そりゃ、お約束だ。


2001.5.12 Sat.
パ・リーグ公式戦
Fs-BW 11回戦[東京ドーム] 観衆:18,000人
4-11
TN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
BW
0
0
2
0
1
3
0
2
3
11
F
0
1
0
3
0
0
0
0
0
4

W加藤5勝1敗 L岩本1勝5敗 HR葛城3(2) 田口4 福留1(2) 藤井6(3)



-STARTING MEMBER-
Fs
 
BW
1
井 出
田 口
2
小笠原
葛 城
3
片 岡
4
田中幸
アリアス
5
藤 島
五 島
6
ウィルソン
進 藤
7
金 子
ビティエロ
8
田 口
日 高
9
奈良原
福 留
P
岩 本
加 藤

鎌ヶ谷から、おーけん・RINさん・のりさん・ゆーきさん、と同じメンツでそのまんま移動。
ちなみに一人、この試合の「反乱分子」が混じっている(爆み)。
総武線の中で爆睡して、気づくと水道橋着。

この試合は「沖縄デー」ということで、現地からなんだか踊る人たちが来てグラウンドで踊っていた。
「お祭りロック」みたいなノリ。みんな長渕みたいなカッコをしている(爆み)
 

先発は去年から悩みっぱなしのガンと前回完投勝利をされている加藤
Fsは右の加藤にも関わらずオリックス戦で好成績のジャイを5番に入れた。
また、キャッチャーは野口を使わずグッチー。昔からガンとはよく組んでいる。
対するオリックスは開幕から結果の出ていないビティエロをふたたびスタメンで使い始めている。
私が開幕前に活躍予言した選手のひとり。頑張ってほしいもんだ(笑み)。
また、必ず出ていたようなイメージの塩崎の名がなく、代わりに福留が9番に入っている。
一軍に上がってきたばかりだったか? とくにイメージがない選手だ。
不思議なのは藤井がいないこと。Fs戦だったら出りゃ必ず打つのにさぁ。

試合開始。
うちらファンも、立ち上がりからガンをまったく信頼できていない。
おーけんに田口はセンター前」と私が予言したかしないかのうちに、その通りの結果がでる(笑み)。
が、葛城五島を三振に斬るなど、なんとか抑える。

1回裏、Fsは絶好のチャンス。オガ内野安打、片岡四球、ジャイ死球で二死満塁。
前回は巧妙なコントロールでFs打線の芯をことごとく外していたが、きょうの加藤はとてもノーコンだ。
バッターはウィルソン。満塁ホームランを期待する場面だったが、
ウィルソンに対しては加藤の変化球が冴えて最後は空振りの三振。落ちる球だった。

2回表、ビティエロがヒットを放つ。をを! 頑張れよぉ(爆み)。他はガンがきっちり抑えた。
その裏、先頭・金子がライトへ落としてグッチーが送りバント。
奈良原倒れたあと、井出が三遊間を抜いてタイムリー! 先制点だ。
つづくオガも期待を受けるが、1回のウィルソンにつづいて空振りの三振でチェンジだ。

3回表、偶然同じ列に座っていたネットのファンつながりのエンちゃんにあいさつに行った途端(笑み)、
葛城がライトのポール際へ一発。私がトイレへ行ってる間に田口が四球出塁してたらしく、2ラン。
あっさり逆転された。獲ってあげると獲られ返すガンの悪いパターンは去年そのまんまだ。お約束。

その裏、ユキオが追撃ののろしのツーベース! 
…しかし後が続かず、またウィルソンが空振り三振でチェンジ。毎回空振りで終了、そりゃ、お約束だ。
 

4回表。ここに何度か書いてるかもしれないが、この辺からいつもカーブが増えるのがガン田口の組み立ての特徴。
このイニングは7割方カーブで三者凡退。肩の力が抜けててとてもイイ感じ。
ホント、ここだけ見てるとガンはカーブピッチャーになってもいいんじゃ? と思わされる。

この流れを受けて、4回裏はこれまたイイ感じに(笑み)
グッチー井出がヒット、オガ四球で一死満塁。
迎えた三番・片岡はセンターへ低い弾道のライナーで2点タイムリーヒット!
つづくユキオの当たりは葛城の前へ。
葛城はダイレクトキャッチを試みるも、捕ったかと思った直後、グラブから勢いよくボールがこぼれた。
これもタイムリーヒットとなって、4-2と逆転!!
前回加藤にフニャフニャとゴロばかりを打たされてたFs打線がウソのようだ。

