イザヤ書の著者は複数か

イザヤ書は1-35章、36-39章、40-66章の3つに分けられる。
これらの3つは、書き方の違いがある。
36-39章だけ物語形式になっている。
この3つは別の人が書いたと考える学者がいる。
しかし、同じ人が書いても、若い時に書いた文章と、
年老いた時に書いた文章は違ってくるだろう。

7-9章はメシヤの予言、44-46章はクロス王の予言が書かれている。
イザヤは紀元前740-680年頃、クロス王は紀元前540-530年頃の人である。
2人の間には、約200年の隔たりがある。
特に44-46章はイザヤが書いていないと思っている学者が多い。
44-46章はクロス王の後の時代に書かれたという考えである。
しかし、歴史学者であるヨセフス(紀元37年-100年頃)の記録には、
クロス王がイザヤ書に自分のことが書いてあるのを見つけたとある。
聖書以外の記録にも書かれているので、これは確かなことであろう。

基本的に聖書学者というものは、神様の力を信じていないのだと感じた。
そして、教会員の一部にも、この聖書学者たちの言うことを、
鵜呑みにしている人たちがいるのを知って悲しく思う。

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