帰ってきたユキオ


2001.8.12 Sun.
パ・リーグ公式戦
M-Fs 19回戦[千葉マリンスタジアム] 観衆:26,000人
8-4
TN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
F
1
2
4
0
0
0
0
1
0
8
M
0
0
1
1
2
0
0
0
0
4

W井場2勝1敗 Lシコースキー3敗 HR田中幸9(2) 小笠原22



-STARTING MEMBER-
Fs
 
M
1
小笠原
小 坂
2
奈良原
本 西
3
片 岡
福 浦
4
田中幸
ボーリック
5
井 出
メ イ
6
原田政
佐 藤
7
金 子
サブロー
8
實 松
酒 井
9
森 本
清水将
P
サンダース
シコースキー

三連戦初戦の10日は中村隼人が完封勝利。マリンの風でスライダーがキレを増し、同球場では二度目の完封だった。
翌11日は雨天中止。清水小林宏之の予告先発で、一軍での先発のイメージのない小林宏なら勝てる、と観に行こうと思ってたが…。

11日、試合があれば一緒に観戦予定だったおーけんは12日は行かないので、外野でひとりで騒ぐのもむなしい。
そんなわけで、マリンでは初めてのバックネット裏席で観ることにした。
ついでに久々のカメラ持参。グラウンド内ならフラッシュがいらなくなる、ISO400のフィルムを買って行く。

写真のお目当てはシコースキー(笑み)。今季ロッテに途中加入した助っ人投手だ。
彼は投げたイニングを終えてベンチに帰るとき、一塁線(もちろんビジターなら三塁線)をピョンとまたぐのだ。
また、イニング前の投球練習の前に腕をブルンブルン回す。この二つの動作をカメラに収めようという寸法。
そう、彼のインプレー中の姿はさほど興味がないのだ(爆み)

お金を下ろすのをすっかり忘れていてサイフの中身が淋しく、チケットを買う前すこし悩んだが、
マリンはクレジットカードでチケットを買えるじゃないの。迷わずネット裏中段を指定して買う。
カードでの購入は東京ドームではできない芸当だ。いや、今はできるのかなぁ…。少なくとも去年はダメだった。

中段を指定したのは、写真を撮るとき内野フェンスをクリアするため。
しかし、買った席は打席と一塁線がバックネットの先に見える位置だった。
もっと外野寄りに移ってバックネットもクリアできる席に行きたいが、そこそこの入りだったので、
勝手に座ったところにその席を買った人が来るとばつが悪いのでとりあえずガマンする。
せっかく買った席だし、4回くらいになったら動けばいいや。

始球式はなんと女優(でいいよな、肩書き)・高橋由美子登場。
カメラが古く、フォーカスがなかなか合わない。投げてるところが撮れなかった。
う〜む。ここぞという場面できちんとした写真が撮れないかもなぁ…。

 マウンドの黒スボンが高橋由美子…写りがちっさい

始球式を終えたところで、こんどはシコースキーの肩回しが始まった。
すんげー。ふざけてるようにも見えるほどグルグル回す(笑み)。慌ててシャッターを切ったが、2枚しか撮れなかった。
投球フォームはギクシャクしたロボットのような感じ。とてもその肩回しの豪快さはない…。

 まわるまわる…でも2コマだけ

1回表・オガがさっそくセンターへヒット。サブローもたつく間に二塁へ。
奈良原送って片岡凡退のあとユキオがレフトへタイムリー。あっさり先制で1-0
井出凡退でスリーアウト。シコースキーのラインまたぎを撮ったが、バックネットが重なっていてピント不安…。

 やっぱりピンボケ このあと右足を前に出したままジャンプしてラインをまたぐ

Fsの先発はサンダース こちらは3コマ
1回裏・小坂にやはりセンター前へ打たれたあと本西が送って一死二塁のピンチ。
福浦には制球安定せず四球で、恐ろしい外国人コンビを迎える。
しかしボーリックをレフトフライ、メイはファーストゴロ。なんとか耐えた。
この試合、投手の出来をみていると、長い試合になりそうな予感…。

2回表・シコースキーも制球難。六番・原田政彦を歩かせる。
さらに原田の盗塁とシコースキーのボークで一挙無死三塁として金子が右中間へツーベース。2-0
實松ひちょりの3年目コンビが凡退するも、オガは左中間フェンスダイレクトのツーベースで3-0とする。
奈良原凡退で2回表終了。この回のシコースキーのラインまたぎは売り子が邪魔で撮れなかった。

