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更新
 
震源分布図作成ソフト
  Ver4

2020/10/25より

震源深さ分布図作成機能を追加しました

 これまでに白地図 KenMap に地震資料検索システム Eqlist の地震情報から震源分布図を作成する機能を持たせた KenMap8eq を公開してきました。また、気象庁では日本周辺よりも広範囲の観測地震情報の整備に務めており、現在では 1919 年以降のマグニチュード(-1)以上の地震約 480 万個のリストが入手可能です。従って、これを利用すれば、Eqlist が対象とするマグニチュード 4以上の地震ばかりではなく、マグニチュード 4 以下の小地震から(− 1)までの極小地震の活動状況を明らかにすることができます。そこでこの二つの震源リストから震源分布図を作成できるソフトを改めてEQListMapとして公開してきました。
 EQListMap Ver4は従来の震央分布図作成機能に、指定した地図領域の中で発生した地震の震源深さ分布図作成機能を追加したものです。
 
EQListMap4.zipのダウンロード → 
(Eqlist震源データ2024/6/30まで)

55.0MBの圧縮ファイルです。解凍してご利用ください
 EQListMap4.zipを解凍して作成されたEQListMap4フォルダの中のEQListMap4.exeが実行ファイルです。これを実行すると起動画面は下のようになります
 起動画面が開かれて「県指定」ができるまでに少し時間がかかることがあります。
EQListMapの起動画面

 震源分布図を描くには、まず、地図範囲を設定します。「県指定」ボタンで地方あるいは県を選択して地図を描きます。北海道と東北地方の地図を描いて、「Eqlist」または「気象庁」ボタンで地震リストを選択すると下図が得られます。どちらもマグニチュードは4以上に設定されていますから、どちらのボタンを押してもほぼ同様の震源分布図が得られます。
気象庁震源リストの震源分布図(マグニチュード4以上)

 マグニチュード(1<=M<2)の震源分布図

  地図範囲内でマグニチュード「下限値0」、「検索開始日 2011/03/11」、「検索終了日 2012/03/10」とし、2011年3月10日の宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震を検索すると234万個の地震があり、そのうちの10万個をリストアップしています。
 宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震リスト

 
宮城県東方沖地震(マグニチュード9.0)の地震発生後1年間の地震震源分布(マグニチュード0以上)

 
震源深さ分布図の作成
 地図上でマウスをドラッグして長方形領域または平行四辺形の領域を設定し、その領域での震源深さ分布図を描きます。Shiftキーを押したままで、マウスを長方形領域の対角線に沿ってドラッグして領域を設定します。

長方形領域の設定

気象庁の震源リストを選ぶと設定した領域に地震が表示される。
(マグニチュード規定なし)
震源深さ分布図

 「長方形領域」のチェックを外してShiftキーを押しながらマウスをドラッグすると、緯度方向に1°または2°の幅を持つ平行四辺形領域を設定できます。

平行四辺形領域の震源深さ分布図
M>4 帯域幅2°

最大加速度分布図
 EqlistMapは、K-NET、KiK-netの観測データをもとに最大加速度分布図を描くことができます。
 下図は2024年1月1日16:10の「令和6年能登半島地震」(最大震度7)の最大加速度分布図をEQListMap2で描いたものです。
 防災科学技術研究所 強震観測網 (K-NET/KiK-net)からダウンロードした最大加速度リストを震源分布図作成ソフトEQListMap2を用いて最大加速度分布図を描くためのデータファイルに変換します。

(1)強震観測網のホームページで観測地震を選択し、「最大加速リスト」を表示します。
(2)表示された全テキストをクリップボードにコピーします。(Ctrl+A、Ctrl+C)
(3)メモ帳などのテキストエディタを開き、クリップボード内容を貼り付けます。(Crtl+V)
(4)拡張子をtxtとして保存します。
(5)観測点最大数(既定値は1000点)です。それ以上の場合は読込を中止します。

 EqlistMapで加速度分布図作成範囲の地図を描き、
「KiK」で「KiK-net加速度分布」を開いて「読込」から、上のデータファイルを開きます。「分布図」を押せば、最大加速度分布図を描きます。


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