解放戦線へ戻る

巨大洞窟に潜りました
〜カールスバッド国立公園〜

こないだの5月末の祝日連休(*)に、エル・パソっちゅーとこに旅行に征きました。
(*)メモリアル・デイ。 戦没者を記念する日。 初代『ときメモ』 PC エンジン版が発売された記念日ではありません。

南カリフォルニアからは、飛行機でまずアリゾナ州のフェニックスへ(約1時間)。
そこから乗り継いで約1時間です。

最初の目的地は、カールスバット洞窟国立公園!
いざ、払暁から(*)レンタカーを駆って MONTANA通りから自然合流する 62/180号線を東へ東へレッツ・ラ・ゴーです。
(*)道は常に空いてますけど、ホリデーの昼あたりになると目的地の洞窟の入場が混むので、朝駆けが吉。 8:30から開いてました。

☆ニューメキシコの道ぃ

途中、テキサス州からニューメキシコ州への検問を抜けます。
ただの田舎道が、その辺りから荒野の一本道になったりします。
気持ち良い、アメリカの大地の道をかっとばしますっ!
東へ、東へ、ひたすらまっすぐ62/180号線を、約2時間っ!
(*注) 州の名前とか、方向とか、時間とかは、もともと揮発性の高い(というかwriteコマンドを発行し忘れてるような)記憶を頼りに書いてます。 アバウト度はちょっと高いかも(笑)。

☆グアダルペ?

途中に、Guadalpe Mountains NP(National Park) ちゅーのがあります。
写真はその入り口の管理事務所前から撮った山。
とりあえずトイレと記念スタンプ押しだけ済ませて、さらにガング・ホーです。

こっから40分くらい。 道は Carlsbad Caverns NP という表示板がでてるのですぐにわかります。

☆着いたなり

入り口っ! 小山の上っ! けっこう標高たかいです。
小山の内部に溜まった内陸水というか地中水というか、それがじわじわと掘ってできた洞窟みたい。。。かも(自信なし)。

☆探検隊は巨大な穴を発見なり

入場料は大人 $6.00 です。 安い。
それに案内が聴けるトランシーバーのようなやつ(*)のレンタルが $3.00でし。
(*)ラスベガスのマンダレイベイの水族館でも同じタイプのを採用してました。
ガイドツアーもあるので、係りの人にどんなか尋ねたら「洞窟の一部だけだよ」と言われたのでやめ。

☆進入しますっ!

深いっ。 ごっつ深い。
潜ってます。 どんどん潜ってます。
入り口を見た時点ですでに、僕の評価は「グランドキャニオンよりごっつい」です。
……ちゅーか、深くて暗くて穴の奥が写真では真っ暗なのですが。。。

☆レースコース

中は通路ができてて、順路は完璧に整備されてます。
広いです。 天井高いです(モビルスーツ戦ができそうなくらい)。 暗いです。
残念ながらストロボ焚いても、光が届きません。 この巨大な幽玄さを撮れず、はなはだ申し訳けないことです。
ごっついです。
めちゃめちゃごっついです。

無線のアナウンスでは「この洞窟は安定してるので、天井から岩が落ちてくる危険はありません」と言っているが、
いつかはつららが落ちてくるな(笑)。 確率的には隕石衝突並みかもしれませんが。

☆鍾乳つらら

接写ならなんとか。。。
というか、こんなものじゃないです。
畏怖というかなんというか、10歩すすむごとに大地も壁も遥かな天井もその様相を変えています。

☆次の部屋への通路

ストロボ焚かなかったらこんな感じです。 この場所は天井から光が漏れていたのでかろうじて写ってます。
昔 参った善光寺の地下巡り(正式名称忘れた)を思い出しました。
けどその1000倍くらいすげーです。

☆湖かなこれは

順路は延々と、てくてく歩いて2時間くらいかかります。
最初の洞窟が1時間強。 その先にある BIG ROOM という大洞窟を巡るのに1時間強。
いや、じっくり観察したりしてるとそれどころではないかも。
昔 歩いた京都の哲学の道を思い出しました。
けどその1000000倍くらいすげーです。 瞑想吸引力とか。

☆これは巨大柱

僕はどこから来て、そしてどこへ行くのだろう。
過去の思い出が走馬灯のように頭をゆき交います。いや、死んでないですけど。
あまりにも静かで、夢幻かつ無間的で、暗くて、心が洗われる。。。
というより過去の思い出が心を苦しめたり。 僕は洞窟ダウン系?
昔 学生のときにずっとやってたダイエー倉庫徹夜集品作業のバイトを思い出しました。
闇は、人を哲学的夢想者に変えます。

ちなみにオレンジ色してるのは、ところどころにある通路を照らすライトを浴びているからだと思います。

☆デビルズ・ピット

さらに未整備の洞窟がはるか先にも広がっています。
写真はデビルズピット(悪魔の穴)と命名されてる深淵。
(*)昔でていたボードゲーム『タリスマン』の最終関門ではありません。 がそんなイメージ。

ふと、5月病の新人サラリーマンをこの洞窟に送り込んだらリフレッシュされて出てくるかも、と考えたのですが。。。
10%くらいの確率で、人類の領域に出て来なくなる危険があるため、却下なり(笑)。

☆フェアリーランド

主な造形には名前がつけられてます。 これはフェアリーランドらしいです。
けっこう単純なれどグッドなネーミングが多し。

進路は徒歩でひたすら下りましたが、帰路はエレベーターで一気に地上に運ばれます。

☆バット君

土産物屋で買った CANNED BAT (缶詰入りコウモリ)君。$9.95 なり。
土産としては、あと DVD か View-Master っていう簡易スライドを買って自慢するのが吉でしょう。

アメリカ自然派旅行を計画されるときは、グランドキャニオンとか、ナイアガラとかよりも、このカールスバッド洞窟をお勧めします。
すげーすげーすげーすげーすげー、です。
(↑アホっぽい表現ですが、これ以外には『ごっついのー』としか言いようがありません)







解放戦線へ戻る