会社の朝礼では、社員が日替わりで順番に前に立って話をします。
「職場の教養」という小冊を読んで、その感想を話します。
今年は、思い起こすと、いろいろな困難に襲われました。
沖縄に7回も台風が来たり、
母が心臓と肺の2回の手術を受けたり、
弟が下血で2回の入院をしたり、
妻が肋骨を骨折したり、
娘がなかなか就職の内定がなかなか決まらなかったり、
私自身も、右目が硝子体剥離を起こしたり、
大腸に腫瘍ができたり、ぎっくり腰になったりしました。
大腸の腫瘍とぎっくり腰は問題が継続中です。
ほんとに、今年は、気が滅入ることが多かったです。
しかし、これらは私が成長するために、
神様が与えてくださった試練だと思い、
受け止めることにしました。
人間万事塞翁が馬
元プロ野球選手で、ニューヨーク・ヤンキースでも活躍した松井秀喜氏。
「人間万事塞翁が馬」という故事を座右の銘として、選手生活を送っていました。
この言葉には、「人生の禍福は転々として予測できない」
「何が幸いで、何が災いか、表面的は現象だけではわからない」
という意味があります。
〈思い通りにことが運ばなくても、落胆せずに前へ進むしかない〉
という信念から、度重なる怪我を受け入れて臨んだ2009年、
ワールドシリーズのMVPに選ばれました。
私たちの日常生活には、トラブルや思い通りにならないことがたびたび訪れます。
そうした苦難が起きた時に、それを嫌がり、逃げていると、
さらに勢いを強めて自分を苦しめるものです。
実はその苦難は、必要があって起こり、後に好転することもあるのです。
〈自分を成長させてくれるために起きている〉と、苦難への見方を変え、
乗り越えた時、その苦しみはやがて人生の宝となっているでしょう。
今日の心がけ◆まずは困難を受け入れましょう
一般社団法人倫理研究所発行「職場の教養 12月号」12月20日より
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