一般的なキリスト教会の間では、末日聖徒イエス・キリスト教会は異端だとされる。
異端というのは、社会問題を起こしているということでなく、標準的なキリスト教の
教義から離れているということらしい。標準的な教義は、使徒信条やニカイア信条に
宣べられているというので、この2つを見てみた。
使徒信条
わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。
わたしは、そのひとり子、わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリヤから 生まれ、
ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、
よみにくだり、三日目に死者のうちからよみがえり、天にのぼられました。
そして全能の父である神の右に座しておられます。
そこからこられて、生きている者と死んでいる者とをさばかれます。
わたしは、聖霊を信じます。
きよい公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだのよみがえり、
永遠のいのちを信じます。
アーメン
ニカイア信条(ニカイア・コンスタンティノポリス信条)
わたしたちは、唯一の神、全能の父、
天地とすべて見えるものと見えないものの造り主を信じます。
また、世々の先に父から生まれた独り子、主イエス・キリストを信じます。
主は神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神、
造られず、生まれ、父と一体です。
すべてのものは主によって造られました。
主はわたしたち人類のため、またわたしたちを救うために天から降り、
聖霊によっておとめマリヤから肉体を受け、人となり、
ポンテオ・ピラトのもとで、わたしたちのために十字架につけられ、
苦しみを受け、死んで葬られ、聖書にあるとおり三日目によみがえり、
天に昇り、父の右に座しておられます。
また、生きている人と死んだ人とを審くため、栄光のうちに再び来られます。
その国は終わることがありません。
また、主なる聖霊を信じます。
聖霊は命の与え主、父と子から出られ、父と子とともに拝みあがめられ、
預言者によって語られた主です。
また、使徒たちからの唯一の聖なる公会を信じます。
罪の赦しのための唯一の洗礼を信認し、死者のよみがえりと来世の命を待ち望みます
アーメン
これらは、ほぼ、末日聖徒イエス・キリスト教会で教えられていることと同じである。
違う点はただ一つ、「キリストと父が一体」という部分のみ。
ジョセフ・スミスが天父とキリストの御二方に会ったので、これは否定される。
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