ネルソン大管長は2022年10月の総大会の日曜午前の部会で次のように話した。
「これから実に多くのすばらしいことが起こります。近いうちにわたしたちは、これまで
世界が見たこともないような、救い主の最も偉大な力の現れを目にすることでしょう。
今から、主が力と大いなる栄光とをもって戻られるときまでの間に、主は忠実な人々に
数え切れないほどの特権と祝福と奇跡を授けてくださいます。」
どんなことが起こるのか考えてみた。
・既に次のことが予言されている。
・全世界にキリストの福音がのべ伝えられる。
中国などの社会主義国、イスラム教国などの伝道活動が禁止されている国々の
門戸が開かれる。
・選民が四方から集められる
・行方知れずの十部族が見つかり、彼らが当協会に加わる。
彼らの先祖の記録が明らかにされる。
・エルサレムで古代の神殿が復建される。
神殿から水が流れ出て死海を癒す。
・レビ族が古代の神殿の儀式を復活させる。
・ミズーリ州ジャクソン郡に神殿が建設される。
ここに主が訪れ、シオンの発展と美化ならびに主の王国の拡大と
確立について、さらに詳しい指示を与える。
・そこにシオン(神の王国)が建てられ、そのステークが世界中に広がる。
シオンとステークは、主の再臨前の大患難時代に避難場所となる。
・主がアダム・オンダイ・アーマンへ訪れ、再臨の備えに関する指示を与える。
・天にキリストのしるしが現れる。
具体的な内容は不明。その時代の預言者が解き明かしをする。
予想されているもの:
新しい星、超新星爆発、彗星、強力な太陽風、オーロラ、
巨大隕石、大量の流星群、地磁気消失・逆転、日食、月食、
惑星の集合・重なり、夜でも昼のように明るい、昼でも夜のように暗い
・イスラエルの12部族から1万2千にづつ、計14万4千人が神の御業のため
に召される。これは教会の大祭司の職を持つ人々である。
・聖徒が天に取り上げられ、復活した聖徒とともに、キリストに会う。
・黙示録で予言されている二人の預言者(教会の使徒)がエルサレムで
ユダヤ人を導く。敵に殺され、3日半後、復活し、天に昇る。
・ロシアを中心とする連合軍がエルサレムを攻撃するが、
神の力によって短時間で全滅する。
・最後の大戦争の最中、主がオリブ山へ訪れ、ユダヤ人の前にみ姿を現される。
ユダヤ人がキリストを救い主と認め、キリストに改宗する。
・主が全世界へ、み姿を現される。(再臨)
力と大いなる栄光とをもって天の雲の中を来る。
大きなラッパの音とともに天使たちを先立って遣わす。
天使たちは、天の果てから果てまで、四方から選民の残りの者を呼び集める。
・天に取り上げられたエノクの町が戻ってくる。
・ペレグの時代(創世記10:25)、地球上の大陸が分かれた。
地球上のすべての大陸がまた一つに集まる。
・教義と聖約88章の第1のラッパ
天使がキリストの来臨を宣言する。
天に大いなるしるしが現れる。
人に悪を行わせ、聖徒を迫害した者たちが滅ぼされる。
天が開かれて、主の顔が現される。
生きて地上にいる聖徒たちは身を変えられて主に会うために引き上げられる。
死者も復活し、主に会うために天に引き上げられる。
・教義と聖約88章の第2のラッパ
月の栄えに属する者たちの復活。
・教義と聖約88章の第3のラッパ
星の栄えに属する者たちが来る。
福千年が終わるまで復活しない。
・教義と聖約88章の第4のラッパ
滅びの子が見いだされる。
福千年が終わるまで復活しない。
・教義と聖約88章の第5のラッパ
天使が神の裁きを宣言する。
・教義と聖約88章の第6のラッパ
サタンの王国は倒れる。
・教義と聖約88章の第7のラッパ
キリストの王国が勝利する。
・教義と聖約88章 その後
天使たちや聖徒たちは栄光に満たされ、受け継ぎを得、キリストのようになる。
過去の人々の隠れた行いと神の力ある業が明らかになる。
サタンは縛られ、千年の間解放されない。
その後、彼はしばしの間解放されて、自分の軍勢を集める。
天使長ミカエルは、天の衆群を集める。
悪魔の軍勢とミカエルの軍勢とが戦う。
悪魔の軍勢は彼らのおるべき場所に投げ込まれる。
