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建物の設計と仕様書を、救いの計画とキリストの福音になぞらえる。
計画 = 救いの計画 (何をするのか)
技術仕様書 = キリストの福音 (どのようにするのか)
現場監督 = 預言者
天父が定めた救いの計画の知識に頼り、キリストの福音の恩恵を受け、預言者の導きに頼る。
計画の目的は、人が不死不滅と永遠の命を得られるようにすること。
不死不滅
神様のように病気や老いのない死なないからだ、
神様のようにいろいろな能力を与えられたからだ、宇宙を創ることもできる。
永遠の命
永遠に神様と住むこと、神様のようになること、
神様のように霊の子供も創れるようになれる。
【救いの計画】
・救いの計画
・救いの計画とは、神がその子供たちの幸福のために作られた計画のこと。
・この計画の中心はイエス・キリストの贖い。
・イエス・キリストの教えに従えば、この世では常に心の平安を得、
死んだ後には永遠の喜びを得ることができる。
・神は人々がこの世で経験を積み、知識を得て、神に似た者となれるようにした。
・前世
・神は人々の霊を造った。
・人は肉体と霊から成っている。
・天父(神)は人々の霊を造った。
・地上に生まれる前に、人々の霊は天父と暮らしていた。
・人々は天父を知っていて愛していた。天父も人々は知っていて愛していた。
・地球に生まれる前の生活を前世と呼ぶ。
・人々は前世で学んだ。
・人々は前世で、幸福を得るために必要な原則と戒め、救いの計画を学んだ。
・この前世で、イエス・キリストが救い主として、選ばれた。
・人々が間違ったことをしても、救い主のおかげで乗り越えられることを学んだ。
・地球(現世)に来ることの意味
・人々は地球(現世)に来て、肉体を得て、正しい選択ができるようになる。
・地球へ来ると天父と暮らしたときの記憶がなくなる。
・善悪をわきまえる力を神から受ける。
・天父の愛をはっきりと感じ、真理を理解することもできる。
・経験を積み、試しを受けることにより、正しい選択をすることができるようになる。
・救い主の助けを受け、人生が終わった後で、天父のもとに帰り暮らすことができる。
・選択の自由
・この世と永遠の世で平安と喜びを得るには、神の計画に従う必要がある。
・人々に選択の自由が与えられた。
・神の計画とキリストの教えに従うかどうかは、自分自身が決める。
・サタン
・サタンは神の霊の子供だが、天父に逆らい、天父の計画を受け入れなかった。
・サタンの望みはすべての人を思いどおりに操ることだった。
・天父の子供たちの多くはサタンに従った。
・サタンに従った人たちはサタンとともに神の前から追い出され、
地球に誕生することができず、ずっと霊のままでいる。
・彼らは自分が惨めなので、人々に不幸を招くことや神に従わせないように、
誘惑をしている。
・前世で神に従った人々
・現世に生まれた人々は、前世でイエス・キリストを信じ、神の計画に従った。
・現世でも、同じようにキリストを信じ神の計画に従うことで、平安を得る。
死んだ後には天父のもとに戻って一緒に暮らすことができる。
・創造
・地球は天父の子供たちが生活し経験を積む場所として創造された。
・最初に地球に来たのはアダムとエバ。
・二人はエデンの園で暮らしていて、そこでは神に会うことができた。
・堕落
・善悪を知る木の実を食べることを禁じられた
・天父はアダムとエバに選択の自由を与えた。
・天父は二人に善悪を知る木の実を食べないように命じた。
・この戒めに従えばエデンの園にずっといられるが、
経験や試しを通して成長することはできない。
・アダムとエバにより堕落が起こった。
・サタンは禁じられた実を食べるようにアダムとエバを誘惑し、二人はその実を食べた。
・アダムとエバはこの選択により、物理的にも霊的にも神から離された。
・死すべき者、つまり罪と死を免れない者になった。
・このことを堕落という。
・救いの計画が教えられた。
・天父はアダムとエバに天使や聖霊を送り、救いの計画を教えた。
・この計画の中心はイエス・キリストの贖いである。
・この贖いにより堕落を乗り越えて、この世と永遠の世で喜びを得ることができる。
・現世
・現世で神から離される意味。
・堕落により現世の人々は物理的にも霊的にも神から離されている。
・これは神の計画にとって必要なことだった。
・神から離れて地球に来たのは、肉体を得て、経験を積み、
正しい選択ができるようになるためである。
・人生の喜びと悲しみを通じて、人は善悪をわきまえ、
正しい選択ができるようになる。
・善
・神は善を行い神に従うように促す。
・神に従い神の戒めを守るなら、知恵を増し、人格を高め、
試練の中でさえ喜びを見いだし、人生の問題に平安な心で立ち向かうことができる。