2回裏のサンダースも表の攻撃にまた同調して、先頭の佐藤を歩かせる。
つづくサブロー酒井は連続の見逃し三振。ここというところで手が出ないのはノーコン投手のケガの功名なんだろう。
つづく清水将はヒットで出て二死二塁三塁とされるが、小坂を斬ってこの回もなんとかごまかした。

3回表・シコースキーの姿はなかった。あらら、大して写真撮れないまんまだった。
こんなに早く消えるんなら、最初からネットがないところにいるべきだったなぁ。
二番手は和田。先頭片岡がセンター前で出ると、ユキオはレフトへ特大のアーチ。
距離は文句なしだが、ポールを巻けるか… 入った! ひさびさの9号2ランが出た! 滞空時間の長い美しい一発だった。
数日前にオバンドーが疲労性背筋痛で登録抹消されてからはユキオが四番。四番に入ってからは初めての一発だ。
…この一発は残念ながら写真はうまく撮れなかった…

さらに五番・井出の当たりはライト・メイが捕れるかと思いきや、そらした! 記録はエラーなしのヒットでツーベースとなった。
つづく原田がお得意のライトへの当たり。これもメイの頭を越えてタイムリーツーベース。
さらに一死からひちょりがまたもやメイへの犠牲フライ。これでこの回都合4点で7-0とした。
一番に帰ってオガがまたまたまたメイへのヒット。これで3イニング連続安打で3回にして早くも猛打賞だ。
奈良原はセンターフライでこの回終了。

3回裏・サンダースは四球・ヒット・ボーリック併殺・四球・佐藤のタイムリーヒットと大荒れ。
よくも1点で済んだ。1-7

4回裏・小坂の犠牲フライで2-7サンダースはヘロヘロだ。

 ボーリック(3回)   明らかに疲れているサンダース(3回)

 5回表・二死からひちょり空振り三振 投手和田

5回裏・大ピンチがやってきた。
先頭のボーリック四球、メイがセンター前へ落として、佐藤も四球。無死満塁とされる。
これがサンダースの7つめの四球で、5点リードでもさすがに続投はムリ。芝草のリリーフを仰ぐ。

  5回裏・芝草登板

サブローはライトへタイムリー。しかしひちょりの正面なので1点がやっと。3-7
つづく酒井はサード・片岡へのハーフライナー。本塁送球でワンナウト。
さらに九番・清水将はセンターへ犠牲フライ。4-7とされるが、一番・小坂はセカンドゴロ。
なんとかかんとか追いつかれずに済んだ。

 5回裏・無死満塁から酒井のサードゴロを片岡が裁く

 5回表・二死一・二塁 小坂セカンドゴロ

  5回終了後レフトから花火が レフト席からは見えない(笑み)

Fs打線は4・5回を和田に、6・7回はリリーフに回っているルーキー・加藤に抑えられる。
一方ロッテも6回をノリに抑えられ、7回は井場に三者空振り三振に斬られて無得点。試合は膠着。

  ノリvs福浦 この日の時点では首位打者

 井場 速すぎて写らない…(笑み)

これをうち破ったのは8回のオガ加藤の球をはたいてレフトスタンドへ運んだ。
この日4安打目となるソロアーチで8-4
中継ぎが踏ん張って抑えているうちに、終盤ポンと入る追加点は、相手に強いダメージを与えるのだ。

 オガ22号ソロでダメ押し!  小笠原コールにペコリ

ロッテは9回に3イニング目の井場に対し、二死からメイのレフト前へのポテンヒットで出るのがやっと。
最後は佐藤がファーストフライでジ・エンド。よっしゃ! 三連勝だ!
3回を無失点の井場が、勝ち投手になった。

 勝利を称え合う…あ、飯山(笑み)

 みんな笑顔 この時間がたまらない  ヒーローインタビュー 

オガの4安打はすごいが、それに増して嬉しかったのはユキオの復活。
あるところでは今季中引退説も浮上していただけに、この試合の活躍はそれを吹き払うものとなった。

試合は4時間ちょうどで終了。
いつもならスタンドでやる応援団の1-9(いちきゅう。一番から九番までの選手の応援歌を連奏する)は、
とっとと追い出された先の球場外で行われていた(笑み)

【●●●今季観戦通算 4勝11敗 勝率.267●●●】
 

写真で
1-9!
1番 小笠原道大
2番 奈良原浩
3番 片岡篤史
4番 田中幸雄
5番 井出竜也
6番 原田政彦
7番 金子誠
8番 實松一成
9番 森本稀哲



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