5回表、引き続きカーブ攻めを行うバッテリー。2点のリードがさらに気持ちを大きくしている…。
先頭の福留を討ち取ったあと、一番・田口にもカーブを連投するが、コイツは決め打ちをしてくるからちょっと…
と思っていたらパッカーン! 3・4球目だったか? カーブにドンピシャのスイングで見事なレフトへのホームランだ。
思えば、数時間前に吉崎-駒居のバッテリーが同じミスを犯したのを目撃したばかり。
なんとも…野口も含め、一度味を占めると同じ攻めを続けるリードが多いんだよなぁ。4-3

6回表、先頭の五島は「ごっしー、ごっしー、ごっしーまっ」というヘンテコな応援を受けながら、早くもこの日3つめの三振。
去年の終盤から「葛城五島=ヒマがあると三振」のイメージが私の中にできあがっている(爆み)。
続く進藤はライトの頭を越える「当たりよすぎ」のシングルヒット。
バッターは七番・ビティエロだ。シーズン前に感じたとおりの、落ち着いた、打ちそうな構えをしている。
ホームランは1本だが、何を隠そうFs戦で打っている。そしてやはり、私の目は間違ってなかった…
ビティエロの当たりは右中間を破った。タイムリーツーベース。4-4の同点にされてしまった。

左の日高を迎え、ガンはここで降板。同点だからノリだと思われたが、出てきたのは厚沢
よかったのはオープン戦の間だけ。開幕後、一向にによくならないのに未だ一軍に残ってるのが不思議だ。
日高はセカンドゴロに斬って安心したのか、厚沢はなんと次の伏兵・福留にレフトへ2ランを浴びてしまった!
もう、出ると一発浴びるのがノルマになっているようにさえ感じる厚沢。頑張ってほしいんだけど…。

続く田口は必要のないときは打たない。空振りの三振でチェンジだ。4-6

7回表からサンダースが登板。見事全員内野ゴロで三者凡退だ。
前にもあったが、ビハインドの中継ぎ登板では気が楽なのか、好結果を出す。
んが、8回につかまった。
先頭の五島は凡退。これも後の流れを見ればお約束だった(笑み)。
進藤が四球、ビティエロが猛打賞となるヒット。続く日高福留が連続タイムリーでダメ押しの2点を獲られた。
打順は一番に帰って田口だが、必要ないときは打たないのがお約束だ(笑み)。ライトフライでチェンジ。4-8
なんだか、気づいたらダブルスコアになっちゃってる。悲しい。

9回は斉藤が登場。厚沢とともに、球威がない中継ぎ投手だ。
一死後、が初球を軽くライトへ運びヒット。アリアスは敬遠気味の外角一辺倒で四球。
大島セカンドゴロで、二死二・三塁となって進藤の代打は藤井
出ました! 大御所!(爆み) とっておきのとっておきだ。
私が口がすっぱくして言ってるように、私が観るドームのFs戦では藤井が一発打つのがお約束。
しかも今年は5発のうち4発がFs戦だったと思う。

ベンチからは誰も出てこない。投手交代ナシ。しかも二軍との掛け持ち出場の實松はしっかり座った。
球威のない右の斉藤が左の「一発打つのが確定している」藤井に敬遠せず勝負。捕手若手の實松
これで「一発打つのが決定」にグレードアップした。
私はおーけんと「ライトスタンドのどこに来るだろうか」という予想を始めた。
私はウィングデッキの端、おーけんはうちらが座ってる席(外野)の目の前、と予想。
しかし、どちらも当たらなかった。藤井の当たりはうちらより右方向の中段席に飛び込んだ。
ね、打ったでしょ。そりゃ打つもの。この条件が揃ってりゃ。
完全なるダメ押しのダメ押し3ランで4-11
 

5回以降立ち直って無安打ピッチングの加藤は9回は出なかった。
マウンドに上がったのは抑えのエースのはずの具台晟。中10日。だいぶ投げてなかった。
奈良原の代打・西浦井出がフライで倒れた後、オガは見逃しの三振。
試合終了。最後のイニングも三振で終了だった。
 

ってことで、なにもかも「お約束」の流れの試合だった。
東京ドームで10連敗目っていう、言ってみれば負けることそのものも「お約束」だったと言える。

翌13日、ガン厚沢斉藤の3人が出場登録を抹消された。
ガンに代わる戦力は誰になるかわからないが、中継ぎ組は球威のある吉崎生駒に頑張ってほしい。
っても、生駒はきょうが下で初めての実戦だったんだけど。
 

ガンは今後どういう調整になるんだろう?
考えてみると、ガン(大阪)、桑田(大阪)、(三重)、三浦(奈良)など「近鉄沿線系18番」のお休みが目立つ(爆み)。
これも「お約束」なんだろうかねぇ? こじつけしすぎ?

【●●●今季観戦通算 2勝7敗 勝率.222●●●】



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