「わたしに従ってきなさい 個人と家族用 2019年 新約聖書」より抽出したもの。
・聖文をわたしたちの生活に応用する。
一つの聖文を読んだ後で、その聖文を自分たちの生活に応用するよう
家族に勧めてください。
例えば、マタイ1章とルカ1章に出てくる人物の反応から、
主の召しに対するこたえ方について学べることをどのように応用できる
でしょうか。
・実物を使ったレッスンを分かち合う。
家族に皆で読んでいる聖文に含まれる原則を理解しやすくするために
使える物を見つけてもらいます。
例えば、キリストの光を象徴するろうそくを使ってもよいかもしれません。
・イエス・キリストの福音に従って生きる。
親として、あるいは教師として、皆さんにできる最も大切なことは、
恐らく心を尽くして福音に従った生活をすることです。
それが聖霊を伴侶とするのにふさわしくなるための原則なのです。
皆さんは完全である必要はありませんが、
完全になるようひたすら努力し続けてください。
そして間違いを犯したときにはいつでも、
救い主の贖いを通して得られる赦しを願い求めてください。
・注意深く観察する。
あなたが子供たちの生活に起きていることに注意を払うならば、
教える最適の機会を見いだすでしょう。
また、子供たちの言うことや質問に一日中耳を傾けるなら、
教える瞬間が訪れるかもしれません。
・分かりやすく臨機応変に教える。
教えるのに最適な瞬間は、家族が抱いている疑問や不安がきっかけと
なって訪れることもあります。
あなたの言葉と行動を通じて、聴く気満々であることを家族に知らせてください。
・聖句を暗記する。
家族にとって特に意味のある聖文を選んで、暗記するように勧めます。
暗記した聖文は、時がたってもきずなが弱まらない忠実な友となります。
・度々集まる。
賢明な両親は、機会を見つけては子供たちを集めてイエス・キリストの
教義を教えています。
そうした機会は、敵の攻撃の数に比較して非常にまれです。
・愛に満ちた雰囲気を作り出す。
家族の一人一人がほかの家族に対して持つ気持ちや接する態度は、
家庭の雰囲気に大きな影響を与える可能性があります。
家族全員が愛と敬意のある家庭を作るために自分の役目を果たし、
皆が安心して経験や疑問、証を分かち合える雰囲気が作れるように導きましょう。
・物語やたとえを使って福音の原則を教える。
救い主はしばしば、物語とたとえを使って福音の原則を教えられました。
家族が福音の原則を身近に感じられるようにすることのできるたとえや話を
自分の生活の中から考えてください。
・家族の興味を引くために、視覚資料を使う。
『福音の視覚資料集』とメディアライブラリーは教会サイト上にあり、
家族が概念や出来事を想像するのを助けるための、
多くの画像やビデオが含まれています。
例えば、この概要に関連する絵を使うと、キリストのエルサレムへの
勝利の入城の話を生き生きと伝えることができます。
・音声を活用する。
家族に聖文を教える際に、教会サイトまたは「福音ライブラリー」アプリに
ある聖文の音声版を聞かせてもよいでしょう。
特にヨハネ13−17章には救い主の言葉がたくさん出てくるため、
音声版を聞くのは効果的です。
・救い主の生涯に倣う。
救い主の教授法、すなわち主が用いられた手段や言葉を研究するのは有益です。
しかし、人々を教え高める主の力は、主の人となりからもたらされたものです。
ですから、皆さんがキリストのように生活するよう努め励めば励むほど、
それだけより救い主のように教えることができるのです。
・テーマを選ぶ。
家族で一緒に研究するテーマを、家族に選んでもらいます。
選ぶ人は毎回変えます。
・絵を描く。
絵に描くと、家族は聖文の教えや話を視覚的に捉えることができるようになります。
聖文を何節か読み、時間を取って、読んだ内容に関連した絵を家族に
描いてもらうとよいかもしれません。
例えば、使徒10章に出てくるペテロの見た示現を家族に描いてもらうのも
楽しいでしょう。
・あなたの家族に祝福をもたらす原則に焦点を絞ってください。
「ここで教えられていることで、自分の家族に特に意味のあることは何だろうか」
と考えながら、聖文を読んでください。
・子供たちに創造性を表現する機会を与える。
子供たちに福音の原則に関する物を何か作るように勧めることによって、
子供たちがその原則をよく理解できるよう助けることができます。
子供たちが何かを作り、描き、色を塗り、書き、創造することを取り入れてください。
・聖句を掲示する。
あなたが良い聖句だと感じたものを家族の目につきやすい場所に掲示します。
掲示する聖句は、ほかの家族にも交替で選んでもらいます。
・実物を使ったレッスンを分かち合う。
贖いのように、福音の概念の中には、理解しがたいものもあります。
あなたが聖文の中で見つけた原則を家族が理解するのに役立つ絵や実物を
利用するとよいでしょう。
・聖文を自身に当てはめることができるように家族を助ける。
すべての聖文を自分たちに当てはめて、
それが自分たちの利益となり、知識となるようにする。
あなたの家族もそうすることができるよう助けるために、
ガラテヤ5:22−23に記されている御霊の実を味わったときの
経験について考えるよう勧めるとよいでしょう。
・証に従って生活する。
皆さんは自分がどのような人であるかについて教えるのです。
皆さんの特質は、特定のレッスンで教えられた特定の真理よりも、
はるかに鮮明に思い起こされるでしょう。
・はっきりとした分かりやすい教義を教える。
福音はその簡潔さにおいて美しいものです。
多くの準備を必要とするレッスンで家族を楽しませようとするのではなく、
純粋で簡単な教義を教えるよう努めてください。
・御霊を招き教義を学ぶために音楽を活用する。
音楽には、わたしたちの霊性を大いに高め、
福音のために熱心に働くよう啓発する限りない力があります。
「シオンの若者、真理を守り」(『賛美歌』 163番)のような
信仰についての歌は、
ヘブル11章についての家族の話し合いを補うものとなることでしょう。
・いつでも用意をしておく
家庭の中で打ち解けた状態で教える機会はすぐに過ぎ去ってしまいます。
ですから好機が訪れたときには、その機会を逃さずに活用することが大切です。
教える好機が訪れたとき、どのようにすれば家族に福音の真理を教えるように、
いつも用意をする努力をし、あなたがたのうちにある望みを分かち合う
ことができるでしょうか。
・質問をするように勧める。
質問は、家族の一人一人に学ぶ準備ができており、
また、学んだことをどのように取り入れるかについて考える準備が
できていることを示すものです。
聖文から答えを見つける方法を家族に教えてください。
・行動するように勧めた事柄をフォローアップする。
行動するよう勧めたことをフォローアップするとき、
あなたが家族のことを気にかけ、また福音が彼らの生活にどのような
祝福をもたらしているか気にかけていることを、
彼らに示すことになります。
また、彼らが自分の経験を分かち合う機会も与えるとよいでしょう。
それは彼らの決意を強め、福音に従って生きるのをお互いに支え合う
助けとなります。
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