モルモン書とイザヤ書

イザヤはユダヤ人、すなわちイスラエルの家の回復について語り、また、彼ら
が回復されてからはもう乱されることもなければ、再び散らされることもない、
と語っている。(1ニーファイ15:20)

ところで、イザヤの述べた言葉は次のとおりである。『主なる神はこう言われ
る。「見よ、わたしは異邦人に向かって手を挙げ、もろもろの民に向かってわ
たしの旗を掲げよう。すると彼らはあなたの息子たちを腕に抱き、あなたの娘
たちを肩に乗せて来る。王たちはあなたの養父となり、王妃たちはあなたの養
母となる。彼らは顔を地に向けてあなたに身をかがめ、あなたの足のちりをな
める。こうしてあなたは、わたしが主であることを知る。わたしを待ち望む者
は恥を受けないからである。」(2ニーファイ6:6−7)

ユダヤ人は英国や米国の助けを得て、パレスチナの地にイスラエル共和国を建
てた。

1946年  英国はパレスチナの委任統治権を国連に渡した。
1947年11月  国連は聖地をアラブとユダヤの両国に分割することを可決。
1948年5月15日  イスラエル共和国建国

死海写本

1947年春、死海北西岸のクムラン丘陵地帯の洞窟で、羊飼いの少年たちが
土器の壷に入った羊皮紙の巻物を発見した。それは紀元前200年頃のイザヤ
書の写本であった。それまでの最古の写本は、紀元930年のアレッポ写本で
あったので、世界最古の写本ということになる。秋になって、ヘブライ大学が
これを手に入れた。その日は偶然にも、ユダヤ国家再建の決議が国際連合総会
でなされた日であった。イスラエルの家の回復について語ったイザヤ書の最古
の写本が、ユダヤ国家再建が決まった日にユダヤ人の手に入ったのである。

モルモン書勉強ノート

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