すべての必要なものを得るために備える

神権会のレッスン

2019年4月の総大会
「すべての必要なものを得るために備える」(ベドナー長老)より


【お話のまとめ】 ・今回のテーマは「家庭中心で教会がサポート」です。 ・家庭中心で教会がサポート   ・最近の一連の変更により、プログラムと活動は、    家庭中心で教会がサポートする形になりつつある。   ・個人や家庭での福音の学習に重点を置く。   ・個人と家庭を強めることが目的。   ・敵対者は、信仰や個人と家族への攻撃をすさまじい勢いで増大させている。    霊的に生き残るには、対抗手段と先を見越した計画が必要。   ・神様から直接、知識(啓示)を得る。    ネルソン大管長は2018年4月の総大会で、    全ての教会員が啓示を受けられるようになるよう勧告している。     → 「ネルソン大管長の言葉」 ・家庭中心で教会がサポートする形の福音の学習   ・「今日教会で、救い主と主の福音についてどんなことを学んできたんだい?」    と家庭で語られるのでなく、教会で次のことが語られるようになるべき。    「この一週間、家庭で救い主と主の福音について何を学んできましたか?」   ・知り、行うべきことをすべて教え指示してくれると、教会に期待すべきではない。   ・単に教会の集会に出席し、プログラムに参加するだけで、    あらゆる面で霊的に強められ、守られて、悪しきものに抵抗できるようになる    こと期待することはできない。   ・福音の光や知識を全面的にほかの人に依存したり、借りたりすることはでない。   ・書き記されたものを読み、理解したとしても、何も知ることができない。    ほかの人の経験や啓示を読んでも、自分たちの状態や神とのほんとうの    関係について、包括的な理解を得ることはできない。   ・これらの事柄についての知識は、その目的のために定められた神の    儀式を通して、経験することによってのみ得られる。   ・家庭は、学び、実践し、主が望んでおられるような人物になるための最も重要な場所。   ・両親には、愛と義をもって子供たちを育てるという神聖な義務がある。   ・霊的な強さと耐久力を育む最終的な責任は、わたしたち一人一人にある。   ・霊感を受けた教会の指導者や教師、活動は、霊的に成長しようとする個人    や家族の取り組みを助ける。   ・宣教師を育成するのは、家庭。宣教師訓練センターは補助。    福音の学習は、家庭。日曜学校のクラスは補助。    家族歴史を探求するのは家庭。家族歴史センターは補助。    神殿参入の準備をするのは家庭。神殿準備クラスは補助。 ・家庭中心で教会がサポートする形の神殿への備え   ・神殿とその儀式は神聖なものなので、神殿について話すのをはばかることがある。    その結果、心から神殿に行きたいという望みを育てていかない人が多い。    また、そこで交わす聖約や果たすべき義務について備えるための    予備知識をあまり持たないままに参入してしまう人が多くいる。    適切な予備知識や理解は、若い人々を神殿参入に備えさせるうえで助けになる。   ・神殿の外で神殿内の経験について話すうえで、何が適切な内容で何がそうでないのか。     ・指針1       聖なる宮については常に敬虔な思いで話す必要がある。       神殿の儀式で交わす聖約に関連する特別な象徴について、       明らかにしたり説明したりしない。       口外しないと神殿で特に約束した聖なる情報についても       話し合うことはできない。     ・指針2       神殿内のすべてのことは、わたしたちの心を救い主に向かわせる。       神殿の儀式と聖約の基本的な目的や、それらに関連する教義と       原則については話し合うことができる。   ・神殿で味わう霊的な思いを子供たちに伝える。    より熱心に、またもっとくつろいだ雰囲気の中で、主の宮が建てられる    目的について、話しても差し障りのない事柄を子供たちに教える。   ・神殿に関する情報     ・イニシャトリーの儀式やエンダウメント、結婚、その他の結び固めの      儀式に関して、印刷物や音声、動画、そのほかの媒体で膨大な資料が      存在する。     ・『聖句ガイド』の神殿に関する項を読む      『油注ぎ』『聖約(契約)』『犠牲』『神殿;主の宮』など。     ・旧約聖書、モーセ書、アブラハム書は神殿活動が昔に行われていたこと、      その儀式が永続するものであることを強調している。      出エジプト記第26章から第29章とレビ記第8章     ・temples.ChurchofJesusChrist.orgにある優れた資料に親しむ。      日本語版は https://www.churchofjesuschrist.org/temples?lang=jpn
【感想】 ・混迷する時代、社会が混乱し、社会の情報を鵜呑みにできなくなる。  アメリカ大統領ですら、根拠のない情報を流す時代。  各国のトップも正しい判断ができなくなってくるだろう。  その中で正しい判断をするには、個々が啓示を受ける必要がある。 ・新しい日曜学校の教科書でも、聖霊の導きを受けることが強調されている。 ・ミニスタリングも御霊の導きを受けて行うことが強調されている。 ・これらの教会の新しいプログラムは、全ての教会員が、  直接、神様から啓示を受けられるように訓練するようになっている。 ・以前の日曜学校の教科書は薄い本だったが、厚い本になった。  勉強のし甲斐があるし、楽しみに毎朝、新約聖書を読んでいる。  考えさせる。聖霊を通して学ぶ。生活を改善するという内容になっている。 ・新約聖書でイエス・キリストについて身近に感じることができる。  救い主の方法で行うことの参考になる。  ネルソン大管長のイエス・キリストのお名前を尊重する勧告に従うのに役立つ。  イエス・キリストのお名前には悪霊の影響を退ける力がある。 ・教会は「魚を与える」のではなく「魚の釣り方を教える」ところとなる。 ・今まで、疑問に思っていたことが分かるようになった。  参考書にも書かれていないことでも、個人の啓示を受けて解決した。   ・なぜ、ユダはキリストを裏切ったのか。   ・なぜ、ユダはキリストが処刑されることを知って自殺したのか。   ・なぜ、キリストは将来裏切るであろうユダを使徒に加えたのか。   ・悪霊に憑かれた人を癒したときは、人に話すように言ったが、    ヤイロの娘を蘇らせたときは、人に話さないように言った。    この違いは何なのか。   ・悪霊が人から追い出されるとき、豚に入ることを願ったのに、    自ら湖に豚を溺れさせて豚を殺したのはなぜか。   ・なぜ、キリストの弟子たちは、復活されたキリストを見ても、    すぐに気付かなかったのか。 ・塩の味を知らない人に、塩の味を言葉で完全に理解させることはできない。  塩を実際に味わうことによってのみ、理解することができる。   → 「使徒のパッカー長老の体験談」 ・例えば次の知識は本や他人から聞いただけでは理解できない。   ・神様が私たちを愛されていること   ・罪が許されること   ・火と聖霊によるバプテスマ   ・聖霊を伴侶とすること ・ジョセフ・スミスやニーファイのように、直接、神様や天使から知識を  得られるのは、まれである。たいていは、心に生じる思いである。 ・自分の思いついたことが、神様からのものか、単なる自分の思いなのか  判断するのは、私にとっては難しい。  出かけるときに、あるものを持っていくよう促しを受けたと思い、  それを持って出かけても役に立たなかったことはよくある。  ある教会員がSNSに書いていたこと内容では、はさみを持って出かける  よう促しを受けたので、持って出かけたら、怪我している人がいて、  包帯をするのに、はさみが役に立った。 ・私の場合、ぎっくり腰になったときに、神様から啓示を受けられるよう  試みたがうまくいかなかった。徐々にてきるようになるだろう。   → 「腰痛になって学んだこと」