・すばらしいとは言えない悪いことも予言されている。
・偽キリスト・偽預言者の出現
・聖徒への迫害
・反キリスト(世界を支配する独裁者)による迫害
反キリストの偶像を拝むことを強要し、拝まない者を殺す。
反キリストの刻印を額か手に押されていないと、物の売り買いができなくなる。
・不法がはびこる(犯罪の増加、暴力と殺人の増加)
・多くの人の愛が冷える。家族が崩壊する。
・すべての物事が混乱する。人々は気落ちする。恐れがすべての人に及ぶ。
・戦争と戦争のうわさ
・黙示録の第6のラッパ
2億人の騎兵が現れ、火と煙と硫黄とによって、人間の
三分の一は殺される。
・黙示録の第6の鉢
反キリストは、エルサレムを攻撃をするため、ハルマゲドンに世界の王
たちを集める。
・民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。
・太陽は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は天から落ち、
天の力は揺り動かされる。
・疫病
・黙示録の第5のラッパ
穴から出てきたいなごの毒によって悪人が苦しめられる。
・黙示録の第1の鉢
悪人に悪性のでき物ができる。
・自然災害
・雹が農作物を損なう
・雷と稲妻
・激しい暴風雨
・大地震
・高波が沿岸の町を襲う
・洪水
・干ばつ
・飢饉
・黙示録の第1のラッパ
血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降る。
地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、すべての青草も焼ける。
・黙示録の第2のラッパ
火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれる。
海の三分の一は血となり、海の中の造られた生き物の三分の一は死に、
舟の三分の一がこわされる。
・黙示録の第2の鉢
海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死ぬ。
・黙示録の第3のラッパ
たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちる。
それは、川の三分の一とその水源との上に落ちる。
水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなる。
水が苦くなったので、そのために多くの人が死ぬ。
・黙示録の第3の鉢
川と水の源が、みな血になる。
・黙示録の第4のラッパ
太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、
これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、
夜も同じようになる。
・黙示録の第4の鉢
太陽は火で人々を焼く。
・黙示録の第5の鉢
悪人の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかむ。
・黙示録の第7のラッパ
いなずまと、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降る。
・黙示録の第7の鉢
いなずまと、雷鳴。激しい地震。
エルサレムは三つに裂かれ、諸国民の町々は倒る。
島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなる。
・沖縄への懸念
・津波
台風が来ただけで、2、3日、貨物船が入ってこれなくなるので、
沖縄のお店では品不足になる。
津波で港が破壊されると、長期間、貨物船がこれないと、
品不足は深刻な問題になる。
・戦争
台湾に中国軍の侵攻が始まると、アメリカの援助を防ぐために、
沖縄の基地、空港、港が攻撃にあう。
・アイリング長老が日本の教会員について予言したことが起こるかもしれない。
