無策?


2001.7.28 Sat.
パ・リーグ公式戦
L-Fs 20回戦[西武ドーム] 観衆:27,000人
1-3
TN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
F
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
L
0
0
0
0
0
0
3
0
X
3

W青木勇2勝 S豊田4勝19S L清水1勝4敗



-STARTING MEMBER-
Fs
 
L
1
小笠原
高山久
2
奈良原
小 関
3
片 岡
松 井
4
オバンドー
カブレラ
5
井 出
マクレーン
6
田中幸
垣 内
7
藤 島
和 田
8
野 口
原 井
9
金 子
中嶋聡
P
清 水
三 井

この日は土曜出勤の日。半日の3.5時間出勤だ。
午後は家で洗濯とかやって外出はしないつもりだった。
会社は東京都、自宅は千葉県、西武ドームは埼玉県。会社から一度帰宅してまた西武ドームへ向かうのは億劫なのだ。

当初定時の12時半で上がって帰宅するつもりだったが、少し長引いたので会社の新人を連れて昼メシ。
いろいろしゃべているうちに15時半になってしまった。
18時からの西武ドームのナイターへ直行するにはいい時間になった。

会社は地下鉄有楽町線の銀座一丁目と有楽町が最寄り駅。ってことで、行かない手はない。洗濯は帰ってからでもいいや。
西武池袋線と直通運転をしている有楽町線は、臨時の西武ドーム直行便なんかもあるらしい。
ま、その電車の時間帯には当たらなかったので、有楽町からとりあえず清瀬行きの直通電車に乗った。

池袋線に合流する練馬で、トイレついでに後続の準急に乗り換え。準急って言っても、なんだかゆ〜っくり走っている。
これならひと駅ずつ停まってキビキビ走っても同じ時間で行けるんじゃないの? って感じだ。
途中からは各駅停車になってしまうので、これに乗ったのは間違いだった。
石神井公園だか大泉学園だかまで有楽町線からの清瀬行きで行って、そこから急行に乗るのが正解っぽい。

各駅停車でトコトコ進んで行って、西所沢でさらに狭山線に乗り換え。
西武球場前までのたった3駅の路線が狭山線。乗り換えた電車は西所沢をすぐに出て中間駅の下山口に着いた。
狭山線は単線なので、この下山口で電車の行き違いを行う。
1本すれちがったのに、まだ出ない。…と思いきや、さらにもう1本回送電車をすれ違わせてからの発車。
なんだか10分くらい待った感が…

やっとこさ西武球場前に着いたときは17時10分を回っていた。
サイフが軽かったので、できれば西武ドーム近くのam/pmでお金を下ろしたかったが、
17時を過ぎたために、私の東京三菱のカードは使えなくなっていた。なんだよ、まったく。単線のせいだ。
っていうか、有楽町で下ろしとけよなぁ(笑み)

みなさん、電車で西武ドームに行くときは、狭山線直通の急行とか快速急行に乗りましょう。
着いたときのストレスがかなりちがいますゆえ…。
 

さて、7月1日以来の観戦は、そのときと同じ西武ドームとなった。
相手の先発も同じくして三井。前回はなんだかんだあったけど、結局無失点で逃げられた。
Fs清水。このところ、好投も、打線の援護がないまま終盤まで投げて掴まる、という、可哀想なパターンが続いている。
…ってことで、先制点がほしいところだ。

1回表・無死二・三塁から三番・片岡のセカンドゴロの間に1点先取も、後が続かない。とりあえずは先制した。

3回表・二塁打で出た奈良原片岡のレフトフライでタッチアップし三塁へ進塁成功。
レフトは本来は捕手の和田。打撃を買われての外野起用は昨年から続いているが、あまりにも肩がない。
それを見越しての進塁だったようだ。無論、和田の三塁への送球はヘロヘロだった。
このチャンスは1回同様、四番・オバンドーが打てず無得点に終わる。