【補足情報】 ・ネルソン大管長のインタビューでの発言(2018-10-30)   地上に福音を回復することにおいて、さらに来るべきことがあります。   来年まで、それからその翌年まで待ってください。   ビタミン剤を摂り、少し休憩をしてください。   楽しみなことになりますよ。 ・今まで起こったこと   ・教会員全員が啓示を受け、神権者全員が祝福を施すことができるように   ・神権定員会が再編成される。   ・ミニスタリングがホームティーチングと家庭訪問に代わる。   ・教会を正式名称で呼ぶことが強調される。     ・「モルモンタバナクル合唱団」が「テンプルスクウェア・タバナクル合唱団」に      名称を変更する。     ・教会のWebサイトのURLが変更になる。   ・家庭を中心にして教会がサポートする福音学習が始まり、日曜日の集会も2時間に変更になる。   ・子供と青少年のための新しい個人の成長プログラムの作成が進む。   ・青少年のビショップとの面接に関して新しい指針が定められる。   ・初等協会および青少年の進級、若い男性の神権聖任、    青少年の神殿推薦状の時期が誕生日を迎えてからではなく1月になる。   ・セミナリーを『わたしに従ってきなさい』に合わせる   ・アメリカ合衆国およびカナダで伝道の召しがインターネット上に掲示される。   ・姉妹宣教師はフォーマルなスタイルのズボンの着用ができるようになる。   ・新しい伝道部が創設されて管轄区域が変更になり、    宣教師訓練センターが2か所閉鎖になる。   ・宣教師が手紙以外のでも毎週家族と連絡を取れる(電話、オンラインチャットなどで)   ・奉仕宣教師   ・27の新しい神殿が発表される。   ・神殿の業にかかわる細かい部分に調整が加えられる。   ・ローマ神殿の奉献式に大管長会と十二使徒定員会の全員が参加する。    ローマ法王へ表敬訪問をする。   ・市民結婚した夫婦もすぐ神殿結構することが可能に   ・新し教会歴史書(聖徒たち)   ・新版の賛美歌と『子供の歌集』の準備が進む。   ・教会のページェント(野外劇)が、三大ページェントを除いて廃止になる。   ・LGBTの親がいる子供が、子供の祝福とバプテスマを受けられるようになり、    同性婚に関する方針が明確化される。   ・クウェートが正式に教会を認可する ・自宅で集会を開く必要   中国の末日聖徒にも向けたものだと感じた。   中国では、隠れクリスチャンが約6000万人いる。   隠れ末日聖徒も何万人もいるかもしれません。   東京に儀式を受けに来る中国人がいる。   そのような人たちは自宅で信仰しているはず。   リアホナ2018年2月号の記事で、ガーナで、教会の悪い噂で、   政府から教会の集会が禁止され、しばらく、   家庭で聖餐と福音学習をしていた話が、載っていた。   政治状況の悪い国では、教会で集会ができない場合が起こるかもしれない、   そのため、家庭がその代わりをしなければなりません。 ・ミニスタリングの基本、家庭中心で教会がサポートにも通じる。   ・方針     ・御霊に導かれて行う     ・柔軟性がある     ・一人一人の会員の必要に合わせる   ・救い主の方法によって行う     ・愛     ・啓示     ・改心 ・ポジティブな感情は神様からもたらされ、   ネガティブな感情はサタンからもたらされる。   自分に生じた思いが、神様からのものなのか、   サタンからのものなのかを判断するときに、   それに伴う感情で判断できる。   神様からのもの  サタンからのもの     愛情       怒り、憎しみ     喜び       悲しみ     平安(安心)   不安(心配)     希望       絶望(諦め、空虚)     満足       欲望、不満     冷静       興奮(スリル)、混乱、焦り     勇気       恐怖     信頼       不信(疑い)     感謝       怨み   ネガティブな感情は、必ずしも悪いものではない。   我々が身を守るために、必要なものもある。   「恐怖」という感情で危険を回避したり、   「怒り」は外敵をやっつけるための原動力になる。   しかし、サタンは必要以上に、これら感情を駆り立てて、   人に混乱と苦しみを与えようとするので、見極めが必要である。 ・聖句ガイド   油注ぎ     昔、主の預言者は、アロンや祭司、イスラエルを治める王など、     特別な務めを果たす人々に油を注いだ。     