・罪
・サタンは、神を無視し罪を犯すように誘惑する。
・罪とは、悪と知りながら悪を行うこと、あるいは善と知りながら善を行わないこと。
・人は間違った選択をして罪を犯すと、神から離れる。
・神から離れた状態を霊の死と呼ぶ。
・罪を犯すと、罪悪感に駆られ後ろめたさにさいなまれる。
・罪とその結果を自分独りで乗り越えることはできない。
・贖い
・イエス・キリストは罪の代価を引き受けた。
・人々の罪の代価を支払うためにイエス・キリストが送られた。
・イエス・キリストは自ら進んで人々の罪や苦しみ、病気、悲しみを引き受けた。
・イエス・キリストの恵みと憐れみにより、試練のときに助けを受け、
自分の罪が引き起こす罪悪感と後ろめたさから解放される。
・贖いを受ける
・イエス・キリストは、人々の選択の自由や責任は取り去らなかった。
・イエス・キリストは本人の意思に反して人を清めることはしない。
・イエス・キリストの助けと力を受ける条件
・キリストを信じる
・悔い改める
・バプテスマと聖霊を受ける
・残りの人生をキリストの教えに従って生きる決意をする
・贖いによる祝福
・贖いを信じるなら、神の愛を感じ、試しに耐えることができる。
喜びと平安と慰めを感じることができる。
・イエス・キリストの贖いと天父の憐れみと愛によって、
この世で不公平に見えることもすべて正される。
・贖いは救いの計画の中心である。
・霊界
・死ぬと霊は霊界に行く。
・天父の計画では死は始まりであり、一歩前へ進むこと。
・死ぬと霊は肉体を離れて霊界に行く。
・霊界は学び、備える場所。
・霊界に行ってもこの世の記憶はそのまま残る。
・死後の人格
・死後も人格は変わらない。悪人が急に善人になることもない。
・地上で救い主に従った人は霊界に行っても平安を得る。
・悔い改めない人は、霊界に行っても幸福にはなれない。
・霊界でも福音を学ぶ。
・この世でイエス・キリストについて学べなかった人も大勢いる。
・学んでもキリストに従わない人もいる。
・霊界にいる人たちが神の計画を学び、イエス・キリストを信じ、
悔い改められる方法が備えられた。
・霊界でイエス・キリストを受け入れる人たちも、平安を得る。
・復活と裁き
・復活
・神は地球に来た人全員に復活という祝福を与える。
・復活はイエス・キリストの贖いにより可能となった。
・十字架の上で亡くなったキリストは霊界へ行き、3日後に、復活した。
・復活体は二度と死なない、栄光を受けた完全な体である。
・裁き
・復活した後で人は神の前に行き、自分の行いと心の望みによって裁かれる。
・栄光の王国
・裁きを受けた後、人は栄光に包まれて生活する。
・人の行いと心の望みに合わせて、幾つかの王国(栄光の階級)がある。
・日の栄えの王国
・天父とイエス・キリストは日の栄えの王国に住んでいる。
・キリストの福音に従って生活し贖いによって罪から清められた人が行く。
・神と暮らし、完全な喜びを味わう。
・月の栄えの王国
・キリストの福音は受け入れなかったが、立派な人生を送った人が行く。
・星の栄えの王国
・罪にとどまり悔い改めようとしなかった人が行く。
【キリストの福音】
・キリストの福音(罪からの清め)
・キリストの福音とは、天父が子供たちの幸福と救いのために作られた計画のこと。
・この計画はキリストの贖いが中心となっているので、キリストの福音と呼ばれる。
・キリストの恵みと憐れみを通して、罪を清められ、心の平安を味わうことができる。
この世の人生を終えた後に、天父と暮らせるようになる。
・福音の原則と儀式。
・原則とは生活で実践する真理
・儀式とは神権の権能によって執り行われる神聖かつ正式な行為
天父と聖約を交わす手段となる。
・福音の第一の原則
イエス・キリストを信じる信仰と悔い改め
・福音の第一の儀式
バプテスマと聖霊を受けること
・最後まで堪え忍ぶ
残りの人生を通じてキリストの模範に従う努力をする。
・キリストを信じる信仰
・信仰とは、行動を起こさせる強い確信のこと。
・罪の赦しを受けるには、キリストを信じる信仰が必要。
キリストの贖いによって赦しが得られるから。
・キリストを信じる信仰とは、キリストの存在を信じることだけではない。
・イエス・キリストが神の御子であることを信じる。
・人々の罪や苦しみや煩いを取り除くために苦しまれたことを信じる。
・その確信に基づいて行動する。
・キリストを愛し、キリストを信頼し、キリストの戒めに従う。
・悔い改め
・キリストを信じる信仰を持つと、生活を改善したいと望む。
・福音を学んでいくと、自分が罪を犯してきたことに気づく。
・悔い改めを通して、神の教えと一致しない考えや望み、習慣、行いを変える。
・悔い改めの段階
・罪を犯したことを認め、間違った行いを心から悲しむ。
