ザルツブルグ(オーストリア)でのスキー旅行及びフランス旅行

2005(平成17)年7月31日
2013(平成25)年9月18日改訂

 2005年2月にヨーロッパのオーストリア国ザルツブルグ市にスキーに行ってきました。

 これはスキーサファリと言われるスキーツアーでザルツブルグ市内にホテルをとりザルツブルグ市の中心地のミラベル宮殿から日替わりで毎日違うスキー場に行くスキーツアーです。

 月曜日がオーバータウエルン,火曜日がガスタイン,水曜日がキッツビューエル,木曜日がシュガードミング,金曜日がフラッハウ,土曜日がレオガング,日曜日がツィーラムシーというスキー場に行く日替わりメニューのようなスキーツアーです。

 一昨年カナダにスキーに行った仲間(1名が都合により欠席)で成田空港から出発しフランクフルトの空港でトランジットしてザルツブルグ空港に降り立ちました。

 ザルツブルグ空港にはスキーツアーのガイドの外にザルツブルグ在住のオーストリアの知人二人が迎えに来てくれました。

 この知人2人は国際交流の関係で私の家にホームスティしたり私の家を訪問してくれたことがある人達で,また私が約8年前にザルツブルグを訪問したときにお世話になった方々でした。

 宿舎はミラベル宮殿近くのザルツブルグ市内の有名な5つ星ホテルのクラウンプラッツァホテルでした。

 その朝食メニューは大変豪華ですばらしい内容とボリュームでオーストリアのハムとチーズとソーセージを堪能しました。

 また,夕食にはビエナシェニッツルというウイーン風のカツレツ(子牛の肉を薄くのばしたものをカツレツにしたもの)を食べたり,シュティーゲルという銘柄とアウグシュナーという銘柄のザルツブルグの地ビールを浴びるほど飲んできました。

 二つとも大変おいしいビールでした。


  •  特にアウグシュナーのビールは元の教会の建物の中にビール工場とビアホールがあり,沢山の棚に並んだ陶器製のマグカップの中から自分の好みのサイズ(2リットル,1リットル,750ミリリットル,500ミリリットル,250ミリリットル)を選んでマグカップを水道水で洗い,(自動で水が出てくる馬の水飲み場のような高い水道塔が立っていてその蛇口にジョッキを近づけると水が自動的にでるのでその水によってマグカップを洗う。)会計の所に行って,1リットルのビールで5ユーロ(700円くらい)を支払い,そのレシートとジョッキを持ってビールの入っている大きな木樽が置いてあるビール注ぎ場にいき,そこのおじさんにビール樽からビールを注いでもらうというシステムです。

     またビアホールの脇の通路にチーズ,ハム等のデリカテッセンの店舗が10軒くらい並んでおり,そこから自分の好きな食べものを買ってビアホールの中に持ち込むという非常に安上がりなシステムで,大変おいしいつまみでビールも大変はかどりました。ここは是非一度行かれることをお勧めします。

     スキー場はヨーロッパアルプスの急峻な斜面がほとんどであり,スキー場はフラッハウとレオガングとツィーラムシィーの3カ所を滑りました。


  • トニーザイラーのホームコース,
    ザールバッハスキー場

  • フラッハウスキー場

  • レオガングスキー場
  •  

     大変急な斜面が多く全くの初心者がいきなりロープウエィで高いところまで連れて行かれたら泣き出してしまうような急なゲレンデが多かったです。

     雪質はそれほど悪くもなくよくもない状態で粉雪とまではいかないが快適なスキーを楽しむことができました。

     スキー場のリフトは6人乗りのリフトが多かったです。

     カナダと違い(カナダの乗り方は,別に事務所のホームページにアップしてあるカナダウィスラーのスキー旅行の文章を見て下さい。2003(平成15)年5月16日 カナダのウィスラー・ブラッコムでのスキー及びバンクーバーのことなどについて),日本方式と同じで早いもの勝ちで並ぶことになります。

     そして乗り場の1番前に競馬場と同じような6人がそれぞれ一人ずつ通れるゲートがあってそのゲートのバーが自動的に開きその前が6人分以上に幅広いベルトコンベアーになっておりスキーをはいたままベルトコンベアーにのって歩く歩道のような感じで前に自動的に進みます。