・主が教会を劇的な方法で発展へと導かれる。
・偉大な奇跡、大きな変化が、会員の心の中に起きる。
・教会員が教会に属していることを、また宣教師から福音を学ぶように
人々に勧めることを喜びとする。
・教会は傑出した存在となり、人々は教会について知りたいと思うようになる。
・教会に対する称賛が高まることで、福音を伝える勇気が得られる。
・回復された福音の証を、出会う人々に熱心に語って聞かせる会員が著しく増える。
・教会員が職場の同僚や近所の人たちに教会について話すことを特権だと考える。
・子供たちはキリストについて証することを恥ずかしく感じない。
自分たちが末日聖徒であることを学校の友達や先生に喜んで伝える。
・多くの人々が教会員になる。
・多くの教会員がキリストの力を行使することができるようになる。
・自動車に乗ることで、自動車の力を使うことができる。
建設機械に乗ることで、建設機械の力を使うことができる。
ガンダムに乗ることで、ガンダムの力を使うことができる。
キリストとともにくびきを負うことで、キリストの力を使うことができる。
・福音の儀式を受け、その聖約を守るとき、その祝福としてキリストの力を受ける。
1)バプテスマ:聖霊の賜物(影響範囲は自分自身)
・聖霊を常に伴侶にできる。
・試練や苦難が多いこの世で、神から直接、慰め、癒し、平安、導き、
助け、力を受けることができる。
・自分に起こる、あらゆることに、神の御業と愛を感じることができる
ようになり、試練や苦難を成長のかてとすることができる。
2)神権を受ける按手:神権の権能と力(影響範囲は自分の家族や教会員)
・バプテスマ、聖餐などの儀式を行うことができる。
・家族や教会員に対して癒しや祝福の儀式を行うことができる。
・家族や教会員のために導きを受けることができる。
・家族や教会員に奉仕するために必要な力。
3)エンダウメント:神の御業をすべて行う力。
(影響範囲は全人類、生きている人々だけでなく、既に亡くなった人々)
・世界中に散らされたイスラエルを集める(集合の鍵)
・集めた生者と死者を結び固める(結び固めの鍵)
・結び固められたイスラエルの大家族が住む神の王国(シオン)を
この地上に建設する。
・サタンの攻撃を打ち破ることができる。
・奇跡を起こすことができる。
・主の再臨までのスケジュール
・福音と神権と教会が回復する。
・世界中に散らされたイスラエルを集める。
・集めた生者と死者を結び固める。
・結び固められたイスラエルの大家族が住むシオンをこの地上に建設する。
・黙示録に予言された大患難時代が来る。その間、シオンは避難所となる。
・主の再臨。シオン以外の場所は焼き払われる。
・福千年
・キリストが政治的に統治する
・全地が楽園の状態になる
・病気、老い、死がなくなる
・自然災害がなくなる
・肉食や肉食獣、危険生物がなくなる
・戦争がなくなる
・犯罪がなくなる
・不道徳に導くものがなくなる
・ギャンブル
・ポルノ・セックス産業
・違法薬物、酒類、たばこ
・富に対する執着心がなくなり、すべての物を共有する
・すべての真理が明らかにされる。世界が作られた方法など。
・千年間に全ての死者の身代わりの儀式が行われる。
・福音を受け入れ、儀式を受けたすべての者が復活する。
・その他の私の想像
・モルモン書の封印されていた部分が翻訳される。
・マーティン・ハリスが紛失した、リーハイ書が再翻訳される。
・聖書の新たな写本が発見され、それがモルモン書に引用されている箇所や、
ジョセフ・スミス訳と一致していることがわかる。
・死なないように身を変えられたヨハネや3人のニーファイ人が現れる。
・多くの教会員に天使が現れる。
・多くの教会員が霊界の先祖と交流する。
・シオン
シオンとは心の清い状態であり、このような人の集まり、つまり民のことである。
「主はその民をシオンと呼ばれた、彼らが心を一つにし、思いを一つにし、義の
うちに住んだからである。そして、彼らの中に貧しいものはいなかった。」
(モーセ7:18)
「心の清い者、これこそシオンである。」(教義と聖約97:21)
