山形県庄内地方の「笹巻(ささまき)」・白い笹巻と黄色い笹巻(山形県鶴岡市)

2013(平成25)年5月6日

 

 山形県の日本海側の庄内地方では,5月の端午(たんご)の節句の頃,もち米を笹の葉で巻いて茹でて作られる「笹巻」が伝統食として食べられてきました。笹の葉は,殺菌作用があり「笹巻」は保存食であるとともに,もち米を笹の葉で包むことでさわやかな笹の香りを楽しむことが出来ます。

 同じ庄内地方でも,遊佐町などの北庄内では水で煮る白い笹巻が作られてきました。

 白い笹巻はもち米の粒がかすかに残る歯ざわりと味が楽しめます。

 一方鶴岡市などの南庄内では,もち米を笹に包んで灰汁(あく)で煮込むことで,餅米が飴色になり,ねっとりしてプルンとした食感が特徴の黄色い笹巻です。

 この白い笹巻も黄色い笹巻きも,きな粉と糖蜜をまぶしていただく懐かしさを感じる季節の食べ物です。

 今回は,黄色い笹巻を購入しました。

 笹の葉を剥(む)くと,飴色の美しい黄色い餅米が出てきます。ねっとりとしたプルンとした食感が新鮮な感覚です。

 購入した場所は,2011(平成23)年9月28日鶴岡の清川屋鶴岡IC店の「ミ・キュイ」2011(平成23)年9月28日鶴岡の清川屋鶴岡IC店の「ホワイトパリロール」で御紹介した清川屋鶴岡IC店です。

 黄色い笹巻は,きな粉と黒砂糖,糖蜜がついて4個入680円です。

 清川屋鶴岡IC店の電話番号は,0235-28-3111です。


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