2乗に比例する関数と反射神経測定器   

 私は、2次関数の導入時に、ガリレイの落体の実験などを行い、2乗に比例する自然現象

の話をします。その後、この反射神経測定板を作って実験してみることにしています。

 反射神経測定板の話は、杜陵サークルの会員でもある、岩手高校の佐々木修一先生から

教わりました。

落体の運動は、時間 t と落下距離 y に対して、y=4.9t

という関係式が成り立ちます(上表参照)。この表をもとにして、右上図のような

反射神経測定板を作ります。作り方は、厚紙に、図のように時間を線分の長さにする

ように目盛りを打っていけばいいです。このようにすれば、この板が落下し、それ

を掴んだ瞬間の距離(=時間)が得られます。つまり反応の速さを測定できるのですね。

                【実験風景】

@これが反射神経測定板。デコパネで作りました。 A指を開いて準備。目は板を持っている指先を見ます。
B落下した瞬間に掴みます。反応時間がわかります。 C単純だがやってみると結構面白い。

 この実験のポイントは、「時間」が「距離」という別のものに変換されているというところです。

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