シオンという言葉には、心の清い人々が住む所という意味もある。
エノクとその民が築き、天に取り上げられた町はシオンと名付けられた。
「エノクは、義をもって神の民に教えを説き続けた。そして、その生涯に、彼は
一つの町を建て、それは聖なる都、すなわちシオンと呼ばれた。彼はまことに、
時がたってシオンが天に取り上げられるのを見た。エノクの生涯におけるシオン
の時代は、合わせて365年であった。エノクとそのすべての民は神とともに歩
み、彼はシオンの中に住んだ。それから、シオンはなくなった。神が御自身の懐
にそれを迎え入れられたからである。そのことから、『シオンは消え失せた』と
いう言葉が広まった。」(モーセ7:19,21,68,69)
天に取り上げられたこのシオンは、福千年の時代にこの世に戻ってくる。
そして、やがて建てられる新エルサレム(シオン)に合流する。
ニーファイ人の中にも、キリストの降臨後166年の間、シオンの時代があった。
「彼らは互いに教え互いに仕えあった。そして、彼らはすべてのものを共有し、
皆、互いに公正に振る舞った。」(3ニーファイ26:19)
「(キリスト誕生から)第36年には、民はニーファイ人もレーマン人もともに
皆、地の全面で主に帰依した。そして、彼らの中にはまったく争いがなく、論争
もなく、皆、互いに公正に振る舞った。また、彼らはすべてのものを共有したの
で、物持ちも貧しい者も、束縛された者も自由な者もなく、皆自由であり、天の
賜物にあずかる者となった。」(4ニーファイ2,3)
初期のキリスト教会でも、シオンの状態にあった。
「信者たちはみな一緒にいて、いっさいの物を共有にし、資産や持ち物を売って
は、必要に応じてみんなの者に分け与えた。」(使徒行伝2:44,45)
「信じたものの群れは、心を一つにし思いを一つにして、誰一人その持ち物を自
分のものだと主張するものが無く、いっさいの物を共有にしていた。」
(使徒行伝4:32)
シオンは将来この地上に築かれる。
シオンを築くということは、あらゆる時代の神の民が関心を示してきたことであ
る。各時代の預言者たちはこの時代を予言した。しかし、彼らはそれを見ること
なく世を去った。わたしたちは、この時代、すなわち時の満ちる神権時代に生ま
れ、シオンを築くことに加わる。
新エルサレムは福千年に備えて建設される最初のシオン共同体となる。ミズーリ
州インデペンデンスに建設される。新エルサレムはすべてのシオンを管理する中
心地、首都である。新エルサレムからシオン共同体の建設が全世界に広がる。シ
オンのステークを通じてシオンの社会は備えられ強められる。シオンはまず南北
アメリカで発展し、全世界に満ちる。
主の再臨の前の大きな艱難から主の民を守るために、シオンが設けられる。
神は聖徒をシオンに集め、その後、荒廃と滅亡を起こされる。
集められた心の清い者を除き誰もそれから逃れられない。
シオンと共産主義
財産を共有する点では似ている。しかし、その依り所とする思想が違っている。
共産主義 │シオン(奉献の律法)
・無神論である。 │・「神」を依り所とする。
宗教は麻薬のようなものである。 │ この世界のすべての物は本来、神の
あの世で報われるので、現状を改革し│ 物であるという考えが、人から私利
なくてもよいという無気力を起こさせ│ 私欲を消し去る。資産を所有してい
るものと考える。 │ るのではなく、管理を任されている。
・この社会制度の維持のために国家的暴│・教会員の「心の清さ」(愛、分かち
力が用いられる。 │ 合いの精神)で維持される。
労働者という「自分」が資本家という│ 生活に困っていない「自分」が生活
「他者」から利益を奪い返すという │ に困っている「他者」を助けるとい
「闘争」によって「平等」を実現する│ う「愛の精神」によって「平等」を
と考える。 │ 実現すると考える。
・「平等」とは、だれもが同じ量の配分│・「平等」とは、だれもが自立してい
を受けることを言う。(魚を与える)│ る状態を言う。(釣り道具を与える)