・間違った行いをやめ、 同じ過ちを繰り返さないように努力する。
・主に罪を告白し、赦しを求める。
・だれかに罪を犯した場合は、その人にも赦しを求める。
・罪を償う。
自分の行いによって生じた問題を償うため、できるだけのことをする。
・戒めを守る。
神の戒めに従えば、福音の力が生活に及ぶ。
福音を通して罪を捨てる力が得られる。
奉仕をし、人を赦し、教会の集会に出席する。
・救い主の力を認める。
・キリストによって赦されることをはっきり理解する。
・大きな罪は赦されないと思わない。
救い主が人類の罪のために苦しまれたのは、どれほど重い罪を犯した人でも
立ち直ることができるようにするため。
・悔い改めは、劇的な変化を意味するわけではない。
・神の御心に従う決意を強めるだけでも悔い改め。
・悔い改めるには時間がかかることもある。忍耐が必要。
・悔い改めると、二度と罪を犯したくないと感じるようになる。
同じ過ちを繰り返さなくても済むようになり、
神の子供であるという実感が持てるようになる。
神に従う望みがさらに強まり、深まってくる。
・バプテスマと聖霊
・キリストを信じる信仰をもって悔い改めると、
バプテスマを施され、聖霊を受ける備えができる。
・神権の権能を持つ人によってバプテスマを施され、聖霊を受けるなら、
霊的に生まれ変わることができる。
・バプテスマ
・キリストは、自らバプテスマを受け、模範を示した。
・バプテスマを受けると罪が赦される。
・バプテスマを受けることにより、神と聖約(約束)を交わす。
・聖約
キリストを救い主として受け入れる。
キリストに従う。
キリストの戒めを守る。
・バプテスマは、いったん全身を水に沈める儀式。
・キリストの死と埋葬、復活を象徴する。
・これまでの生活に別れを告げ、キリストに従う者として新しい生活を始めることを意味する。
・聖霊の賜物
・聖霊を受ける
・聖霊は人々を聖め純粋な者にする。
・バプテスマの聖約に忠実であるかぎり、常に聖霊とともにあることができる。
・正しい人はだれでも、聖霊の影響力を感じることができる。
・常に聖霊とともにあるのは、バプテスマと聖霊を受けた人に限られる。
・聖霊の助け
・真理を認め、理解できるように助けてくれる。
・霊的な力や霊感を与えてくれる。
・苦しいときには慰めを与えてくれる。
・正しい判断ができるように導いてくれる。
・日々の生活の中で神の愛や影響力を感じることができる。
・聖霊を受けるふさわしさ
・聖霊の恵みを受けるのは、神の戒めに従う忠実さにかかっている。
・聖霊は、神の教えに従わない人とともにいることはできない。
・確認の儀式
・聖霊を受ける儀式は確認の儀式と呼ばれる。
・確認の儀式では、権能を持つ一人または複数の神権者が頭に手を置き、
教会の会員に確認し、聖霊を受けるように祝福する。
・この儀式は、普通はバプテスマの後すぐに、教会の礼拝行事の中で行う。
・バプテスマと確認の儀式を受けた人は、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になる。
・聖餐
・毎週聖餐を受けることによって、バプテスマの聖約を新たにする。
・聖餐式では、キリストの贖いを思い起こすために、祝福されたパンと水が配られる。
・パンはキリストの体を、水はキリストの血を象徴している。
・バプテスマの聖約を新たにすることにより、聖霊を常に受けることができる。
・最後まで堪え忍ぶ
・教会員になってからもさらに学び続ける必要がある。
・聖霊の導きに従う。
・福音の第一の原則と儀式には、一生を通じて従い続ける。
これは「最後まで堪え忍ぶ」と呼ばれる。
つまり、「キリストを信じる信仰」「悔い改め」「バプテスマ」「聖霊の賜物」を
繰り返し行い続けること。
提示した図では、左側が「福音の第一の原則と儀式」で、
右側が「最後まで堪え忍ぶ」を表している。
「キリストを信じる信仰」を持ち続けるには「聖文と預言者」から学ぶ必要があり、
「悔い改め」た後には「戒め」を守ることで、さらなる自己改善を行ない、
「バプテスマ」の聖約を更新し、更なる聖約を結ぶには、聖餐や神殿で「礼拝」し、
「聖霊の賜物」で導きや助けを受けるには、「断食と祈り」が欠かせない。
・「最後まで堪え忍ぶ」生活を送っていると、導きや平安、幸福が得られる。
・周囲の人に奉仕し、人々を助けながら生活していると、
少しずつキリストに似た者になっているという喜びを感じることができる。
・天父との関係がもっとはっきり分かるようになる。
・天父の完全な愛を感じるようになる。
・不幸や困難の多いこの世にあって、希望と目的意識を感じるようになる。
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