところなのに、「喫煙で一人」と言うと店員が空席の確認に行った。
なんだか知らないけどほぼ満席状態。終電時刻としては異例の混み具合だった。
深夜にかかる時間って、店員が少なくってボタン押してもなかなか来なかったりとか、
デザートあらかじめ頼んでるのに、食後モードになってるのをいつまでも確認にこなかったりとか、
なにかとイライラさせられるもんだが、それにきょうは混雑がプラスされている…
すぐ注文しないと余計な待ち時間が多くなりそうだ。
なんとか2人テーブルが空いていた。
席に案内され、テーブルにあるイレギュラーメニューにあった「ハンバーグカツレツ」にピンときた。
戻りそうになっていた店員を捕まえてこれを注文する。
「ハンバーグカツレツ」…つまり、挽き肉をギュっとしたものをカツにしてる…
それって「メンチカツ」じゃねぇ? メンチとなにがちがうのかここに書こう、と「ピン」の間に考えたわけだ。
予想に反し、料理はわりと早く出てきた。1本目のタバコを半分も吸わないうちだった。
写真は食いかけのもの。
野菜炒めの上にソースがすでにかかっているメンチ…もとい、ハンバーグカツレツが載っている。
食べてみると、やっぱりメンチだった。
今になって気づいたが、ハンバーグと言っているということは、
ハンバーグとして焼いたものに衣をつけて揚げてるのかもしれない。
これならメンチと違うと言える。味はいっしょなんだけどさ。
正直な話、味を期待しちゃいけないガストなんだけど、ハンバーグカツはでかいし、
ソースがしみた状態がこれまたおいしかった。
オレの舌が元来安物向けだといえばそれまでか…
最近のファミレスは「イレギュラーメニュー」を常に置いている。
「イレギュラー」は、「レギュラーメニュー」に載ってないからという理由でオレが勝手につけた呼び名だ。
なぜだかガストで喰ったイレギュラーメニューのうちの2点を過去にケイタイカメラで撮ってあった。
お好み焼きハンバーグ。これも喰いかけの写真。
これはなんだかムリのある組み合わせだった。鉄板の水気だか油っ気だかが少なく、
キャベツや鰹節が鉄板に貼り付き気味だったのを憶えている。
また喰いたいとはまったく思わなかった。
唐揚げチャーハン。
ジョナサンのレギュラーメニュー「タンドリーチキン&メキシカンピラフ」に似た組み合わせ。
上に載っている唐揚げが辛口になっていて、汗を吹き出しながら喰った記憶がある。
この2つを見ても、ありものを組み合わせるイレギュラーメニューが多いのがガストの特徴。
オムライス…
正確にいうと、今は亡きオムライスだ。これはレギュラーメニューだった。
480円くらいだったか? とにかくシンプルながら、オムがふんわりトロトロしていて好きだった。
これとかき揚げうどんだったり、これとクリームコロッケだったりを組み合わせてよく食べた。
ポテトフライを頼んでケチャップ尽くしにしたこともあったなぁ(笑み)
いまはデミグラスソースでキノコの載ったやつに変わり、値段も高くなってしまった。
このシンプルケチャップオムライスの復活を期待する毎日だ。
【連日ガスト】
翌9日は六郷でiFsの練習。14時終了でいつもどおりファミレスに向かうのだが、
第1クラブハウスのバーミヤンは駐車場は1台分しか空いていない。待ち客も外に溢れかえっていた。
車4台で訪れた我々が停める余地はなく、第2クラブハウスのガストへ移動。
当初こっちによく訪れていたもんだが、如何せん駐車可能台数が少なすぎてバーミヤンに移ること数度、
いつのまにか第1と第2は入れ替わっていた。
今回はその逆パターンで訪れたのだが、なぜかガラガラ。ここのガスト、流行ってねぇや。
前日ハンバーグカツレツを食したので、ハンバーグセット系は頼まないことにした。
自然と選択肢はカレーに。ひらのさんと被るのは三重三重だったが(笑み)
ケチャップ感がほしくなって山盛りポテトフライを頼んだが、後半は喰い飽きた。でもひとりで喰ったなぁ。
ひらのさんを中心にさんざん喋り、気づいたら夕食家族が増えてきて19時になっていた。
4時間半はいたんだなぁ。こりゃすごい。
ガストを出て、駐車場であることに気づく。
左手首にいつもしていた「12球団ミサンガ」が消えていたのだ。
昨年の近鉄・オリックス合併騒動に端を発した一連の球界問題で、
選手会がひとつになって生み出した「12球団存続」をアピールするミサンガだ。
そういえば、練習後の着替えのとき、車の屋根に置いた記憶があるが…
バッグの中をあさっても出てこない。
地元に帰ったところで車の中を見てみる。
後部座席のドアを開けてバッグをその中に置いて着替えてたので、もしかしたら中にあるかと思ったけど…
トランクの中にもない。
屋根に置いたまま車を進め、グラウンドから第2クラブハウスへ至る間のどこかに落ちたんだろう。
この写真は昨年の8月30日のひみつページで公開したもの。
まだ付け始めで鮮やかな色をしているが、落としたミサンガは1年近くの時を経て、だいぶ色が薄くなっていた。
ひみつページにアップしたときも書いたが、このミサンガはその名のとおり12本のひもを束ねる特殊なミサンガで、
「肌身離さず着け続けて切れたときに、願いが叶う」というのはムリなシロモノだ。
写真に映っていない手首の裏になっている部分は黒いゴムで、かんたんに取り外しができるようになっているのだ。
プロ野球を愛する人間という主張をするために外出するときは必ずつけていて、かなりの愛着があったんだけど…
すんごくヘコんだ。
リストバンドをはずすときに引っかかったので外して何の気なしに車の屋根に置いてしまったのが大失敗だった。
オレのプロ野球に対する想いはそんなもんだったのか…?
じつは、もうひと組ミサンガを持っていた。
こっちは後世に残すために開封しないでとっておいたものだが、左手首がさみしくなったのでこれを2代目としてつけることにした。
というわけで、いまは上の写真と同じ鮮やかなミサンガが左手首にある。
うーむ、初代ミサンガちゃんよ、ゴメン。