     そうすると後ろからリフトシートが回ってきてそれに腰掛けてリフトで高い所に運ばれるという具合です。

     今回は日替わりでのスキー場でのスキーでしたので,それぞれのスキー場のレンタルショップでダイナスターとアトミックやフィッシャーのスキー板(最新モデル)を借りて滑りました。

     特にアトミックとフィッシャーが大変乗りやすくヨーロッパのスキー場に合っているような気がしました。

     昼はほとんど食べないで朝の11時頃から(バスで8時に出発してスキー場到着が10時過ぎでスキーレンタルの手続をすれば10時30分過ぎにならないとスキーを始められない。)夕方3時まで4時間ぶっとおしで滑りまくるという状態でした。

     下着は登山用の木綿が入っていないポリエステル等の素材の汗を吸収しない速乾性のある下着を付けていましたので大量に汗をかいても木綿のシャツのように汗を吸収して下着が濡れてしまい体が冷えるということはありませんでした。

     非常に高機能な下着で助かりました。

     その代わりスキーウエアの上着を脱ぐとその上着の裏側から大量の汗が滝のようにしたたり落ちるという状態でした。大変激しいスキーをしたので大量に汗をかきました。

     スキー場から帰るとホテルにサウナがありましたのでサウナに入り汗を流してスキー仲間と夕食に出かけました。

     夕食はビール会社の経営しているレストランとか楽団指揮者の小澤征爾氏がザルツブルグに行ったらよく行くというハッピーチャイニーズという中華レストラン,また国際交流で山形に来たオーストリアの若い女性の案内でスティーゲルビール直営のレストランに行き豚のスペアリブを食べました。

     そのスペアリブのボリュームがすごくて山盛りのスペアリブと山盛りのジャガイモが出てきました。大変おいしかったので意地で全部平らげました。しかし,毎日あのボリュームの食事を食べていれば大変太ってしまうことは8年前にドイツとオーストリアに2週間ホームステイしたときに体験したとおりで,今回それを再認識しました。

     ザルツブルグはモーツアルトが生まれ育ったところです。モーツアルトの生家及びモーツアルトの育った家がそれぞれ博物館になっておりそこに行きました。


  • 本物のトラップ一家の家
    (サウンドオブミュージックの主人公)

  • 元祖モーツァルトチョコレート菓子店
     

  • ホーエンザルツブルグ城
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     またサウンドオブミュージックのロケの舞台になった映画でトラップ一家の家であるとされた湖のほとりにたたずんでいるアメリカンスクールの建物を見ました。

     しかし,トラップ一家が本当に住んでいた家は住宅街の中の建物で現在は数家族がシェアして住んでいます。

     そこもオーストリア人の知人に車で案内してもらい見てきました。

     ザルツブルグの旧市街は世界遺産にも登録されている非常に美しい中世の建物が整然とたたずんでいる美しい街で,1200年代に建てられた建物も現存して現在も使われている非常に古い街です。

     また町並みも非常に美しいところで有名なモーツアルトチョコレートを最初に作ったお菓子屋さんに行き,そこでモーツアルトチョコレートやザッハトルテを食べました。


     ロータリークラブの交換留学生として私の二女が高校2年で2004年8月にフランスのパリから北に約100キロ行ったコッフリーという町に1年間留学していることからザルツブルグにスキーに行ったついでにフランスまで脚をのばしました。

     スキーが終わりザルツブルグ市内観光も終わって翌日にザルツブルグ空港からドイツのフランクフルト空港までスキー仲間と行き,そこでスキー仲間と別れて私だけフランクフルト空港からパリのシャルルドゴール空港へ行きパリに着きました。

     そこに二女と二女がホームステイしている家のお父さんが車で迎えに来てくれました。

     ちなみに私の二女がホームステイしている家の息子ジャン君が2004の8月から私の家にホームステイして(3ヶ月間)山形市立商業高校に通って1年間勉強していました。(私の家のホームステイの後は別のロータリアンの家族の家にホームステイして2005年7月に帰国しました。)。