神殿のエンダウメントの儀式で、奉献の律法に従うと聖約する。これは、シオン
の中の実施されるルールである。
シオンの具体像
・黙示録によると反キリストに従わない人々は売ったり買ったりでき
なくなるが、シオンの中では自給自足なので生活できる。
・シオンのようす
・避難者に食料と寝床を提供する。
・神殿を中心にして町が築かれる。
建物、納屋、貯蔵設備、家、病院、学校、カフェテリア、
その他あらゆる種類のサービスと施設が作らる。
・水源となるきれいな川が神殿の下から水が流れ出て、
神殿のすぐ外にある泉へ注ぐ。
・自前の発電機によって電気が提供される。
・果樹や穀物を植え、牛乳やチーズを生産するために家畜を育てる。
・お金はないが、すべてのものを共有する。
・門を守る警備員は武器を持っていない。
防御が必要であれば、神の介在によって守られる。
シオンを守る火の柱があるので、部外者は入れない。
清い者だけが火の柱に燃えつくされずにいることができる。
軍隊や強盗団が攻撃しようして、火の柱に近づくと身動きできなくなる。
・町の中は神の力によって明るく照らされ、冬でも暖かい。
・大災害で世界中の通信システムが破壊されるが、
シオン独自の通信システムを持ち、預言者や使徒たちのメッセージ
と世界中の出来事を知ることができる。
・個人間のコミュニケーションは個人が持つウリムとトンミムによって
おこなわれる。
・各神殿内に設置された瞬間移動できるポータルで使徒は各シオン間を
移動する。
・ビジネス、店、公共サービス、製造、商業、産業、貨幣、銀行、
貸借などの社会の仕組みは不要になる。
・金、銀、宝石は芸術や建物や通りを装飾するための価値しか持た
なくなる。
・泉と命の木
・神殿の泉の近くには命の木がある。
・葉や実が摘み取られると、瞬時に元のように生え変わる。
・葉には癒しの力がある。葉を1枚取り、別の場所で地
に置くと、大地が癒され、植物が生い茂る。
・この葉の目的の一つは、戦争と放射能による汚染から水を癒すこと。
・あらゆる人がこの水を飲めるように水路が引かれている。
畑や果樹園や町の外れまで送られる。
・水を傷口に塗ると数分で治り、飲むと病気が治る。
年老いた人は若返る。
・この水で育った果樹は大きな実をつける。
実をもぎ取るとすぐに実がはえてくる。
・この実を一切れ食べるだけで、何日も空腹が満たされる。
・完全に消化されるので何も排泄されない。
・人は身を変えられる。
・異なる言語で話していても、母国語で聞くようにお互いの話
すことが理解できる。
・慢性病を患っていた人は薬がなくても回復する。
・肉体は渇きもせず、飢えもせず、排泄もしない。
・寝なくても疲れない。
・ケガの治りも速く、何週間もかかるケガが数分で治る。
・長い間勉強しなけらばならなかった事柄も瞬時に理解できる。
・聴力は主の言葉を敏感に聞き分けることができる。
・啓示が途絶えることなく注がれる。
・いかなる誘惑も入らなくなる。
・見ず知らずの人に近寄ると、その人の状況と必要を知るこ
とができる。
・イスラエルの集合
イスラエルの集合は単に「伝道」を言い換えたのではなく、もっと広い意味を持って
いる。それを理解するためには、「イスラエルの散乱」について、そして、散乱が起
こる前の状態であった「アブラハムの聖約」について知らなければならない。イスラ
エルの集合の目的はこの「アブラハムの聖約」に戻ることである。
・創世記に登場するアブラハムは神と聖約を交わした。男子はみな割礼をうけた。
アブラハムとサラは日の栄えの結婚をした。この聖約はアブラハムの子孫であ
るイスラエルの民に引き継がれた。
・この聖約は現代では、昇栄するのに必要な神殿の儀式に受け継がれている。
(下記「アブラハムの聖約と現代の神殿の聖約の比較」を参照)
・アブラハムの子孫を通じて世界人類を救う計画が立てられた。
・神はアブラハムと聖約を交わしアブラハムに以下の3つを約束した。
・土地の約束
アブラハムはカナンの地(後のイスラエルの地)に行くよう命じられた。
この地はアブラハムの子孫に与えられた。
