山形県金山町の「栗田米屋」の「粟(あわ)もち、黍(きび)もち」
2014(平成26)年7月11日改訂
山形県金山町の「栗田米屋」が、ブナ林の源流の清水を使った棚田で栽培した「源流ミネラル栽培米」と「古式製法」で杵搗(きねつ)きの切り餅を製造販売していることは、2014(平成26)年2月18日金山町の栗田米屋の「古代米もち」で御紹介しました。
今回は、「栗田米屋」の「粟もち・黍もち」を御紹介します。
「粟もち」は、糯粟(もちあわ)を使用したもちだと思います。
粟は、イネ科エノコログサ属の多年草で、糖質70パ-セント、タンパク質10パ-セントを含み、更に、ビタミンB群や鉄、その他のミネラル分や食物繊維が豊富なため五穀米などにして食べる方法が人気になっています。
この「粟もち」は、粒々感が残っていて、黍もちよりも粘り気が少ない感じのもちで、色は黍もちより濃い色をしています。独特の食感があり、楽しい餅です。
なお、粟(あわ)を使ったお菓子では、2013(平成25)年5月26日東京・武蔵村山の「紀の国屋」の「あわ大福」を御紹介しています。
「黍もち」は、黍のうちもち種の黍を使用したもちだと思います。黍はイネ科の一年草で五穀の一つです。実は粟より少し大きいようです。岡山県銘菓の「吉備団子(きびだんご)」も、元々は黍粉を原料として岡山の旧地名である吉備と黍の語呂合わせから、「吉備団子」と書かれるようになったようです。
もっとも「吉備団子」は、現在では黍粉を使わず白玉粉などで作られることが多いようです。
「黍もち」は、淡い黄色が美しいもちです。米のもちより少し粘り気がない感じですが、もちの美味しさが味わえます。粟や黍等の雑穀が健康に良いということで、近年雑穀食がブ-ムになっているようです。
購入した場所は、JR新庄駅に直結したユメリアの中の「もがみ物産館」(電話番号0233-28-8886)です。製造者の「栗田米屋」の電話番号は、0233-52-2814です。