     娘がホームステイしている家の父親に運転してもらいパリから100キロ離れたコッフリーの町の近くのクレールという所のホテルに到着しました。

     その日の夕方娘がホームステイしているブロッセ家の夕食に招待されました。

     ブロッセ夫妻と高校生の娘そしてシャンティイーロータリークラブのフェルナンデス夫妻とその幼稚園児の娘さんが一緒で,細切りの牛肉を鍋に熱した赤ワインに入れて煮えたところを食べるワインフォンデュを生まれて初めて食べました。新鮮な食感で美味しかったです。

     その後チーズを沢山出され数種類をナイフで取り分けて食べました。

     クレールで泊まったホテルはフランスの田舎の石造りのひなびた感じの趣のあるホテルでした。

     設備的にはそれほど充実しているわけではないがレストランの食事がおいしいと評判のホテルであるとのことでした。

     ただこのホテルでは残念ながら夕食は食べず朝食だけ食べました。


  • クレールの田舎風のホテル

  • シャンティイ城
     

  • シャンティイ城の隣の馬の博物館

  • 馬の博物館 街路樹の剪定が面白い
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     クレールの田舎風のホテル シャンティイ城 シャンティイ城の隣の馬の博物館 馬の博物館 街路樹の剪定が面白い

     翌日は近くのシャンティイーに娘の案内で行きシャンティイー城を見ました。その城にはコンテイ伯爵が集めたドラクロエ画伯の絵画等のコレクションとか蔵書のコレクションがありました。

     昼食でシャンティイー城の地下のレストランでウサギのもも肉のソテーを食べましたが食味が鶏肉に似ていて旨味が濃くて非常においしいものでした。

     そして,その日の夜に娘を迎え入れてくれ,また山形にジャン君を送り出したシャンティイーロータリークラブのディナーに招待されました。場所はシャンティイーゴルフ倶楽部のクラブハウスで夜8時からディナーが行われました。

     シャンティイーロータリークラブのメンバーは幸い英語をしゃべれる人が多かったので英語でロータリークラブの人と談笑してディナーに入りました。

     ディナーはローストビーフがメインディッシュでした。

     ディナー終了後はデザートの時に私が日本から持っていった沖縄焼酎のクースー(古酒)を開けてくれて皆に1杯づつ飲ませてくれました。

     フランス料理の後に泡盛を飲むのもいい味でよかったです。

     当日のロータリークラブのゲストスピーカーは有名ブランドのエルメスの元社長でした。70才代の紳士(貴族)でスライドを見せながらエルメスの工場風景や工程を説明していました。

     途中その話のなかで「ヤポン・ヤポン」という言葉が頻繁に出てきましたが,「ヤポン」とはフランス語で「日本」のことで日本人がエルメスを高く評価してくれて非常に沢山買ってくれるということを彼がフランス語で話していたことを後で娘から聞きました。

     翌日は娘とクレールから電車に乗りパリまで行きパリ市内観光をしました。


  • パリ コンコルド広場1

  • パリ 凱旋門

  • パリ コンコルド広場2
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     パリのシャンゼリゼ通りに出てエッフェル塔まで行きエッフェル塔は有料なので足下まで行って引き返してきました。昼食は三つ星レストラン「リジョン」でフランス料理を楽しみました。

     そのレストランには日本人が多くきているようでソムリエやウエイターが日本語で話しかけてきました。

     2013(平成25)年9月2日プランタン銀座のサロン・ド・テ「アンジェリーナ銀座店」の「モンブラン(オリジナルサイズ)」で御紹介したサロン・ド・テ・アン ジェリーナのパリ本店に行きモンブランのオリジナルサイズとショコラ・ショー(ココアドリンク)を注文しました。

     夜は「オペラコミック」という劇場で「パリジャン」という題のミュージカルを見ました。

     フレンチカンカンがふんだんに入っているたいへんおもしろい,また,色彩豊かなミ

    ュージカルでパリの夜を堪能しました。

     翌朝ホテルからタクシーでシャルルドゴール空港に入り,娘に見送られてフランクフ

    ルト空港経由で成田空港に帰国しました。

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