永遠の行く末では、日の栄えとなった地球が与えられる。
・子孫の約束
子孫が地のちりのように、天の星のように、浜べの砂のように多くなる。
永遠の行く末では、神のようになり、多くの霊の子供達を設ける。
・祝福の基となる約束
子孫は大いなる国民となり、全人類への祝福の基となる。
子孫を祝福する者は祝福され、子孫をのろう者はのわれる。
子孫からキリストが生まれ、全世界の祝福となる。
子孫は聖書やモルモン書をもたらす。
子孫は福音と神権を持つ。福音を全人類に宣べ伝え、神権で祝福する。
ユダヤ人は社会の進歩に貢献している。
ユダヤ人の人口は全世界の0.2%だが、ノーベル賞受賞者は全受賞者の
20%を占める。著名なユダヤ人に以下の人々がいる。
アインシュタイン(物理学)
オッペンハイマー(物理学)
ファインマン(物理学)
ノイマン(コンピュータ科学)
フロイト(心理学)
レヴィ=ストロース(民俗学)
クルーグマン(経済学)
チョムスキー(言語学)
ディズレーリ(政治家)
ロスチャイルド(銀行家)
ドラッカー(経営学)
ザッカーバーグ(企業家)
スピルバーグ(映画監督)
永遠の行く末では、神として、霊の子供達に祝福を与える。
・福音を受け入れバプテスマを受けた人も、アブラハムの子孫に加えられる。
末日聖徒イエス・キリスト教会の教会員もこの聖約にあずかる。
・これらの人々は聖約の民と呼ばれる。
・しかし、やがてイスラエルの民は不義になり、神に背き、預言者に背き、預言
者を殺し、この聖約から離れた。神はイスラエルを罰し、イスラエルは弱体化
し、他国に侵略され、世界各地に散乱した。
・紀元前721年、北のイスラエル王国がアッシリアに滅ぼされ、連れ去られた。
その後、彼らは北方に逃れ、行方知れずの10部族と呼ばれるようになった。
・紀元前600年、リーハイの家族などがアメリカ大陸に移住した。
・紀元前597年、南のユダ王国がバビロンに滅ぼされ、連れ去られた。
・紀元前537年、バビロンを征服したペルシャにより、帰還できた。
・紀元135年、ローマに滅ぼされ、ユダヤ人が全世界に散らされた。
・イスラエルの民は散乱したが、その結果、現在、全世界にイスラエルの民の子
孫が存在する。
・イスラエルの文化や伝統の痕跡が世界中の民族の中に見られる。
・日本では、神社が古代の神殿に似ている、山伏の格好がイスラエルの修行
者の格好に似ている、みこしが契約の箱と似ている、神社に偶像がない。
・沖縄の祭りや言い伝えに古代ユダヤと共通するものがある。
蛇が女を惑わすという民話、過越しに似た看過(カンカー)、御嶽に偶像
がない。
・アメリカの先住民族が使っていた石投げ器が古代のユダヤ人が使っていた
ものと同じだったり、彼らの信じている神がキリストと共通点があったり
する。
・モーセを含む古代の預言者はイスラエルの散乱について預言した。
・1836年、カートランド神殿で神権の鍵が回復されたことにより、イスラエルの
集合が開始された。モーセがイスラエルの集合の鍵、エライアスがアブラハム
の聖約、エリアが結び固めの鍵を回復した。イスラエルの集合の鍵によって、
イスラエルの民を集め、集められた生者と死者は神殿でアブラハムの聖約と同
様の聖約を交わし、イスラエルの大家族として結び固められて、二度とバラバ
ラにならないようにする。
・エノクからジョセフ・スミスに至るまで、古代と現代の預言者は、将来聖約の
民がもう一度集められると預言している。
・イスラエルの集合は、キリストの再臨の前兆となるものである。
・人々が特定の場所に集まるよう求められることもあるが、現代においての集合
は人々が福音を受け入れ、儀式を受け、聖約を結ぶという形で行われる。
・直接の血統を通して、またはバプテスマを受け、聖霊の賜物を受けて養子にさ
れることで全ての人がイスラエルの家に数えられることができる。
・祝福師の祝福を受けることで、イスラエルのどの部族に属するか知ることがで
きる。
・モルモン書は「イスラエルの家の残りの者」、そして「ユダヤ人と異邦人」の
