上高地(長野県松本市)
槍ヶ岳と,槍ヶ岳から大キレットを通過して北穂高岳に登るために,今回初めて上高地に行きました。
上高地は全国的に有名な避暑地です。ちなみに上高地の標高は1505メートルです。
上高地ではマイカー乗り入れが規制されており,マイカーで直接上高地までは行けません。
上高地手前のバスで30分くらいのところにある沢渡(さわんど)地区に沢山の駐車場があり,そこにマイカーを駐車して(駐車料金は4日間で2000円でした。)バスで上
高地に行きます。片道が1200円,往復切符を買うと2000円です。
タクシーは協定料金で片道4000円です。
バスは朝6時頃から夕方6時くらいまであります。
タクシーは何時でも大丈夫だろうと思っていたら,上高地の手前に車のゲートがあり,そのゲートが午後8時ジャストに閉鎖されるので,タクシーが客を上高地に降ろしてそのゲートを午後8時前に通過しないとタクシーもタクシーの運転手も沢渡に戻れなくなります。それで,タクシーは遅くとも午後7時が最終出発だそうです。
私はそのことは全く知りませんでした。
山形で午前中仕事をして昼前に出発して,新潟経由で長野県松本市の沢渡(さわんど)まで行ったのですが,沢渡のタクシー乗り場に着いたのが午後7時10分頃でした。
その日に泊まる上高地の山荘の人がタクシーを手配してくれていたので,タクシーに慌てて乗り込み何とかギリギリ滑り込みセーフでした。
上高地に着いたのは午後7時30分過ぎで辺りは暗くなっていて,梓川と梓川にかかる有名な河童橋が暗がりの中に見えました。
河童橋を渡りその日の宿舎に着きました。
私が一番遅い到着でした。
生ビールとワインを飲みながら山荘の夕食を食べ,風呂に入り,明日からの登山の支度をして寝ました。
その山荘から翌朝4時に槍ヶ岳に向けて出発しました。
3日後槍ヶ岳,北穂高岳の登山を終えて上高地に戻った日の午前中に上高地の散策をしました。
梓川が水量豊かに広い河原一面を浅く流れており,それに沿って下流に行くと大正池があります。大正池の中に数本の立ち枯れた大木が立っており,バックに焼岳が
噴煙を上げています。本当に絵になる風景です。
また,梓川の上流方向を見ると,穂高岳がすぐ近くに迫って見えます。
河童橋と大正池までの間に上高地を広く世界に紹介した英国人牧師ウェストンの碑があります。
緑も多く,山荘やホテルは瀟洒(しょうしゃ)なヨーロッパ風の建物が多く,沢山の観光客が梓川周辺を散策しています。