清水は一球一球投げるタイミングを変えたりして、工夫の投球。
4回裏・カブレラのレフト前ヒットが西武の初安打だった。
三井も自慢の速球を控えてスライダー主体の投球で、2回以降無失点で切り抜けていく。

6回表・一死一・二塁からユキオのレフト前ヒットでセカンドランナー・オバンドーがホーム突入。
しかし、とても生還できるタイミングには見えなかった。憤死。
猿渡コーチ和田をなめすぎたようだ。
つづく七番・藤島は中途半端な三振。思い切りがない。結局無得点で終わってしまった。

7回表もチャンスをつくり三井をマウンドから引きずり下ろしたものの、青木勇に抑えられ得点できず。
清水に援護がない…。

7回裏・これまで2安打に抑えていた清水だったが、先頭のマクレーンにレフト線へのヒットを浴びる。
つづく垣内はこの日2度目の死球。高山久にもひとつぶつけているので、この試合では3つ目の清水の与死球だ。
どれも痛い当たり方ではないので、運がない。
無死一・二塁となって、七番・和田にはバント要員として代打・清水が送られる。
ところが、職人ともいえる清水がバントを決められず、2ストライクを獲られる。
ヒッティングに切り替えとなって、結局ライトへのヒット。ケガの功名で無死満塁になってしまった。

八番・右打者の原井はスタメンながら、本人には悪いが「代打を出すための余地」のような存在。
この場面に打席が回ってきたが、やはり代打。しかも左腕・清水相手に左の柴田の起用。なんだか可哀想にもなってくる。

んが、柴田、期待に応えきっちり三遊間を破ってタイムリーで同点。1-1
続く中嶋聡にはなぜか代打が送られず、そのまま打ってショートゴロ。ホームへ送球でワンナウト。
さらに一番・売り出し中の高山久だが、またもや左投手対右打者の場面に、左の代打・高木大が送られた。
前回の7月1日の試合では私が予言したとおりにプロ1号を放ち、さらに2号も打った高山久高木大より全然怖かったのだが…。
けっきょく高木大は空振りの三振。このあたり、清水のセットポジションのタイミングの工夫がさらに顕著になっていた。
セットで長く持ったり、短く持ったり、脚のあげ方も少しずつ変えているのがわかる。

清水がノッてきたように思えたのも束の間だった。二番・小関は鋭いライトへのタイムリーヒット。2点追加で1-3とされてしまった。
つづく松井は空振りの三振に斬ってこの回終了。

8回表・橋本-後藤のリレーに、片岡シャーマン井出と三者連続空振り三振。
あ〜あ。どうしようもねぇ…。

8回裏・清水降板で二番手・井場が登場。高木浩にヒットを浴びたが無失点に斬る。
カブレラマクレーンから始まる打順だっただけに、井場の起用はとっても怖かったが(笑み)。

9回表・西武は切り札豊田登板。未だ負けなしのイヤな奴が出てきてしまった。ま、この展開ならコテコテの抑えの出番だ。
先頭・ユキオが空振り三振。続く、前の打席でヘナチョコだった藤島の代打・島田がお得意のライト前で出塁。代走ひちょり
しかし、野口ファーストフライ、金子はこれまた空振りの三振でジ・エンド。
 

この日の途中出場選手を見てみる。
西武は野手が6人。投手は4人。対してFsは野手が2人。投手1人。

常勝チームのたまの負けゲームなら、いつも勝っているメンツでそのまま勝負した、といういいわけがあるが、
これだけ負けが込んでるチームが、9回に初めて代打を送っただけ、ってのはどうなんだろう?
最終打者・打率.250前後を行き来している金子はそれまで無安打だったから、左の上田なり賢介なりを代打で使ってほしかった。
彼らがなんのためにベンチで控えているのか、まったく理解できないのだ。
右投手対左投手でも左打者が代打で出ていける西武とは正反対の環境。

無策の敗戦のような気がする。

【●●●今季観戦通算 3勝10敗 勝率.231●●●】



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