ために書かれ、末日における集合にかかすことのできない道具である。
・霊的な集合は、イスラエルの子孫が、キリスト教会に加わることである。
・物理的な集合
・ユダの部族(ユダヤ人)がイスラエルの地にもどる。
(1949年にイスラエル建国)
・ヨセフの部族(先住アメリカ人等、世界中に散らばったヨセフの部族の子
孫)に福音が伝えられアメリカに集合する。(現在進行中)
・行方知れずの10部族が北方の地より帰ってくる。(将来)
ユダの木(聖書)とヨセフの木(モルモン書)と失われた10部族の書は
将来一つに合わされる。
・集められたイスラエルの民はシオンを築く。シオンの中心地はアメリカ合衆国
ミズーリ州に作られる予定だが、そこからシオンは全世界に広がる。よって、
皆がアメリカに物理的に集まる必要はなく、自分の国の自分の地域でシオンを
築くことになる。
イスラエルの集合の目的と範囲
「イスラエルの集合」という言葉から、これはイスラエル民族(ユダヤ人)だけ
に関することと思われがちだ。イスラエルの集合は、ユダヤ人がパレスチナの地
に帰還して、イスラエル国家を作ったことだけではない。これは、神の全ての子
供たちの救いに関することである。
神はイスラエルを使って全ての子供たちに救いをもたらす。イスラエルは手段で
あって、目的ではない。
イスラエルは、神から特別に救いを与えられるという「選民」ではない。
イスラエルは、神の全ての子供たちに救いを与える「選民」である。
イスラエルは「高められる」ためでなく、人を「高める」ために選ばれた。
イスラエルの集合の目的は、全ての神の子供たちが神の元に集められ、神殿で救
いと昇栄に必要な儀式を受けることだ。だから、イスラエルの集合の御業は、伝
道だけでなく、神殿・家族歴史活動にも及ぶ。
イスラエルの集合は、ユダヤ人以外にも、世界各地に散らばっていて、自身がイ
スラエルの血統だと自覚していない人々にも当てはまる。また、地上に生きてい
る人々だけでなく、霊界にいる死者たちにも当てはまる。現世と霊界の両方で行
われる神の御業である。
アブラハムの聖約と現代の神殿の聖約の比較
・割礼
現代:ガーメント(見えない所にしるしがある)
・天地創造の示現を受ける(アブラハム書4,5)
現代:エンダウメント(天地創造の映像)
・日の栄えの結婚(教義と聖約131:1-4;132:19,29)
現代:神殿結婚(夫婦の結び固め)
・カナンの地が子孫に与えられる。
現代:天の御父と共に住む。日の栄えと化した地球を受け継ぐ。
・数多くの子孫を持つ。
現代:昇栄して神のようになり、数多くの霊の子供たちを持つ。
・子孫が福音と神権を持ち、全人類に救いをもたらす。
現代:全人類が福音を伝えられ、神殿の聖約を通して祝福を受ける。
カートランド神殿で授けられた3つの鍵はイスラエルの集合の目的に結びついている。
・モーセは「集合の鍵」を授けた。
この世と霊界での伝道。
ユダヤ人のエルサレムへの帰還。
行方知れずの十部族を導く。
・エライアスは「アブラハムの福音」を授けた。
エンダウメントと力。
日の栄えの結婚。
アブラハムの受けた3つの約束に関連する。
・エリヤは「結び固めの鍵」を授けた。
親子の結び固め。
・アブラハムの家族になる。(集合の鍵)
バプテスマを受けることによって、アブラハムの家族に養子縁組される。
・アブラハムの家族として結び固められる。(結び固めの鍵)
神殿の儀式を受けることによって家族が結び固められる。
・アブラハムの家族として昇栄する。(アブラハムの福音)
救いは個人の問題だが、昇栄は家族の問題
アブラハムの子孫が天の星の数になることについて
天の星は1千億ほどある。この地上に生まれた人類は1千億人ほどいる。
今ユダヤ人は1千万人ほど。しかし、イスラエルの散乱により、
アブラハムの子孫なのに、アブラハムの子孫の自覚がない人々も多い。
日本や沖縄にもイスラエルの文化、風習がみられる。
まったくの異邦人でも、バプテスマを受けるとアブラハムの子孫として養子縁組
される。
福千年では、全人類のための死者の身代わりの儀式が行われる。
