聖約の道:永遠の命へと続く道

神権会のレッスン

聖約の道:永遠の命へと続く道

アデインカ・A・オジェディラン
七十人

2022年4月 日曜午後の部会
リアホナ2022年5月号  104ページ


【導入】 ・聖約を通してキリストのみもとへ行く。 ・完全への道とは聖約の道であり、キリストがすべての儀式と聖約の中心である。 ・聖約を守る者は、この世において平安を、来るべき世において永遠の命を得る。 ・聖餐を通して定期的に救い主の象徴を受けるなら、聖霊が聖約の道を歩むのを助ける。
【お話のまとめ】 ・王は息子が王国を治められるようになるために、別の町に行かせ経験を積ませた。  王子がふさわしさを証明できたなら、王国を受け継ぐために戻ることができる。  わたしたちは、この王子であり、王女である。天父によってこの世に送られた。  神が命じることを行うことを証明し、神のみもとに戻る備えをするよう期待されている。 ・救い主は、わたしたちを贖い、神のみもとに戻る道を示した。  それは主の儀式を受け、主と交わした聖約を守ること。 ・福音を教え学ぶことで、天父とキリストに対して改心し、御二方のようになれる。 ・主のもとに来るには   ・キリストを信じる信仰を働かせる   ・日々悔い改める   ・救いと昇栄の儀式を受けて神と聖約を交わす   ・それらの聖約を守ることによって最後まで堪え忍ぶ ・聖約によって、わたしたちは霊的にキリストの息子、娘となる。  わたしたちが自由を得るのは主のもとである。 ・キリストの模範に倣って、最後まで堪え忍ぶとき、救われる。  キリストを信じ、希望を持ち、神とすべての人を愛さなければならない。 ・福音は、祝福が儀式と聖約を通して授けられるようにできている。  わたしたちの目標は、神殿で力を授けられ、家族の結び固めを受け、  神殿での聖約に忠実であることだ。 ・福音の聖約と儀式は、人生でキリストのもとへ行き、主に似た者となる方向を、  コンパスのように指し示す。聖約は神のみもとへ戻る道の道しるべだ。 ・バプテスマと聖霊の賜物を受ける儀式、神権の儀式、聖餐を受けることによって、  主の神殿へと導かれ、昇栄の儀式にあずかる。 ・聖約を忠実に守る助けとなるもの   1.聖霊       聖霊は教え、救い主の教えを思い起こさせ、永遠の伴侶となる。       聖霊は導き、指示し、慰める。   2.聖餐       聖餐は聖約の道に沿って進む助けとなる。       いつも主を覚え、主の戒めを守るなら、御霊を受ける。       へりくだって罪を悔い改めるとき、罪の赦しを得られる。 ・ふさわしい状態で聖餐を受ける備えとして常に御霊を受ける。  いつも御霊を受けるために定期的に聖餐を受ける。 ・おもちゃの車を走らせるために、常にバッテリーを充電する必要がある。  同様に、聖約の道を行くために聖霊と聖餐を受ける必要がある。
【補足情報】 ・聖約について   ・聖約とは、神と交わす約束のこと。   ・聖約は儀式と祝福とセットになっている。   ・契約書になぞらえると、契約書には、甲と乙の2者のそれぞれすべきことが    書かれていて、最後に承諾したことを表すためにサインか印鑑を押す。    「聖約」が、私たちが神に対してすべきこと。    「祝福」が、神が私たちにしてくれること。    「儀式」が、それを承諾したことを表すこと。    私たちが「聖約」を履行すると、神が「祝福」をくださる。 ・救いに必要な儀式と、その聖約と祝福   ・バプテスマ、聖霊の賜物を受ける按手     ・聖約       ・キリストの御名を受ける。         まわりにクリスチャンだと公言し、クリスチャンらしくふるまう。       ・キリストを常に覚えている。         毎日、祈りと聖典研究を行い、キリストの言葉と模範について考える。       ・キリストの戒めを守る。         神とまわりの人を愛する。     ・祝福       ・罪の赦し       ・永遠の命         日の栄えに行く。神とともに住む。       ・聖霊の賜物         聖霊を常に伴侶にできる。         試練や苦難が多いこの世で、神から直接、慰め、癒し、平安、導き、         助け、力を受けることができる。         自分に起こる、あらゆることに、神の御業と愛を感じることができる         ようになり、試練や苦難を成長のかてとすることができる。       ・第一の復活         福千年の最初に復活できる。     ・毎週、聖餐を受けることによって、この聖約と祝福を更新する。   ・神権を受ける按手     ・聖約       ・自分の召しを尊んで大いなるものとする。     ・祝福       ・神権の権能と力         バプテスマ、聖餐などの儀式を行うことができる。         家族や教会員に対して癒しや祝福の儀式を行うことができる。         家族や教会員のために導きを受けることができる。         家族や教会員に奉仕するために必要な力。       ・御霊により聖められて、その体が更新される。     ・男性のみ受けることができる。   ・エンダウメント     ・聖約       ・主の王国(シオン)の建設のために、自分の時間、才能、財産を捧げる。     ・祝福       ・神の計画の深い知識、昇栄するために必要な知識。       ・神の御業をすべて行う力。          世界中に散らされたイスラエルを集め、集めた生者と死者を結び固め、          結び固められたイスラエルの大家族が住む主の王国(シオン)を          この地上に建設することができる。     ・神殿でのみ受けることができる。   ・結び固め     ・聖約       ・配偶者と家族に忠実であり続ける。     ・祝福       ・永遠に家族と住む。(死が家族を分かたない)       ・昇栄         神のようになる。天の父母のように自分の宇宙を創造し、         霊の子供たちを設けることができるようになる。     ・神殿でのみ受けることができる。夫婦の結び固めと、親子の結び固めがある。      結び固められた夫婦から生まれた子供は、自動的に親に結び固められる。 ・エンダウメントで授かる力には名前が付いていない。  1つ目の力には、聖霊の賜物、2つ目の力には、神権と名前が付いているが、  この3つ目の力には、特に名前がないので、仮に「神の御業をすべて行う力」と  している。  1つ目の力の「聖霊の賜物」は自分自身に影響を及ぼす力。  2つ目の力の「神権」は自分の家族やワードの教会員に影響を及ぼす力。  3つ目の力は、さらに広がって、全人類、生きている人々だけでなく、  既に亡くなった人々にまで影響を及ぼす力。 ・主の王国、天国、日の栄えの王国は、この地球とは別の場所にあるのでなく、  将来、この地球上に作られる。  私たちが住む王国を私たち自身が作っていく。その力が与えられる。  主が再臨したとき、この地上に主の王国が建てられるが、  それはシオンがそのまま、主の王国に組み込まれるという形で実現する。 ・日の栄えの王国には、さらに3つの階級があり、その最高の階級が「昇栄」。  日の栄えの王国は、神とともに住む。昇栄は、神のようになる。 ・私たちの父なる神と母なる神はかつて、人間の夫婦だったが、昇栄して神となった。  やがて、私たち夫婦も昇栄して神となることができる。 ・バプテスマなどの儀式は救いに必要で、救われる側になるのに必要なもの。  神殿の儀式は昇栄に必要で、救う側になるのに必要なもの。  だから、宣教師は召されるとエンダウメントを受ける。 ・信仰箇条4    わたしたちは、福音の第一の原則と儀式とは、    第一に主イエス・キリストを信じる信仰、    第二に悔い改め、    第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ、    第四に聖霊の賜物を授けるための按手であることを信じる。 ・悔い改め    悪いことをやめるだけでなく、良いことをできるようになる。自己改善。 ・最後まで堪え忍ぶ    何もせず、つらいことをじっと我慢するということではない。    バプテスマの後、皆、失敗や過ちを犯す。    イエス・キリストを信じる信仰を働かせ、悔い改め、    主の助けを受け、赦しを得るのは、一度ではない。    生涯にわたるプロセスであって、何度も繰り返される。    これが、「最後まで堪え忍ぶ」こと。 ・聖餐の祝福文    永遠の父なる神よ、    わたしたちは御子イエス・キリストの御名によってあなたに願い求めます。    このパンを頂くすべての人々が、御子の体の記念にこれを頂けるように、    また、進んで御子の御名を受け、いつも御子を覚え、    御子が与えてくださった戒めを守ることを、    永遠の父なる神よ、あなたに証明して、いつも御子の御霊を受けられるように、    このパンを祝福し、聖めてください。アーメン。 ・聖霊と御霊    どちらも神会の第三の御方。    「御霊」と言うとき聖霊の影響力を指す場合もある。    例えるなら、聖霊が太陽なら御霊は太陽の光。

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