占い、交霊、霊視、予言
末日聖徒は聖霊の賜物を授かっているので、占いやそれに類す
るものにかかわってはならない。これらは、でたらめで、詐欺
的なものも多い。また、サタンの影響も受けているものもある
らしい。
当たっていると思われるものも、そう思わせるようなテクニッ
クがある。たとえば、予言が多く当たっている人がいるとする。
実は、彼は数多くの予言をしていて、当たっているものだけを
表に出してきている。1000個予言していて、10個当って
いれば、それだけを表に出すのである。
例えば、1000人でじゃんけんのトーナメント戦をする。約
10連勝すれば、優勝するわけだが、優勝者だけに注目して、
10回連続で勝てる手を予言できたからと言って、彼に予言能
力があると言えない。
たまたま、当たった人や予言が注目されるだけで、その裏では、
外れた人や予言がその何千倍も埋もれているのである。
新型コロナのワクチン接種について
新型コロナのワクチン接種について、いろいろなデマが流れて
いる。私にしては信用できないものがほとんどだが、それを信
じてワクチン接種に反対している人も多くいる。
そのデマの一つが、黙示録13:16-17に出てくる獣が押す刻印が
新型コロナのワクチンだというもの。ワクチン接種をしたとい
う証明書がないと、行動が制限されるようになるということ。
他にも、RNAワクチンは人の遺伝子を組み替えてしまうとか、人
の免疫力を弱めてしまうとか、重い副反応が出るとか、ワクチ
ンに金属片が入っているとか、いろいろ。
これらのデマ情報について2018年4月の総大会で教会の大管長が
次のように述べている。
わたしたちは複雑で争いの激化する世に住んでいます。
ソーシャルメディアに常にさらされ、24時間やむことのな
いニュースの嵐が容赦なく襲いかかります。真理を攻撃す
る無数の声や人の哲学をふるいにかけたいと思うなら、啓
示を受けられるようにならなければなりません。導き、指
示し、慰める、変わることのない聖霊の影響力がなければ、
これから先、霊的に生き残ることはできなくなるでしょう。
情報があふれる時代において、何が正しいかを判断するのに、
益々、啓示を受けることが必要になると警告している。
教会は、新型コロナのワクチンについては接種するよう勧めて
いる。しかし、体質など個人の問題を抱えている人は、専門家
に相談したうえで、聖霊の導きを得て、受けるかどうか、判断
する必要がある。
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