そのことによって天の星ほどの数の人々がアブラハムの子孫となる。
千年間に1千億人の儀式を行なうには1年間に1億人の儀式をこなす必要がある。
神殿の数は計画中のものを含めて300。
1日で1神殿でこなさなければならない死者の人数は、約1000人。
今後、起こる奇跡は過去の奇跡に似たものになるかもしれない
・新約聖書
・処女での懐胎
・新しい星
・死者の蘇生
・病人、障害者の癒し
・悪霊に取りつかれた人の癒し
・不漁だったのに大漁になる
・大勢の人々のために食べ物を増やす
・嵐を静める
・海の上を歩く
・水をぶどう酒に変える
・魚から銀貨が出る
・実のならないいちじくを枯らす
・神殿の幕が裂ける
・キリストの贖い
・キリストの復活
・五旬節の日に舌のような炎が現れ、ひとりびとりの上にとどまる
一同は聖霊に満たされ、いろいろの他国の言葉で語り出す
・旧約聖書
・天地創造
・地球規模の大洪水
・ソドムとゴモラが硫黄と火で焼かれる
・高齢のアブラハムとサラに子供が授かる
・モーセ、ヨシュア
・つえをヘビに変える
・エジプトに10の災いをもたらす
・ナイル川の水が血に変る
・ナイル川にかえるが群がる
・ぶよが人と家畜につく
・あぶの群れのために害をうける
・疫病が家畜に臨み、エジプトびとの家畜がみな死ぬ
・かまどのすすが、人と獣に付いて、うみの出るはれものとなる
・雹が人と獣と畑の作物を打ち、木を折り砕く
・いなごがすべての作物と木の実を、ことごとく食べる
・濃いくらやみが、エジプト全国に臨み三日に及ぶ
・パロの子供をはじめ、エジプト人と家畜のういごがみな死ぬ
・紅海の水を分ける
・昼は雲の柱、夜は火の柱が民を導く
・マナが降って来る。うずらがやってくる
・荒野で水が湧き出る
・ヨルダン川が止まり、川のかわいた所を渡る
・閧の声でエリコの城壁が崩れおちる
・神殿や幕屋が雲で満たされる
・エリヤ
・雨を降らなくする
・カラスが食べ物を運んでくる
・油と小麦粉が使っても無くならない
・死んだ子供を生き返らせる
・動物のいけにえに火を下す
・火の馬の引く火の戦車に乗って、つむじ風の中を天に昇る
・エリシャ
・ヨルダン川を二つに分ける
・エリコの町の水源を塩で清める
・はげ頭をバカにした子供に熊が襲う
・戦場を水で満たし、モアブ軍をだます
・油を増やして寡婦とその子供たちを貧困から救う
・子供にできない裕福な女性に子供ができる
・シュネムの婦人の子供が死んだ際、その子を生き返らせる
・毒物の混入した煮物を麦粉で清める
・パン二十個と一袋の穀物を百人の人間が食べきれないまで増やす
・アラムの軍司令官ナアマンの皮膚病をヨルダン川の水で癒す
・ナアマンの贈り物を受け取ろうとしたゲハジが皮膚病になる
・水の中に沈んだ斧を浮き上がらせる
・アラムの大群がドタンの町を包囲したとき、召使に山に満ちている
神の軍勢を見せる アラム軍の目をくらませる
・ヒゼキヤの願いにより日時計が十度、あと戻りする
・ダニエル
・夢を解き明かす
・神の手が現れて壁に字を書く、その意味を解き明かす
・火に焼かれても死なない
・ライオンのおりに入れられても死なない
・モルモン書
・キリストの誕生のしるしとして、夜でも明るい日がある
・キリストの死のしるしとして、昼でも暗い日がある
・物が失われやすくなる(ヒラマン13:30-36)
・空からキリストが降りてくる
・石を光らせる
・末日聖徒
・ユタ州の開拓者が初めて作物を植えた年にイナゴの大群が襲いかかり、
作物を食い尽くす寸前になった。
開拓者は作物を守ってくださるよう主に祈った。
すると主はカモメを送ってイナゴを滅ぼした。
・共通
・天使の訪れ
・御霊の賜物
・異言の賜物
・異言を解釈する賜物
・翻訳の賜物
・知恵の賜
・知識の賜物
・知恵と知識を教える賜物
・イエス・キリストが神の御子であられると知る賜物
・人の証を信じる賜物
・預言の賜物
・いやしの賜物
・奇跡を行う賜物
・信仰の賜物
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