今日の教会では、特別な祝福の一部として、頭に聖別された油を1、2滴注ぐ。     これは、メルキゼデク神権の権能と権威によってのみ行われる。     油が注がれた後、一人のメルキゼデク神権者がその油注ぎを結び固め、     油注ぎを受けた人に対して特別な祝福を授けることができる。   聖約(契約)     神と人との間で交わされる合意。     ただし、この合意は対等の関係によるものではない。     神は聖約に関して条件を定め、人は神から求められることを行なうという同意をする。     そして神は、人が従順であることに対して定められた祝福を与えると約束される。     原則や儀式は聖約によって与えられる。     このような聖約を交わす教会員は、それを尊ぶことを約束する。     例えば、教会員はバプテスマのときに主と聖約を交わし、     聖餐を受けることによってその聖約を更新する。     教会員はまた神殿でもさらに聖約を交わす。     主の民は聖約の民であり、主との聖約を守るときに、豊かに祝福される。   犠牲     古代において、犠牲は何かの物あるいは人を聖なるものとする手段であった。     今は、主と主の王国のために、この世的なものを捨てたり、     甘んじてそれらを失うままにしたりすることをいうようになった。     主の教会の会員は、主のためにすべてのものを進んで犠牲にしなければならない。     ジョセフ・スミスは次のように教えている。     「すべてのものを犠牲にすることを求めない宗教は、      命と救いに至るに必要な信仰を生み出すほどの、      十分な力を決して持つことはない。」     永遠という観点に立てば、犠牲によって得られる祝福は、     そのためにささげたどのようなものよりも偉大である。     アダムとエバがエデンの園を追われた後、主は二人に犠牲の律法を授けられた。     この律法には、群れの初子をささげることが含まれていた。     この犠牲は神の独り子によってささげられる犠牲を象徴していた。     この犠牲はイエス・キリストが亡くなるまで続き、     その死によって福音の儀式として動物を犠牲にすることは終わりを告げた。     今日の教会では、教会員は、イエス・キリストの犠牲を記念してパンと水の聖餐を受ける。     また今日のキリストの教会の会員は、打ち砕かれた心と悔いる霊をささげるように求められている。     つまり、へりくだって、悔い改め、進んで神の戒めに従うように求められているのである。   神殿;主の宮     神殿は文字どおり主の宮である。     主はいつも御自分の民に、神殿を建てることを命じてこられた。     神殿は聖なる建物であり、ふさわしい聖徒たちがその中で、     自分自身と死者のために神聖な福音の儀式を執行する。     主は神殿を訪れられる。     したがって神殿は、礼拝する場所としては最も神聖な所である。     モーセとイスラエルの子らが建てた幕屋は可動式の神殿であった。     イスラエル人はエジプトから出て旅をしている間、幕屋を使っていた。     『聖書』の中で最もよく知られている神殿は、ソロモンがエルサレムに建てたものである。     この神殿は紀元前600年にバビロニア人によって破壊され、     およそ100年後にゼルバベルによって再建された。     この神殿は紀元前37年に一部が焼失したが、後にヘロデ大王によって再建された。     しかし、紀元70年にローマ人によって破壊された。     『モルモン書』でも、神に従う義にかなった人々は導きを受けて神殿を建て、     そこで神を礼拝した。     神殿を建設し正しく使用することは、現在の回復された教会も含めて、     どの神権時代においても、まことの教会のしるしとなっている。     この神権時代に建設されて主に奉献された最初の神殿は、カートランド神殿である。     それ以来、全世界の多くの国々で神殿が奉献されている。

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